冬が深まる1月~2月は、雪や氷が織りなすきらめきも最高潮!今回は、一度は見に行きたい、冬だけの感動絶景をご紹介いたします。一見、見に行くのが大変そうな冬の絶景のなかには実は乗り物から楽しく見られる風景もあるんです。この感動は今だけ、ここだけ!今年こそ、神々しい白の世界へ絶景を見に行きませんか。
記事配信:じゃらんニュース
1.中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ【長野県駒ヶ根市】
雪山登山なしで高所へ!期間限定の美に会いに行く。

見渡せば、富士山や南アルプスも一望!標高3000m級の荘厳な山々の連なりを満喫できる。

今から約2万年前、氷河に浸食されてできたカール。ここから見上げる宝剣岳は一段と鋭い!

シュカブラ(風雪紋)、踏むたびに高音を発するクリッキングサウンド(鳴き雪)はぜひ体験したい。
中央アルプスの宝剣岳直下、通称・千畳敷カールまでの全長2333.5mを約7分30秒で行く空の旅へ。950mと日本一の高低差を誇る山岳ロープウェイの終点は、なんと標高2612m!ガラス細工のように繊細な樹氷をまとったホワイトツリー、朝日にきらめくダイヤモンドダスト、風が描く絵画のようなシュカブラと、厳冬期の高山でしか見ることのできない圧巻の自然美に出合える。さまざまな厳寒アートのなかでも、氷河期に形成された雄大な千畳敷カールは、中央アルプスが誇る名勝地。標高2931mまでそびえる尖った宝剣岳と、岩山ごと包み込む白銀の雪が、見る人を圧倒する光景を描き出す。
●旅支度のコツ!
山頂駅付近は、平均で-15℃、時には-20℃を下回ることも。携帯用使い捨てカイロは暖かな場所で袋から出し、スマホやデジカメは寒気にさらさないようにして持ち歩こう。
●乗車の前後は…
山麓のしらび平駅に通じる県道75号沿いは、日帰り温泉や食事処、地元産品の直売所などがある。思いきってロープウェイ山頂駅併設のホテル千畳敷に宿泊するのもおすすめ。
TEL/0265-83-3107
住所/長野県駒ヶ根市赤穂759-489
営業時間/12月~4月上旬9時5分~16時5分 ※季節により変動あり
定休日/なし(積雪や強風による運休がある場合も。4月2~7日はメンテナンスのため運休)
料金/運賃往復中学生以上2260円
アクセス/中央道駒ヶ根ICより3分
駐車場/350台
「中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ」の詳細はこちら
2.蔵王ロープウェイ【山形県山形市】
昼と夜、2つの顔を持つアイスモンスターの世界。

世界でもあまり類を見ないほどのボリュームある樹氷。ゆったりと座って大きな窓から見下ろそう。




昼とはまったく異なる趣の樹氷ライトアップ。思わず吸い込まれそうな神秘的な光景が繰り広げられる。
蔵王連峰の植生と気象条件がつくる「蔵王の樹氷」は、世界に誇る氷と雪の芸術品。針葉樹のアオモリトドマツが、12月頃から風に運ばれた氷と雪に覆われ始め、吹雪の日が多い1月に樹氷が急成長。2月には迫力満点の巨大なアイスモンスターとなって、真っ白な雪原を埋め尽くす。ロープウェイの車窓から開けるのは、モコモコの樹氷群に囲まれた360度の雪原!地蔵山頂駅を降りれば、すぐ目前で迫力のスケールの樹氷が迎えてくれる。昼から夕暮れの光に満たされた日中のほか、静まり返った漆黒の闇の中に浮かび上がる夜の樹氷も必見。カラフルな照明のなかで、光と影のコントラストを描く広大な樹氷原は、幻想の世界そのもの。
●旅支度のコツ!
1月~2月の平均気温は-10℃~15℃になるため、防寒対策を!スキー場に行くつもりで準備し、暑かったら脱ぐなどで体温調節しよう。寒さが苦手なら、レストラン山頂の窓から樹氷観賞をしてもいい。
●乗車の前後は…
山麓に広がる蔵王温泉で、情緒ある温泉街をぶらぶら歩いたり、共同浴場や足湯で癒やされたり…。当日は宿泊して翌日に温泉街を楽しむのが◎。蔵王山麓駅近くはリゾートホテルが充実。
TEL/023-694-9518
住所/山形県山形市蔵王温泉229-3
営業時間/山麓線8時30分~17時、山頂線8時45分~16時45分 ※~3月4日の夜間運行(日にち限定)は17時~21時
定休日/なし(強風による運休あり)
料金/樹氷高原駅運賃往復中学生以上1500円、地蔵山頂駅往復2600円
アクセス/山形道山形蔵王ICより40分
駐車場/200台
「蔵王ロープウェイ」の詳細はこちら
じゃらん編集部
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