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2018.01.25

神々しい白の世界!冬だけの感動絶景18選【東日本】迫力満点のアイスモンスターも

3.猊鼻渓舟下り【岩手県一関市】

一本棹で漕ぐこたつ舟。船頭の唄が旅情を誘う。

猊鼻渓舟下り
水墨画の風景の真っ只中、雪に染まる深山幽谷へ。屋形の窓越しに眺める風景はまた違った趣。定期便は予約なしで乗船できる

渓流の両岸が白く染まり、雪と断崖と川が織りなす荘厳な冬景色が現れる。12月~2月は、屋形のこたつ舟を運航。

猊鼻渓舟下り
一本棹で漕ぐこたつ舟で渓流へ!こたつ舟では、名物の木流し鍋がセットでも楽しめる(乗船料込み3300円~)。鶏肉や大根、人参、ごぼうを刻み、味噌で煮た鍋で、温まろう

猊鼻渓舟下り

約2kmにわたり、高さ100mを超える断崖絶壁が川岸にそびえる猊鼻渓。石灰岩を浸食する砂鉄川がつくり上げた渓谷を、船頭が棹一本で巧みに操る舟に乗って観賞できる。往復約1時間30分もの間、水面から広がるのは、しんしんと雪が舞い散る幽玄の世界。灰色の川に吸い込まれていく雪片、冬空に高くそびえる岩肌、小枝の先まで雪をのせた樹木…。目に映る風景が、水墨画の世界を漂っているかのような気分に浸らせてくれる。舟下りのクライマックスで、船頭が「げいび追分」を披露。しんと静まり返った川面に船頭の唄が響き渡り、日常を離れた旅情にさらに引き込まれる。

●旅支度のコツ!
こたつ舟とはいっても外気は寒いので、厚手の服装がおすすめ。あらかじめ鍋料理を予約(鍋料理予約センター0191-47-2341)して、郷土料理で温まりながらの舟下りもいい。

●乗車の前後は…
神秘的な紺碧色の地底湖が見られる幽玄洞、奇岩や怪岩が続くダイナミックな厳美渓など、周辺には変化に富んだ自然美のスポットが点在。道の駅や日帰り温泉に立ち寄りつつ、巡りたい。

猊鼻渓(げいびけい)舟下り
TEL/0191-47-2341(げいび観光センター)
住所/岩手県一関市東山町長坂字町467
営業時間/11月21日~3月20日9時30分~15時 ※季節により変更あり、こたつ舟運航期間は12月~2月末
定休日/なし ※荒天時は欠航
料金/舟下り料金中学生以上1600円
アクセス/東北道一関ICより25分
駐車場/200台
「猊鼻渓舟下り」の詳細はこちら

4.最上川芭蕉ライン舟下り【山形県戸沢村】

日本三大急流に数えられる最上川をゆったりと下る。

最上川芭蕉ライン舟下り
青い冬空に染まる川面が墨絵のような水辺を映す。かつて最上川舟運の要所として栄えた戸沢村を出発。船頭の舟唄とガイドとともに川下り

松尾芭蕉がその句に読んだ絶景は、天然杉と自然の滝、清く流れる川が調和。こたつ舟の実施は12月1日~3月31日。

最上川芭蕉ライン舟下り
舟で味わえる最上川おしん弁当1600円や最上川弁当2400円は、地元産のグルメが満載!別途450円で芋煮汁も。乗車の3日前までに要予約

最上川の流れに身をまかせ、雄大な自然を楽しみながら、雪見舟で川下りを。川沿いには、日本でも希少な天然杉が群生し、雪の白と天然杉の黒が息づく墨絵のような風景が繰り広げられている。およそ12kmを約1時間かけて下る航路では、山形名物の芋煮や地元食材満載の舟中弁当も味わえる。舟は暖房付きで、1月~2月もぽかぽかと温かく、軽装OKなのも嬉しい。雪景色は例年3月中旬までが見頃。

●旅支度のコツ!
道路は除雪されているので、安心してドライブできるものの時間に余裕をもって行くのが◎。庄内空港から船番所までは格安の相乗りタクシーもある。

●乗車の前後は…
最上川舟下りと合わせて、羽黒山の国宝五重塔や三神合祭殿を参拝するのが、王道プラン。米沢牛やそばなど王道グルメも堪能しよう。

最上川芭蕉(もがみがわばしょう)ライン舟下り
TEL/0233-72-2001
住所/山形県最上郡戸沢村大字古口86-1
営業時間/出航時間~3月31日は10時50分~14時50分、4月1日~11月30日は9時20分~15時30分
定休日/なし
料金/芭蕉ライン乗船料金(古口港→草薙港)中学生以上2200円
アクセス/東北中央道東根ICより1時間10分
駐車場/120台
※下船後、草薙港から古口港までは路線バスを利用
「最上川芭蕉ライン舟下り」の詳細はこちら

5.秋田内陸縦貫鉄道 ごっつお玉手箱列車【秋田県】

農家のお母さんたちの“ごっつお”で賑やかに!

秋田内陸縦貫鉄道 ごっつお玉手箱列車
どこか懐かしい山間と田園の風景。素朴ながら贅沢な時間が流れる。角館駅からマタギの里を通って阿仁合駅へ

山の中の秘境風情と田園風景が楽しめる路線。渓谷美に浸れる萱草駅~笑内駅間の大又川橋梁は絶景!

秋田内陸縦貫鉄道 ごっつお玉手箱列車
橋梁からの眺めと、雪の反射が眩しいトンネル明けの風景がおすすめ
秋田内陸縦貫鉄道 ごっつお玉手箱列車
料理してくれた農家のお母さんたちも乗り込み、秋田弁で会話してくれる

沿線に広がる田園風景や山間の渓谷美がきれいなローカル線。内陸線全域でなんと322もの橋梁と20のトンネルがあり、橋梁を渡るたびに見られる森や渓谷の冬らしさは、思わず息を呑むほど!ごっつお玉手箱列車は、一番人気の貸切車両「お座敷車両」で実施。沿線農家のお母さんたちが旬の料理を持ち込み、当日お楽しみの玉手箱でもてなしてくれる。秋田弁で話してくれる沿線や料理のこぼれ話も面白い。

●旅支度のコツ!
土日中心の運行日と申込み期限を公式HPで告知中。定員になり次第受付終了のため、早めに申込みを。掘りごたつ式の列車は、寛いだ格好でOK。

●乗車の前後は…
乗車時に内陸線全線フリーきっぷ(当日有効)が渡されるので、続けて他の列車に乗車できる。沿線の日帰り温泉に立ち寄ってもいい。

秋田内陸縦貫(じゅうかん)鉄道 ごっつお玉手箱列車
運転区間/秋田内陸縦貫鉄道角館駅~阿仁合駅
運転日・本数/不定期1日1本 ※定員36名(最少催行25名)
所要時間/1時間24分
料金/旅行代金中学生以上6900円
購入方法/TEL0186-82-3231(秋田内陸縦貫鉄道)またはFAX0186-82-3793で予約可能
「秋田内陸縦貫鉄道 ごっつお玉手箱列車」の詳細はこちら

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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