長い歴史を持つスポットが数多く残る関西エリアでおすすめのパワースポットを紹介します。京都の古社をはじめ、各府県で縁結びや金運UPなどのご利益があるといわれる神社を厳選しました。お守りやおみくじの情報も取り上げているので、ぜひ気になるスポットにお出かけしてくださいね。
【大阪府】姫嶋神社
新しいスタートを切りたい人にぴったりの“やりなおし神社”

「姫嶋神社」のご祭神は、傲慢な夫と別れて海を渡り、新たな地で再出発した「阿迦留姫命(あかるひめのみこと)」。また、大阪大空襲によって多くの被害があった中、戦後の復興を目指す人たちの信仰を集め、何もない状態から再起したというエピソードもあることから、“やりなおし神社”と呼ばれています。

ご神木は、空襲による被害で焼け焦げた跡が残る樹齢900年の楠。再生の象徴とされる蛇の信仰と合わさって「再出発の木」と呼ばれ、何か新しいことをはじめたいと願う人のパワースポットとして親しまれています。

運気向上のためにお祈りする「献風台」も見どころです。阿迦留姫命が海を渡った際、舟の帆が良い風を受けたことで問題なく航海できたという逸話から、「姫嶋神社」にとって風は大切な存在。献風台に運気を上げたいものを置き、二礼二拍手一礼の後、扇子で風車をあおいで動かすことで、良い風の恵みがあるかもしれません。
大阪府大阪市西淀川区姫島4-14-2
参拝自由(授与所10時~12時、13時~16時)
参拝無料
なし
姫島駅より徒歩6分/阪神高速道路姫島ICより約2分
あり(無料)
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(画像提供:姫嶋神社)
【大阪府】住吉大社
お祓いや無病息災を祈願するスポットが点在

日本全国に約2300はあるという住吉神社の総本社「住吉大社」。4つの本殿は、それぞれに「第一本宮-底筒男命(そこつつのおのみこと)」「第二本宮-中筒男命(なかつつのおのみこと)」「第三本宮-表筒男命(うわつつのおのみこと)」「第四本宮-息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)」のご祭神が祀られています。そのうち三神は「伊弉諾命(いざなぎのみこと)」が海に入って身を清めた際に生まれた神で、お祓いや航海安全のご利益があるのだそう。

境内に入ってすぐの「反橋(そりはし)」は、水面に映る姿から“太鼓橋”とも呼ばれています。ここを渡るだけでお祓いができると信じられているのだとか。

「住吉大社」の境内には兎をあしらったものが数多くあります。中でも第四本宮前の「撫で兎」は、撫でることで無病息災が叶うといわれています。
大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
【4月~9月】6時~17時【10月~3月】6時30分~17時(授与所9時~17時)
参拝無料
なし
住吉大社駅より徒歩3分/阪神高速道路玉出ICより約5分
あり(有料)
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(画像提供:住吉大社)
【兵庫県】生田神社
縁結びの女神様が恋の味方に。ハート形の可愛い絵馬もチェック!

朱塗りの鳥居や社殿が鮮やかな「生田神社」のご祭神「稚日女尊(わかひるめのみこと)」は、神の衣服を織る神様。糸と糸を紡ぎ合わせるように人と人との良い縁を結ぶご利益があるといわれています。

そんな女神様のパワーを感じさせるお札やお守りもたくさん。特に大きく“愛”の一文字が配されたピンクのハート形絵馬は、恋の願いを叶えてくれそう。ご祭神の象徴である糸に、良縁が永遠に続くことを祈念したブレスレットや、神戸三宮で創業した子ども服メーカー「ファミリア」とコラボした愛らしいお守りも評判です。
兵庫県神戸市中央区下山手通1-2-1
7時~17時(授与所9時~17時)
参拝無料
なし
三宮駅より徒歩10分/阪神高速道路生田川ICより約5分
あり(有料)
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(画像提供:生田神社)
【京都府】京都 御金神社
至るところに“金”が見られる金運のパワースポット

金属類を護る神「金山毘古命(かなやまひこのみこと)」を祀る「京都 御金神社」。黄金に輝く鳥居が参拝者を出迎え、ご神木は金に色づく樹齢200年の銀杏と、“金”に深い関わりを持つこの神社には、全国各地から金運や招福のご利益を求め、多くの参拝者が訪れています。

お守りなどの授与品にも、金運にまつわるものが多く見られます。願い事がある人は、ご神木の銀杏の葉の形をした「いちょう絵馬」がおすすめです。

「福包み守り」は、宝くじや新札、通帳など大切なものを入れることで金運が得られるお守りなのだそう。職人の手作業で金の箔押しがほどこされているので、数に限りがあります。
京都府京都市中京区西洞院通御池上ル 押西洞院町614
参拝自由(社務所10時~16時)
参拝無料
なし
烏丸御池駅より徒歩約5分/名神高速道路京都南ICより約25分
なし
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(画像提供:京都 御金神社)
【京都府】伏見稲荷大社
“お稲荷さん”として親しまれる、商売繁昌の神様を祀る神社

全国に約3万社もあるといわれる稲荷神社の総本宮「伏見稲荷大社」。ご祭神は、稲をはじめとした穀物の女神「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」で、いわゆる“お稲荷さん”として信仰されています。参拝すると商売繁昌をはじめ、家内安全や安産などのご利益が得られるのだとか。

多くの参拝者が写真を撮り、SNSにも多数投稿される「千本鳥居」は、一度は訪れてほしい名所。鳥居の合間から柔らかい光が差し込む光景が幻想的です。

叶えたい願い事がある人は、千本鳥居を抜けた先の「おもかる石」と呼ばれる丸い石を探してみてください。この石がどれくらいの重さなのかを予想し、願い事をして持ち上げ、予想よりも軽いと感じれば願い事が叶うといわれています。
京都府京都市伏見区深草薮之内町68
参拝自由(授与所8時~18時)
参拝無料
なし
稲荷駅より徒歩すぐ/名神高速道路京都南ICより約20分
あり(無料)
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(画像提供:伏見稲荷大社)
【京都府】貴船神社
美しい自然に囲まれた縁結びのパワースポット

“京の奥座敷”と呼ばれ、山々が連なり清流が流れる、京都の中でも自然豊かなエリアに位置する「貴船神社」。灯籠が並ぶ表参道の石段は、夏には深い緑が生い茂り、冬には雪景色が広がるなど、四季折々の美しい景観を楽しめる名所です。
水の神「たかおかみのかみ」を祀っており、古くより雨ごいを祈願する神社でした。また、平安時代の歌人・和泉式部が夫との復縁を願って参拝したことから、今では縁結びのパワースポットとして多くの人が訪れています。

貴船神社にお参りしたらぜひ試してほしいのが「水占(みずうら)みくじ」。一見白紙に見えるおみくじですが、本殿向かいの石垣から流れるご神水に浮かべると、占いの結果が浮かび上がります。
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
【12月~4月】6時~18時【5月~11月】6時~20時(授与所9時~17時)
参拝無料
なし
貴船口駅よりバスで約4分/名神高速道路京都東ICより約50分
あり(有料)
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(画像提供:貴船神社)
【京都府】晴明神社
陰陽師・安倍晴明を祀る魔除けと厄除けの神社

平安時代の中期、天文学者・陰陽師として人々の悩みや苦しみを取り払ってきた安倍晴明をご祭神とする「晴明神社」。占いやまじない、お祓いをおこなう役職だった陰陽師が祀られているため、魔除けと厄除けの神社とされています。

本殿の前には、衣の下で印を結び天体を観測する安倍晴明公像があります。この像の前でそっと手を合わせて、日々の生活での困りごとを伝えてみてください。

晴明神社のお守りやお札の多くには、魔除けのお札に使われてきた「五芒星」が描かれています。「魔除ステッカー守・大」は、安全祈願のお守りとして家の玄関や車などに貼るのがおすすめです。
京都府京都市上京区晴明町806
9時~17時(授与所9時~16時30分)
参拝無料
なし
今出川駅より徒歩12分/京都駅より市バスで約20分/名神高速道路京都東ICより約35分
なし
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(画像提供:晴明神社)
【滋賀県】白鬚神社
長寿の神を祀る古社。琵琶湖に浮かぶ大鳥居にも注目

約2000年前に創建、日本遺産にも認定された滋賀県の「白鬚神社(しらひげじんじゃ)」。白い鬚をたくわえる老人の姿をした長寿の神「猿田彦命(さるたひこのみこと)」が祀られていることから、古くより延命長寿のご利益があるといわれる神社です。

お守りは健康・長寿を祈願する「袋入守」をはじめ、縁結びや安産、交通安全といった幅広い種類が揃っています。これは、ご祭神の猿田彦命が人の営みごとの道開きの神様としても信仰されているからなのだそう。

また、神社から国道を挟んだ先にある、琵琶湖に浮かんだ湖中大鳥居はフォトスポットとして知られています。どの時間も美しい景観ですが、特に日の出の時間帯は朱塗りの鳥居と朝日が調和した絶景を望めますよ。
※湖中大鳥居の撮影で国道を横断するのは大変危険なので控えてください。社務所前の展望台「藍湖白鬚台(おうみしらひげだい)」からの撮影を推奨します。
滋賀県高島市鵜川215
参拝自由(社務所9時~17時)
参拝無料
なし
近江高島駅よりタクシーで約5分/名神高速道路京都東ICより約50分
あり(無料)
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(画像提供:白鬚神社)
【奈良県】大神神社
生活全般を守ってくれる神様の魂が眠る三輪山を参拝

「大神神社(おおみわじんじゃ)」は、ご祭神「大物主大神(おおものぬしのおおかみ)」の魂が眠るとされる“神の山”三輪山を信仰の対象とする神社です。そのため、ご祭神を安置する本殿は設けず、三輪山を拝んでお参りするスポットが設けられています。
「大物主大神」は日本の国土をつくった神で、人間生活の守護神なので、縁結び、建築安全、商売繁盛など生活全般にご利益があるそうです。古くは『古事記』にその由緒が記してあるのだとか。

また、境内にある青銅製の「なでうさぎ」を撫でることで、願いがかなったり、体の痛みが和らいだりするなどといわれ、自然と参拝する人々からなでられるようになっていったそうです。
奈良県桜井市三輪1422
参拝自由(授与所は【3月~11月】9時~17時【12月~2月】9時~16時30分)
参拝無料
なし
三輪駅より徒歩5分/西名阪自動車道天理ICより約30分
あり(無料)
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(画像提供:大神神社)
【和歌山県】多賀神社
安産や長寿、縁結び祈願の神社。素敵なデザインのお守りにも注目

「多賀神社」は、拝殿や手水舎が風車で飾り付けられており、写真映えすると話題の神社です。
ご祭神「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」「伊邪那美命(いざなみのみこと)」は、古代神話で初めて夫婦となり、日本の国土や八百万(やおよろず)の神々を生んだといわれています。このことから生命(いのち)の神様であり、古くから延命長寿・縁結び・厄除けのご利益があるとして信仰されているのだとか。
“いのち神”や“お多賀さん”の愛称で親しまれており、赤ちゃん命名、安産祈願、長寿、縁結びなどを祈願する参拝者が訪れています。

また、アーティスティックなデザインのお守りや御朱印も多賀神社の名物。透明な「風車御守」は、透けたデザインに「見通しがよくなるように」との願いが込められているそう。

2025年の干支であるへびをモチーフにした巳年限定の「御朱印」は、「良い風を起こして物事やお金がうまくまわるように」と想いが込められた風車の柄が印象的です。
(画像提供:多賀神社)
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※この記事は2025年2月17日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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トリクルマガジン編集部
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