長崎県に旅行に行くなら知っておきたいことを紹介します。有名な観光スポットはもちろん、季節別の見どころやおすすめの遊び・体験スポット、グルメにお土産情報も。異国情緒ある街並みや、世界遺産もある長崎の魅力が満載!宿泊情報や主要都市からのアクセス情報もまとめています。
この記事は2020年8月31日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
長崎県のエリアと観光スポット紹介
海外への港が開かれていた歴史の中で、中国や西洋の文化が交わり、エキゾチックな街並みをつくってきた長崎県。
多くのエリアで、そんな異国ムードを感じられる風景を楽しむことができます。
一方、海に囲まれたロケーション、雲仙岳に代表される山並みと、自然あふれる景観も魅力。まずは長崎県をエリアに分けて、それぞれの観光スポットを紹介します。
長崎エリア
その昔、貿易港として栄えた様子を復元した定番観光スポット出島では、まるでタイムスリップしたかのような気分を体験できます。
園内のいたるところに花々が咲き、長崎港と稲佐山を望む景観も魅力のグラバー園は、恋のパワースポットとしても有名です。
景観スポットでは稲佐山も有名。長崎の中でも特におすすめの夜景が見られる場所です。
原爆が投下された長崎の人たちにより平和への願いを込めてつくられた平和公園では、平和祈念像・平和の泉を見ておきましょう。
長崎に2つある世界遺産も必見。
炭坑の島として、多くの人が暮らした当時の面影を感じられる軍艦島は「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」の資産です。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する資産のひとつ、大浦天主堂も一度は見ておきたい名所です。
また、このエリアでグルメを楽しむなら長崎新地中華街!美味しい中華のお店がたくさんあります。
佐世保・ハウステンボスエリア
九州屈指のテーマパーク・ハウステンボスがあるエリア。ハウステンボスは、アトラクションやイベントだけではなく、一年中季節の花々と出会えるのも魅力です。一日かけても遊びつくせないほど広大な敷地と多彩なアトラクションがあるので、旅行の予定を立てるときは丸一日押さえておいた方がいいでしょう。
九十九島パールシーリゾートは、遊覧船クルーズやシーカヤック、ショッピングなどを楽しめるスポット。リゾート内には水族館もあります。
また、佐世保には米軍基地があることから、街中では佐世保バーガーに代表されるアメリカ文化を感じることができます。
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平戸・松浦エリア
平戸も、江戸時代に貿易拠点として栄えた城下町があり、異国情緒が豊かなエリア。シンボル・平戸城(2021年3月末まで休館の予定。二の丸の亀岡公園は自由に散策できます)や、夜のイルミネーションが美しい平戸大橋などが代表的なスポットです。
世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)は、美しい棚田が広がるのどかな風景が魅力。
また、このエリアは、九州各所から釣りに訪れる人も多いほど海の幸の宝庫!特に松浦は、高級魚がたくさん獲れることでも有名です。
諫早・大村エリア
長崎の空の玄関口・長崎空港があるエリア。
諫早には多くの神社仏閣が集まり、公園一帯に国指定天然記念物の植物が広がる諫早公園など、自然豊かなスポットも多数あります。
大村にも自然を楽しめるスポットが多く、特に琴平スカイパークや大村公園は桜の名所として知られています。
西海エリア
大きなうず潮を見ることができる西海橋をはじめとした絶景スポットから、かわいい動物と触れ合える長崎バイオパーク・オランダの港を再現した長崎オランダ村といった観光スポットまで、幅広いタイプのスポットが揃うエリアです。
島原・雲仙・小浜エリア
ジオパーク(地質学的に貴重な自然遺産)に認定されているだけあって、美しい自然の景観や温泉が観光客を迎えてくれるエリア。
それを象徴する雲仙地獄は、辺りを覆う蒸気や硫黄の香りで大地の息吹を体感できる観光名所です。
教科書に出てくる「島原の乱」の史料展示もあり、歴史を知ることができる定番スポット島原城もおすすめ。
どのエリアも、空路の場合は基本的には長崎空港を経由します。
ただ、平戸・松浦エリアに関しては、福岡空港からの方がアクセスしやすい場合もあるので、行くスポットや旅行のコース次第でどの空港を使うか決めるようにするのがいいでしょう。
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【長崎】ドライブにおすすめのスポット
また、長崎は「島」がたくさんあることでも有名です。
特に、壱岐・対馬・五島列島には独自の文化を感じられる観光スポットがあるので、注目してみてくださいね。
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長崎県の季節別見どころ
自然豊かなスポットがたくさんある長崎には、四季ごとの見どころもたっぷり!
春夏秋冬それぞれの魅力を紹介します。
春の見どころ
多くの花が見ごろを迎えるこの季節。
例えばハウステンボス(佐世保・ハウステンボスエリア)では、一面広がるチューリップやバラを楽しむことができます。グラバー園(長崎エリア)でも、バラをはじめとして多くの花が咲き誇ります。
夏の見どころ
涼感のある滝や海水浴場も多いので、夏の暑さが和らぐ過ごし方ができる長崎。九十九島パールシーリゾート(佐世保・ハウステンボスエリア)でマリンスポーツを体験するのもいいでしょう。
ちょっと離島まで足を延ばして、のんびりと過ごすのも素敵です。
秋の見どころ
自然の中に秋を感じられる、紅葉のきれいなスポットが見どころ。
雲仙ロープウェイ(島原・雲仙・小浜エリア)に乗れば、眼下に広がる紅葉の美しさに感動することでしょう。
栄久山 寿福寺(佐世保・ハウステンボスエリア)は、寺の広間にはめ込んだアクリル板に庭園が映る「逆さ紅葉」が見事。
冬の見どころ
空気が澄んでいるので、夜景が特に美しい時期です。
定番の稲佐山(長崎エリア)からの夜景は「1000万ドルの夜景」と称されるほど。
また、雲仙(島原・雲仙・小浜エリア)では氷の結晶が木々を飾り、幻想的な光景が広がります。自然の神秘を間近に感じられるのもこの時期ならでは。
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長崎で冬におすすめデートスポット
長崎県のおすすめ遊び・体験
海に囲まれた長崎ならではの体験はクルージング。世界遺産をめぐるツアーもあるのでおすすめです。
また、シーカヤックやシュノーケリングなどマリンスポーツを体験できるスポットも多数あります。
釣りや星空ナイトツアーも、長崎の思い出になる遊び・体験です。
陶磁器のまち「波佐見」には、絵付けやろくろを体験できる工房も。陶芸にチャレンジして、旅の思い出となるものづくり体験を。
長崎県のおすすめグルメ
「長崎」ちゃんぽんや「佐世保」バーガーなど、地名がついた定番のご当地グルメはもちろん、豊富な海の幸を活かしたグルメまで紹介します。
長崎定番ご当地グルメ
なんと言っても、豚肉と野菜、魚介がたっぷり入った長崎ちゃんぽんは外せない定番です。長崎新地中華街(長崎エリア)にも名店あり。
実は、雲仙市の小浜ちゃんぽん、平戸市の平戸ちゃんぽんとエリアによって特徴の違うちゃんぽんもあるので、各地で食べ比べしてみても◎。
もうひとつの定番は、佐世保バーガーです。ふかふかのバンズでパテ、肉厚ベーコン、レタスなどをサンドしたバーガーで、どのお店もビッグサイズでインパクト大!ふたりでシェアするくらいでちょうどいいボリュームです。
トンカツ、ピラフ、スパゲティが一緒になったトルコライスも食べてほしいグルメ。卵、砂糖、練乳とかき氷で作られたミルクセーキは、夏にぴったりのフローズンデザートです。
海の幸を活かしたグルメ
特に平戸・松浦エリアに来たら堪能したい海の幸。
松浦のトラフグ、平戸のあらと天然ひらめなどの高級魚をリーズナブルに味わえるのも長崎の魅力です。どれも新鮮なまま刺身でいただく他、あらは鍋、ひらめは炙りとその魚に合った料理も出してくれます。
また、長崎・松浦で漁獲量の多いあじも名物。流れの速い海流で育っているので、脂たっぷりで美味!
その他のおすすめグルメ
島原の手延そうめん、対馬の対州そば、五島列島の五島うどんと、ちゃんぽん以外の麺類もおすすめです。手作りにこだわったコシのある歯ごたえが魅力。
その他、具だくさんの島原具雑煮、歴史上の偉人・東郷平八郎が留学時代の味を伝えたといわれる海軍さんのビーフシチュー、錦糸玉子がたっぷりのった大村寿司もぜひ。
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長崎県のおすすめお土産
長崎のお土産の大定番といえば、福(正しくは示へん)砂屋の「カステラ」です。室町時代にポルトガルから伝わったお菓子に由来があるといわれ、長崎らしいお土産といえます。ふわふわの食感、ちょうどいい甘さで万人受けする味わいも魅力。
岩崎本舗の「長崎角煮まんじゅう」も定番。豚の角煮を柔らかい皮で挟んだ、甘辛いタレが癖になるお土産です。
ピーナッツの香ばしさが魅力、九十九島せんぺい本舗の「九十九島せんぺい」や、らせん状の形が特徴的なお菓子の福建の「よりより」も、昔からある定番お土産。
他にも、ビスケットで羊羹を挟んだぽると総本舗の「ぽると」、あじさいの花びらをかたどったパイ菓子の唐草の「欧風銘菓 おたくさ」など、個包装で大勢に配るのにぴったりのお土産も。
もちろん、長崎ちゃんぽんや五島うどんなど、有名グルメのお土産もおすすめです。
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長崎県のおすすめ温泉(宿)があるエリア
雲仙岳の豊かな自然に魅了される雲仙温泉(島原・雲仙・小浜エリア)は、眺望はもちろん情緒あふれる温泉街が魅力。観光名所の雲仙地獄もぜひ一緒に見て回りましょう。
雲仙温泉からほど近い小浜温泉(島原・雲仙・小浜エリア)は、雲仙の山風景に対して海に面した温泉地です。オーシャンビューの足湯もあるので、旅情たっぷり!
同じく海に面したロケーションが魅力の平戸温泉(平戸・松浦エリア)もおすすめです。「美人の湯」といわれる、ぬるぬるした肌触りの温泉を堪能してください。
長崎県へのアクセス
長崎の主要エリアへのアクセス方法です。
どのエリアへも、東京・大阪からなら飛行機利用で長崎空港を経由して、電車やバスで移動。
羽田空港から長崎空港は約1時間50分、関西国際空港から長崎空港は約1時間15分です。
福岡からなら、博多駅より電車やバスを利用して移動します。
※長崎県観光連盟公式HPアクセス情報より抜粋
長崎エリア(長崎駅)
<東京・大阪から>
長崎空港-長崎駅/バスで約40分
<福岡から>
博多駅-長崎駅/電車で約1時間50分
佐世保・ハウステンボスエリア(佐世保駅)
<東京・大阪から>
長崎空港-佐世保駅/バスで約1時間30分
<福岡から>
博多駅-佐世保駅/電車で約1時間50分
平戸・松浦エリア(平戸)
<東京・大阪から>
長崎空港-平戸/バス乗り継ぎで約3時間10分
<福岡から>
博多駅-平戸/電車・バス乗り継ぎで約3時間20分
島原・雲仙・小浜エリア(島原駅)
<東京・大阪から>
長崎空港-島原駅/バスで約1時間45分
<福岡から>
博多駅-島原駅/電車・バス乗り継ぎで約2時間50分
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