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2023.04.13

北海道旅行の観光モデルコース8選!魅力あふれるスポットやグルメを紹介<2023>

モデルコース6. 別海町

【コース概要】
中標津空港
↓車で約40分
野付半島ネイチャーセンター
↓徒歩すぐ(館内)
レストランNOTSUKE
↓車で約1時間
3匹の子ぶたの家(走古丹)
↓車で約1時間
北の絶景 霧多布温泉ゆうゆ


車:中標津空港より道道8号線経由で別海町まで約35分

バス: 中標津空港より別海町へは根室交通バスで約45分

野付半島ネイチャーセンター【北海道・別海町】

その絶景は「この世の果て」と呼ばれている。

北海道の東端に、「この世の果て」と称される荒涼とした風景がある―。そんな言葉が、この旅のきっかけだった。中標津空港から国道272号線などを経て、日本最大の砂嘴(さし・砂の堆積で生まれた鳥のくちばしのような地形)が広がる野付半島へ。

道東の大地に車を走らせていると、40分ほどで「野付半島ネイチャーセンター」に到着。

野付半島ネイチャーセンター
地盤沈下や風化が進み、立ち枯れた木々の数は年々少なくなっている。「トドワラ」の奥には、斜里岳や知床連山などの美しい山々が連なる

ここが、絶景「トドワラ」への玄関口だ。「トドワラとはトドマツの原っぱを由来とする地名。江戸時代中頃まで野付半島にはトドマツやエゾマツ、ハンノキの原生林がありました。

野付半島ネイチャーセンター
江戸時代中頃まではトドマツやエゾマツ、ハンノキなどの原生林が広がっていた

しかし、半島の地盤沈下によって海水が侵入したことで、これらの木々は立ち枯れ、独特の景観が生まれたのです」とは、同センター専門員の石下亜衣紗さん。

野付半島ネイチャーセンター
タンチョウやシギチドリなど、約260種もの野鳥が生息する野付半島。冬には白鳥も

ネイチャーセンターから片道1.3kmほどの遊歩道を通って、トドワラ展望台に辿り着くと、そこには息を呑むような風景が広がっていた。

野付半島ネイチャーセンター
エゾシカやキタキツネなどの野生動物たちが、美しい自然環境の中で躍動している
野付半島ネイチャーセンター
6月半ばから10月上旬に咲くハマナスをはじめ、春~夏には多彩な草花が咲き誇る

野付湾の澄んだ海と知床連山などの山々、枯れてなお凛とした雰囲気を纏う木々…。厳しくもドラマティックな情景は、「この世の果て」という言葉にふさわしい荘厳な美しさに包まれていた。日本にこんな景色があるなんて―。未知の絶景に出合えた喜びを実感する。

野付半島ネイチャーセンター
2002年にオープンしたネイチャーセンター。1階には売店やレストランを併設する 
野付半島ネイチャーセンター
ネイチャーセンターの2階では野付半島の自然や歴史を展示・解説している

日本最大の砂嘴として知られる野付半島の観光拠点。館内では野付半島の成り立ちや自然についての豊富な展示・解説を行う他、自然ガイドによるツアーも実施する。

■野付半島ネイチャーセンター
0153-82-1270
北海道野付郡別海町野付63
9時~17時(10月~3月は~16時)
12月30日~1月5日
入館無料
【夏のツアー/トドワラ往復コース(100分)】
[開催期間]5月~10月
[催行時間]9時~15時30分にスタート(所要時間約1時間40分)※10月は9時~14時30分スタート
大人4300円、小学生半額 ※団体(15名以上)大人2000円、小学生1000円
[集合場所]野付半島ネイチャーセンター
[予約]メールか電話にて3日前までに要予約
「野付半島ネイチャーセンター」の詳細はこちら
「野付半島ネイチャーセンター」のクチコミ・周辺情報はこちら

レストランNOTSUKE【北海道・別海町】

ここでしか味わえない!ご当地グルメに舌鼓を。

午後は「野付半島ネイチャーセンター」から、海沿いに続く国道244号線を南下することに。左手に国後島を眺めながら車を走らせると、ラムサール条約に登録される風蓮湖に到着。この汽水湖と根室湾に挟まれたハマナスロード(道道475号線)に、この旅の2つ目の目的地がある。

レストランNOTSUKE
別海ジャンボホタテバーガーは、巨大ホタテを春巻きで包み、道産小麦で作ったパンで挟んだご当地グルメ
レストランNOTSUKE
白帆を張った打瀬舟による北海シマエビ漁は野付湾の風物詩。鮮度抜群の北海シマエビを踊り食いで!

野付半島ネイチャーセンターの1階に店を構えるレストラン。名物の別海ジャンボホタテバーガーをはじめ、春と秋の漁期にのみ味わえる北海しまえびの踊り食いが絶品。

■レストランNOTSUKE
0153-82-1270(野付半島ネイチャーセンター)
北海道野付郡別海町野付63 野付半島ネイチャーセンター内
10時~16時(LO15時30分)
12月~4月末(不定休)
別海ジャンボホタテバーガー(テイクアウト)1080円(牛乳とセット)、北海しまえび踊り食い1100円(6月下旬~7月中旬、10月下旬~11月上旬の漁期限定。入荷があるときのみ)
「レストランNOTSUKE」の詳細はこちら

3匹の子ぶたの家(走古丹)【北海道・別海町】

海と草原と小屋が描くフォトジェニックな風景。

「3匹の子ぶたの家」は、その名の通り、童話の世界のような不思議な景色が広がる場所だった。大空と海と草原に包まれるように、3軒の番屋(漁師小屋)が並ぶ光景は、想像以上にフォトジェニック。

3匹の子ぶたの家
「ハマナスロード」の愛称で知られる道道475号線沿いにある美景

花々に包まれる春夏からノスタルジックな雰囲気が漂う秋、そして雪景色が広がる冬へ。季節を変えて訪れたいお気に入りの場所が、また一つ増えた気がした。

別海町南部の風蓮湖の畔に位置し、道東の新たなる絶景スポットとして人気。草原に包まれるように建つ3軒の漁師小屋のノスタルジックで美しい佇まいは一見の価値あり。

■3匹の子ぶたの家(走古丹)
0153ー74ー9018(別海町観光協会)
北海道野付郡別海町走古丹
[営業時間・定休日]見学自由
見学無料(3匹の子ぶたの家は私有地のため立ち入りは禁止)
「3匹の子ぶたの家(走古丹)」の詳細はこちら

北の絶景 霧多布温泉ゆうゆ【北海道・浜中町】

やわらかな湯に浸かり、霧多布湿原の美景を楽しむ。

「北の絶景 霧多布温泉ゆうゆ」で温泉を楽しんでいると、やがて太陽が西の空に傾いていく。夕日に染まる大地を眺めながらふと思う。道東といえば、知床や釧路湿原が真っ先に頭に浮かぶ。けれどこのエリアには、知られざる絶景がたくさんある。

霧多布温泉ゆうゆ
男湯・女湯が日替わりの大浴場。露天風呂やジェットバスの他、サウナも
霧多布温泉ゆうゆ
ゆったりとした空間が広がる施設内には、レストランやショップも併設
霧多布温泉ゆうゆ
地元の人々の憩いの場として愛される施設。周辺には霧多布岬などの絶景も点在

標高約42mの山の上に立つ立ち寄り入浴施設。やわらかな肌触りの湯に満たされた大浴場や露天風呂から霧多布湿原を一望できる。また、館内では毎日様々なイベントを開催。

■北の絶景 霧多布温泉ゆうゆ
0153-62-3726
北海道厚岸郡浜中町湯沸432
10時~22時(入浴は~21時30分)
なし
大人500円
「北の絶景 霧多布温泉ゆうゆ」の詳細はこちら
「北の絶景 霧多布温泉ゆうゆ」のクチコミ・周辺情報はこちら

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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