2023.09.23

【関東・東北】鉄道マスター推薦！秋の一人旅におすすめのローカル線7選＜2023＞

木々の葉が赤や黄色に色づき、爽やかな空気が吹き抜ける季節になりました。秋はその過ごしやすい気候も相まって、お出かけにピッタリのシーズン！

そこで今回は、秋の一人旅におすすめのローカル線を関東東北エリアから厳選しました。コスモス・ヒガンバナなどの花畑や紅葉、海に沈む夕日を眺める路線など、個性豊かな鉄道を紹介します。

今年の秋は、鉄道ひとり旅でゆったりとした時間を過ごしてみては？

※この記事は2023年8月8日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信：じゃらんニュース

鉄道マスターがおすすめ！

鉄道写真家・久保田敦

鉄道写真家。カメラ片手に全国の鉄道を巡り、広告や雑誌など幅広い媒体で作品を発表している。

ローカル列車 ひとり旅のイロハ

1.時刻表を事前に確認し余裕を持ったプランを立てよう

本数が少なめな場合もあるため、事前に確認しておくと安心。

2.小銭や1000円札を多めに準備しよう

ICカードが使えない場合もあるため、きっぷの購入用に役立つ。

3.車窓をのんびり眺めながら自分時間に浸ろう

街中の喧騒から離れてリラックスするのにぴったり！

JR五能線【青森県・田舎館村～秋田県・能代市】

ひとり旅プラン

1泊2日で十二湖へ。日本海の車窓に浸る。
JR五能線は、絵のように美しい車窓風景の宝庫！津軽平野で岩木山とりんご畑を望む列車は、鰺ケ沢駅から日本海沿いの区間へ。セルリアンブルーに染まる海の色、波打ち際の線路に触れそうなほど近い白い波、ノスタルジックな風情が漂う漁師町・深浦を眺めつつ、十二湖駅を目指す。夕暮れ時が近づくにつれ、車窓いっぱいの海に黄金色が広がった。

鉄道写真家・久保田のイチオシポイント

日本海を間近に感じられるJR五能線は、夕陽の時間帯が素晴らしい！リゾートしらかみ号も便利です。

海へ沈む夕陽に浸るドラマチックな絶景路線。

青森県川部駅～秋田県東能代駅にかけて、津軽西海岸の海沿いを走るJR五能線。きらめく日本海をはじめ、数々の絶景を展開する人気路線へ。

白神山地のブナ林と湖沼を巡るトレッキングも。

十二湖おすすめコース

青いインクを垂らしたような青池をはじめ、33の湖沼が集まる十二湖。「鶏頭場（けとば）の池」は紅葉が美しい。

日本海を目の前に、地元の旬食材を満喫！

食べ物屋 セイリング

五能線と海に挟まれた小さな街のレストラン。季節の魚をメインに、深浦マグロやサーモンなどの刺身もあり、海の幸山の幸が満載。

JR北上線【岩手県・北上市～秋田県・横手市】

ひとり旅プラン

駅内の個性派温泉で温まり、不思議な情景に浸るひと時。
色鮮やかな紅葉に包まれた錦秋湖と、そこに架かる鉄道橋。山々に囲まれた紅葉スポットを走り抜けるJR北上線は、温泉付きのとんがり屋根駅舎を備えたユニークな路線。信号とにらめっこしながらかけ流しの湯で温まったら、近くのカフェへ。湖沿いをアトラクションのように列車が駆ける光景を眺めつつ、コーヒーとケーキでほっとする時間を。

鉄道写真家・久保田のイチオシポイント

全線で300m近い標高差があるので、錦秋湖のほかにも、様々な表情の紅葉に出合えます。

紅葉映える青い湖水と、そこに架かる真っ赤な鉄橋。

岩手県有数の紅葉スポットとして知られる錦秋湖を走り抜けるJR北上線は、その高低差や珍駅舎も見どころ。

横手に来たら外せないグルメとかまくらを体験。

食い道楽 本店

ご当地グルメ・横手やきそばの人気店。

横手市ふれあいセンターかまくら館

マイナス10度の室内で横手の雪を使ったかまくらを公開。

テラス席の前に広がる錦秋湖の風景。

ネビラキカフェ

テラス席前の湖沿いを列車が走り抜ける。挽きたてのコーヒーとともに景色を楽しもう。

駅に温泉、浴室に信号機。赤に変わると列車到着！

ほっとゆだ

全国でも珍しい温泉付き駅舎。「ちょっとひと風呂」ができる。