ドーナツ、マカロン、プリンなど、スイーツの流行は日々移り変わりますが、ブームが落ち着いても、さらにバージョンアップしたスイーツが続々と登場しています!流行ったスイーツのいい所は残しながら、意外な食材と組み合わせたり、華やかなトッピングを施したりなど、食感や見た目に新たな個性を加えた進化系スイーツを試してみませんか。今回は、そんな進化系スイーツを提供する東京都のお店を紹介します。
【新宿駅】ザ・ジョーンズ カフェ&バー
温かいクロッフルと冷たいチーズムースのバランスが絶妙

クロッフルとは、クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼いたもので、サクサクの食感が特徴。2010年代後半に誕生し、2020年には様々なエリアに広まりました。
「ザ・ジョーンズ カフェ&バー」の「クラッシック クロッフル ニューヨークチーズケーキ」は、クロッフル生地にフランスのシャラントポワトゥー産AOPバターを使用。焼き上がった熱々のクロッフルに、滑らかなチーズムースケーキを挟み、バニラアイスとホワイトチョコレートソースがあしらわれています。温かいクロッフルに冷たいチーズムース、バニラアイスの絶妙なバランスが、クロッフルの進化版として注目されています。

店は、ネオンの灯りがアンティークのアートやラッカー仕上げのテーブルを照らし、インディーズミュージックのBGMが流れるスタイリッシュなニューヨークスタイル。朝のカフェラテから夜のクラフトビールまで、本場のフードやドリンクを楽しめます。
[テイクアウト]なし
東京都新宿区西新宿3-4-7 キンプトン新宿東京
7時〜22時(LO21時)※フードメニューは8時〜
なし
新宿駅より徒歩12分/都庁前駅より徒歩8分/首都高新宿ランプより1分
あり(有料)
「ザ・ジョーンズ カフェ&バー」の詳細はこちら
【新宿駅】たねや 伊勢丹新宿店
フレッシュなオリーブオイルを味わう新感覚和菓子

和菓子にも、一般的な和菓子には使われない食材を組み合わせたり、今までにない味わいを目指したりするものが登場しています。
和菓子舗「たねや」が提供するのは「オリーブあんころ」。オリーブの実を収穫し、搾った後すぐに冷凍保存するという独自の製法で新鮮さを保つイタリアのカステッロ・モンテヴィビアーノ・ヴェッキオ(CMV)社の「エキストラバージン・オリーブオイル」を使っています。この特別なオリーブオイルを活かすため、赤もち米や黒もち米をあわせた近江米の餅に、北海道産小豆を使ったみずみずしい餡を組み合わせ、爽やかな味わいに仕上げられています。
「たねや 伊勢丹新宿店」のほか、全国28店舗で販売していますが、完売の場合もあるので、お出かけ前に各店に問い合わせるのがおすすめです。

ふんわり焼き上げた生地に、みずみずしい粒餡とふくよかな餅をはさんだ伊勢丹新宿店限定の「たねや福どらやき(1個238円)」は東京土産としても喜ばれそう。注文を受けてから併設の工房で一つひとつ仕上げる、生クリームをはさんだ「たねや生福どらやき」 は、できたてのおいしさを楽しむことができます。

滋賀県近江八幡市で1872年に創業し、2025年現在では全国に31店舗を展開する和菓子舗「たねや」。伊勢丹新宿店は、東⽇本で唯⼀、⼯房を併設しています。銅板と栗の木材を使った重厚感ある店舗で、四季折々の和菓子とともに、併設の工房で職⼈が仕上げるお菓⼦も魅力です。
[テイクアウト]あり
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館地下1階
10時〜20時※伊勢丹新宿店に準ずる
なし※伊勢丹新宿店に準ずる
新宿三丁目駅より徒歩1分/首都高新宿ランプより5分
あり※伊勢丹新宿店駐車場(有料)
「たねや 伊勢丹新宿店」の詳細はこちら
【清澄白河駅】TOKAKU COFFEE PLUS
ブラジル生まれのスイーツは、プリンとスポンジの2層構造

明治時代に日本に伝わったとされるプリンは、クラシックな固めのプリン、滑らかな舌触りのプリン、多彩なフレーバーの登場などでたびたびブームになってきました。
「TOKAKU COFFEE PLUS」で提供しているのは、ブラジルの家庭やレストランでよく作られているスイーツ「プヂン」です。これは、コンデンスミルクで甘さをつけたプリンとスポンジが一体になっているのが特徴で、中央が空洞のエンゼル型で作られています。濃いめのカラメルがしみ込んだスポンジのコクと固めのプリンが口の中で溶け合い、未体験の美味しさです。

おしゃれなカフェが点在する清澄白河エリアの中で、地元ファンに愛され続けている「TOKAKU COFFEE PLUS」。カウンターとテーブルで全15席ほどですが、落ち着いた照明、センスのいいインテリアが施され、つい長居したくなる雰囲気です。土・日・祝日などはプヂンが売り切れになることもあるので、早めの訪問がおすすめですよ。
[テイクアウト]あり(ブラジルプヂンは不可)
東京都江東区清澄3-1-3
10時〜18時(LO17時30分)
火曜
清澄白河駅より徒歩10分
なし
「TOKAKU COFFEE PLUS」の詳細はこちら
【代々木公園駅】FRECKLE donuts
素材にこだわる日本発のフレンチクルーラー専門店

幾度となく繰り返されているドーナツブーム。その中で2024年にオープンした「FRECKLE donuts」は、職人の技術と日本の生産者の食材を掛け合わせて誕生したフレンチクルーラー専門店です。
“This isフレンチクルーラー”と評判の看板メニュー「FRECKLE DONUTS(フレクルドーナツ)」は、北海道十勝エリアにある尾藤農産の全粒粉と小麦粉、神奈川県相模原市の「昔の味たまご」を使用。トッピングの砂糖コーティングしたクラッシュアーモンドは、店名の「FRECKLE(そばかす)」をイメージしているのだそう。

「昔の味たまご」を使った濃厚なカスタードにサワークリームを加え、ほんのりとした酸味と甘さのバランスが絶妙なクリーム入り「CUSTARD CREAM(カスタードクリーム)」や、無農薬栽培の静岡県杉本園「深蒸し煎茶」を生地に練り込み、パウダー入りのシュガーグレイズで仕上げた「SENCHA(378円)」も人気メニューです。

店舗は代々木公園から徒歩3分ほどの場所にあります。 “Leaf to Relief - 茶葉から一服へ - ”がコンセプトの「Saten Japanese Tea」がプロデュースする日本茶「煎茶 SENCHA green tea(605円)」も販売しているので、ドーナツと一緒に買って、公園でひと休みしながら味わうのもいいですね。
[テイクアウト]あり
東京都渋谷区富ケ谷1-51-6
10時30分〜19時※売り切れ次第閉店
不定※最新情報は公式インスタグラムで要確認
代々木公園駅より徒歩3分
なし
「FRECKLE donuts」の詳細はこちら
「FRECKLE donuts」のInstagramはこちら
【新大久保駅】MACAPRESSO 新大久保本店
韓国発スイーツの太っちょマカロンが多彩に揃う

マカロンの進化形といえるのが、韓国語の「トゥントゥンハン マカロン(太ったマカロン)」を名前の由来とするトゥンカロンです。
様々なドリンクやスイーツのメニューを取り揃えたデザートカフェ「MACAPRESSO」では、一般的なマカロンよりもボリュームのあるクリームをサンドし、カラフルなデコレーションを施したトゥンカロンの「マカロン」が味わえます。塩味が効いたソルティーキャラメル、いちごミルク、クッキー&クリーム、リアルチョコ、バニラクランチ、抹茶などの定番に加え、季節限定を含む「マカロン」は常時10種類。どれも可愛くて、選ぶのに迷ってしまうほどです。

新大久保駅からすぐの店舗は、ゆったりとしたイートインスペースで、大きな窓からは新大久保の街並みを見下ろせる好立地。ストロベリーや抹茶のドリンクにマカロンをのせた「マカチーノ(各880円)」にも、旬のフルーツなどをトッピングした季節限定商品が登場します。
ほかに中央区銀座の「MACAPRESSO 銀座SIX店」もあります。
[テイクアウト]あり
東京都新宿区百人町2-3-21 THE CITY 新大久保2階〜4階
9時30分〜23時30分(LO23時)
なし
新大久保駅より徒歩3分
なし
「MACAPRESSO 新大久保本店」の詳細はこちら
「MACAPRESSO 新大久保本店」の周辺情報はこちら
【長原駅】wagashi asobi
パンやワインにも合うドライフルーツの羊羹

新感覚の羊羹として注目を集めているのが「wagashi asobi」の「ドライフルーツの羊羹」です。北海道産小豆を用いた上質な餡と、沖縄県西表島産の黒糖とラム酒で炊き上げた、香りがよくあっさりした甘さの羊羹に、ドライフルーツのイチゴとイチジク、クルミがゴロゴロと入っています。1cmほどの厚さに切って食べるのがおすすめで、その切り口はまるでアートのよう。お茶やコーヒーに合うのはもちろん、パンにのせたり、ワインのお供としても楽しめると評判です。

“一瞬一粒(ひとつひとつ)に想いを込めてつくる。”を理念に、2人の和菓子職人が豊かな感性とこだわりの食材を使った和菓子を生み出す店。ニューヨークで展覧会やパリでお茶会を開催するなど、日本の和菓子を世界に広げているそう。
商品は店頭販売のみ、確実に購入するなら電話で取り置きを依頼できます。
[テイクアウト]あり
東京都大田区上池台1-16-2
10時〜17時
日曜ほか不定
長原駅より徒歩1分
なし
「wagashi asobi」の詳細はこちら
「wagashi asobi」のInstagramはこちら
まとめ
常識にとらわれない発想で、より美味しく、より華やかにと進化を続けるスイーツの世界。新たな美味しさ、お気に入りの味を求めて、今度の休日は東京スイーツめぐりを楽しんでくださいね。
※この記事は2025年1月24日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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中林 貴美子
旅のライター歴=じゃらんライター歴20余年。2人の子どもを育てつつ、西へ東へ取材行脚の日々。観光地と観光地のはざまにあるのどかな里山風景やそこで暮らす地元の人との触れあいが好き。食いしん坊が幸いしてご当地グルメや道の駅グルメ関連も多数。