美しい自然と豊富な温泉に恵まれた長野県。さらりとした透明なお湯から、しっとりとした乳白色のお湯までさまざまな泉質が揃います。
外湯めぐりが楽しめる野沢温泉やレトロな温泉街を散策できる渋温泉、美しい星空を眺めながらの入浴が叶う昼神温泉など、一度は行ってみたいおすすめの温泉地を紹介します。
※口コミはじゃらんnet観光ガイドから抜粋しました。
【野沢温泉村】野沢温泉
特徴の異なる13の外湯をめぐって温泉を堪能

古くから湯治場として栄えた「野沢温泉」。温泉街には、湯屋建築が目を引く「大湯(おおゆ)」、緑がかった湯の色をした「河原湯(かわはらゆ)」、湯の花が豊富と言われている「真湯(しんゆ)」など、13の公衆浴場が点在しています。
各外湯は、4月から11月は5時~23時、12月から3月は6時から23時まで利用できますよ。ただし例外もあるので、公式ホームページを参照にしてくださいね。
観光案内所や土産物屋で販売している集印帳(462円)のスタンプを集めながら、外湯や村の名所をまわる「集印めぐり」もおすすめ。
27カ所ある集印所のうち10カ所以上のスタンプを集めれば、芸術家・岡本太郎氏の書「湯」文字が入った集印限定タオルがもらえます。
13の外湯はいくつか異なる泉質があり、全部回ると楽しい。失われつつある日本の共同社会を感じることができる温泉地。(一部抜粋)
(行った時期:2024年5月)
温泉たまご作りを体験しました。できるまで近くを散策。温泉たまごもどんなふうにできているのかワクワクでした。
(行った時期:2023年5月)
長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷
飯山駅よりバスで約25分/上信越道豊田飯山ICより約25分
あり(有料)※中央ターミナル駐車場
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(画像提供:野沢温泉マウンテンリゾート観光局)
【山ノ内町】渋温泉
白濁の湯や褐色の湯など、源泉や効能が異なる9つの外湯が揃う

地面を掘るとすぐ湯が出てくると言われるほど、多くの源泉を持つ「渋温泉」。硫黄の香りがする白濁の湯や鉄分を多く含む褐色の湯など、浴場によって泉質が異なります。
石畳の道沿いに、趣のある宿が建ち並ぶ温泉街には9つの外湯があり、渋温泉宿泊者のみが入浴できます(入浴時間6時~22時)。
日帰り入浴の場合は、檜の蒸し風呂が自慢の渋温泉最大の外湯「渋大湯(しぶおおゆ)」(800円※2024年10月1日(火)~)の利用が可能です。
散策途中の休憩には、無料で立ち寄れる足湯もありますよ。
温泉街の散策は、昭和レトロ感が満載で楽しいです。外湯めぐりもでき温泉場ならではの雰囲気がとても良い所です。
(行った時期:2023年6月)
9つの外湯めぐりが楽しめます。こぢんまりした温泉街ですが、人情溢れる昭和レトロ感を味わえてはまる人には最高だと思いますよ。
(行った時期:2023年5月)
(画像提供:渋温泉旅館組合)
【白馬村】白馬八方温泉
ツルスベ肌になると言われる、高アルカリ性の温泉

白馬村の西、八方尾根の麓に位置する「白馬八方(はくばはっぽう)温泉」。
蛇紋岩(じゃもんがん)地帯から湧き出ている高アルカリ泉は、ヌルッとした肌触りで、湯上がり後は肌がツルツルになると言われています。
日帰り入浴施設は「八方の湯」「みみずくの湯」「おびなたの湯」「郷の湯」の4カ所、足湯は2カ所あります。「みみずくの湯」は白馬三山を眺めながら露天風呂に浸かれるスポットです。
喉ごしのよい「温泉らーめん」や、しっとりやわらかな黒糖皮で粒あんを包んだ「温泉まんじゅう」といったグルメを味わうのもいいですね。
(画像提供:八方尾根開発株式会社)
【高山村】山田温泉
歴史に名を刻む文人に愛された桃山風建築の建物も並ぶ温泉地

森鴎外や与謝野晶子といった著名な文人達にも愛されたと伝わる、開湯200年の「山田温泉」。泉質は無色透明のナトリウム・カルシウム塩化物泉で、柔らかくツルツルした湯触りです。
温泉地の中心に位置する「大湯(おおゆ)」は、風情漂う桃山風建築の建物で日帰り入浴ができます。内風呂にはあつ湯とぬる湯があり、自分好みの熱さが選べますよ。
温泉街には、足湯に浸かりながらスムージーが味わえるお店や、モチモチの温泉まんじゅうがおいしいお店もあります。
(画像提供:信州高山村観光協会)
【高山村】七味温泉
日によってお湯の色が変わる不思議な温泉

信州高山温泉郷の奥地、山の中に広がる温泉地。異なる成分を持った7つの源泉を合わせたという言い伝えから「七味(しちみ)温泉」という名で親しまれています。
温泉の温度や外気温の影響を受け、日によって湯の色がエメラルドグリーンや乳白色に変わります。
日帰りで入浴できる「紅葉館」の露天風呂(中学生以上600円、子ども500円)は、自然に囲まれており、特に紅葉や雪の時期にぴったりです。
温泉地から車で10分程の距離には、キャンプ場やスキー場もあるので、レジャーを満喫しつつ、温泉でゆっくりという過ごし方もいいですね。
(画像提供:信州高山村観光協会)
【大町市】大町温泉郷
緑豊かな自然に囲まれた、風光明媚な温泉郷

立山・黒部アルペンルートの玄関口、鹿島川上流の河岸に位置する自然豊かな「大町温泉郷」。
高瀬川の渓谷にある葛温泉からの引湯をしており、泉質は無色透明のお肌に優しい、単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)です。
日帰り入浴施設の「湯けむり屋敷 薬師の湯」(中学生以上750円、小学生300円)は、18種のお風呂が揃ったスポット。無料で利用できる90畳の和室大広間でのんびりと寛げます。
温泉の歴史や、掘削をした際に採取した岩石のサンプルを展示されている「アルプス温泉博物館」も併設しています。
(画像提供:大町温泉郷観光協会)
【千曲市】戸倉上山田温泉
千曲川河畔でとろりとした湯量の多い温泉を満喫

千曲川沿いに位置し、50カ所以上の源泉を持つ湯量豊富な「戸倉上山田(とぐらかみやまだ)温泉」。とろりとした湯触りで、ほのかな硫黄の香りが特徴です。
岩風呂やサウナなど8つのお風呂が揃う「湯の華銭湯瑞祥」、エメラルドグリーンの湯が美しい「戸倉観世温泉」など7カ所の外湯は、地元の人や観光客から親しまれています。
夜になるとネオンが輝く温泉街には、昭和レトロな射的場やスナックがあり、歩くだけでどこか懐かしい雰囲気。信州の味噌や、千曲特産のあんずを使用したスイーツを味わえるお店など飲食店も充実しています。
川が好きで人混み離れて温泉街や温泉を楽しみたい方はいいかもしれません。新幹線の停まる上田駅にも長野駅にも比較的アクセスは便利かと思います。
(行った時期:2024年4月)
日帰りでしたが温泉街をぶらぶら散歩しました。足湯、温泉饅頭の食べ歩き、そして青空の下河川敷の散歩。ぽかぽか陽気で心も体もリフレッシュしました。次は足だけでなく温泉に入りに泊まりで行く予定です。
(行った時期:2024年4月)
長野県千曲市上山田温泉・長野県千曲市戸倉温泉
戸倉駅よりタクシーで約10分/上信越道坂城ICより約10分
あり(有料)
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(画像提供:信州千曲観光局)
【安曇野市】安曇野 穂高温泉
北アルプスの麓の温泉地。渓谷から引いた優しい湯が魅力

安曇野の山麓に広がる「安曇野 穂高温泉」は、北アルプスの雄大なロケーションが見事。中房渓谷から引湯をしており、泉質は柔らかい肌触りのアルカリ性単純温泉です。
穂高駅から車で約10分の距離に位置する「安曇野 しゃくなげの湯」は、日帰り入浴施設。ジェットバスや炭酸泉など様々な種類のお風呂が揃っています。
「安曇野 しゃくなげの湯」から徒歩1分の場所には、周遊バスの待合所に併設された、無料で利用できる足湯「八面大王足湯」があり、バスを待つ間も癒しのひと時が過ごせます。
(画像提供:安曇野 穂高温泉供給株式会社)
【上田市】鹿教湯温泉
無色透明の単純温泉を楽しめる、川沿いの山間に広がる温泉街

「鹿教湯温泉」は内村川に沿う形で広がっており、渓流や渓谷の美しい眺めも満喫できるスポットです。泉質は無色透明の単純温泉で、柔らかな湯触りが特徴。
鹿教湯温泉バス停から徒歩で約2分の場所にある「文殊の湯」は、地元の人々も利用する共同浴場です。中学生以上300円、子ども200円で日帰り入浴ができ、あつ湯とぬる湯のお風呂の他、露天風呂もあります。
長野県県宝の文殊菩薩が祀られている「文殊堂」や温泉街を見渡せる「月見堂」など、21カ所の散策ポイントをめぐる全長13kmのスタンプラリー「鹿教湯 二十一番名所めぐり」(スタンプ帖1冊200円)は、全て集めると賞状と記念品がもらえます。ぜひ挑戦してくださいね。
森木に囲まれた山奥の静かな温泉郷で好きです。散策コースも整備されているのでお散歩にもお薦めです。次回は秋の紅葉時期に紅葉橋をのんびり散策したいと思います。(一部抜粋)
(行った時期:2023年5月)
(画像提供:鹿教湯温泉旅館組合)
【松本市】浅間温泉
文人から愛された、1000年以上の歴史を誇る温泉

正岡子規など多くの文人に親しまれた「浅間温泉」。泉質は無色透明のアルカリ性単純温泉で、源泉の温度が約50度と適温なことから、加水・加温をしていない源泉100%かけ流しの湯に浸かれる宿が多数あります。
日帰り入浴ができる施設は、大浴場・露天風呂に加えて70畳の大広間が備わった「ホットプラザ浅間」(大人680円、子ども360円)、昔懐かしい雰囲気が漂う「仙気の湯」(400円)、開放感のあるヒノキ造りの露天風呂を備えた「枇杷の湯」(大人800円、子ども500円)の3カ所。
松本市街地から車で約10分の距離なので、観光と併せて訪れてみてください。
雰囲気の良いカフェ、新しい雑貨屋、本屋、ステーショナリーストアー、地域の方々が持ち寄ったフルーツや天ぷらやおにぎりを並べる販売所など、歩き回っていても、ゆっくり、ほんわり、何か時間の流れが違う様な。歴史ある日帰り入浴施設もあります。(一部抜粋)
(行った時期:2023年4月)
(画像提供:浅間温泉旅館協同組合)
【下諏訪町】下諏訪温泉
異なる源泉を堪能できる“湯の町”で湯めぐり

江戸時代の主要な5街道のうちの2つ、中山道と甲州街道が合流する場所に位置し、宿場町として栄えた歴史を持つ「下諏訪(しもすわ)温泉」。
温泉宿や公衆浴場は、20カ所の源泉からそれぞれ引いており、様々な泉質を満喫したい人におすすめの温泉地です。
湯めぐりに便利なのは、観光案内所などで販売している「三湯めぐり(1000円)」。「遊泉ハウス 児湯」「旦過の湯」「新湯」の3カ所の公衆浴場で利用でき、タオルもセットになっています。
駅前に観光案内所だけでなく、御柱の解説コーナーの部屋があって列車を待つ間に御柱の勉強ができました。あと、写真にある岩のところに温泉が出ていて触ることはできます。(手湯できるほどではない)こういった触れる温泉は諏訪大社始め古い下諏訪温泉街には何軒かあるので見つけるのも面白いです。
(行った時期:2024年5月)
(画像提供:下諏訪観光協会事務局)
【諏訪市】信州・上諏訪温泉
諏訪湖の畔に広がる温泉地。豊富な湯量が自慢

諏訪湖の東側に位置し、上諏訪駅から徒歩で約10分と、電車でのアクセスがしやすい好立地にある「信州・上諏訪(かみすわ)温泉」。
1日15000kLの豊富な湧出量を誇り、足湯スポットや日帰り入浴施設が充実しています。
上諏訪駅から歩いて約10分の距離のある「片倉館」も日帰り入浴(大人850円、子ども550円)が可能です。レトロな洋風建築の建物で、洋風の大浴場「千人風呂」では、ステンドグラスや温泉を堪能できます。
(画像提供:諏訪湖温泉旅館協同組合)
【阿智村】昼神温泉
美しい星空が魅力の温泉郷で“美肌の湯”を堪能

中央アルプスの南、阿智川沿いに広がる「昼神(ひるがみ)温泉」。約250年前に書かれたとされる古書にも記述が残っており、1973年のトンネル調査中に再発見された温泉郷です。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、トロッとした湯ざわり。保湿効果が期待できるナトリウムイオンが豊富なため、“美肌の湯”と言われています。宿泊はもちろん、日帰り入浴や足湯施設も充実。
温泉郷がある阿智村は、標高1200mの山間に位置することから、星が綺麗に見える場所としても知られています。露天風呂から満天の星を眺めながらゆっくり過ごすのもいいですね。
昼神温泉のお湯が大好きで何度も訪れています。川沿いを散歩したり、朝市を楽しんでいます。
(行った時期:2023年9月)
(画像提供:株式会社阿智昼神観光局)
※この記事は2024年8月16日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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