冬ならではの楽しみがある2月の京都。この記事では、冬の京都を満喫できるおすすめスポットを厳選しました。
雪に覆われた庭園が美しい寺院、梅の絶景が楽しめるスポット、期間限定メニューや温かい京料理が味わえるお店など、豊富なラインナップ。節分の豆撒きをはじめ、2月に実施される季節イベントも紹介します。
※口コミはじゃらんnet観光ガイドから抜粋しました。
【京都市東山区】八坂神社
華やかな芸舞妓による舞踊奉納で彩られる節分祭

“祇園さん”の名で親しまれている全国祇園社の総本社「八坂神社」は、日本三大祭のひとつで7月に実施される「祇園祭」でも名高い神社。京の都に大流行した疫病を鎮めたと言われ、厄除けの社として信仰を集めています。

2025年2月1日(土)・2日(日)に開催される「節分祭」では、境内(舞殿)で豆撒きが行われ、四花街の芸舞妓による舞踊奉納もあり、節分行事を華やかに彩ります。
空くじなしの景品福引券が付いた福豆(初穂料300円)も購入できるので、自宅に“福”を持ち帰ってくださいね。
久し振りの京都訪問。個人的に以前訪れた時のライトアップされた八坂神社が綺麗だったので又足を運びたい!と思っていた場所の一つ。今回は行けませんでしたが、丁度次の日は月次祭だったよう。夜だったのでそこまで長居しませんでしたが、南楼門の方まで散策しました。様々な神様が祀られているので今度は日中に訪れたいです。
(行った時期:2024年1月)
京都に来て、時間があれば寄っています。京都の歴史がぎゅっとつまった神社で、境内にたくさんの摂社、末社があるので、小銭は必須。円山公園の方に行って、のんびりした時間を過ごすのも良いです。(一部抜粋)
(行った時期:2023年6月)
京都府京都市東山区祇園町北側625
参拝自由
無料
祇園四条駅より徒歩約5分/名神高速道路京都東IC・京都南ICより約20分
なし
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【京都市東山区】清水寺
清水の舞台から眺める絵画のような雪景色

大きな決断を下す時の例えに使われる慣用句“清水の舞台から飛び降りる”で広く知られる「清水寺」。13万平米にも及ぶ境内には、国宝と重要文化財を含む30以上の伽藍(がらん)や碑が建ち並んでいます。
周辺は豊かな自然に恵まれ、山の断崖に建てられた「本堂」より張り出た「清水の舞台」からは美しい四季折々の景色を一望でき、雪が降ると目前に広がる圧巻の雪景色が、凛とした空気感と神聖な雰囲気を醸し出します。
例年2月15日に開催される「涅槃会(ねはんえ)」では、経堂にお釈迦さまの入滅を描いた“大釈迦涅槃図”を掛けて法要が行われ、通常は公開されていない“大釈迦涅槃図”を間近に見る貴重な体験ができますよ。
季節ごとに楽しめます。人はいっぱいですが、京都らしい写真も残せるのでおすすめです。(一部抜粋)
(行った時期:2023年12月)
京都府京都市東山区清水1-294
【拝観】6時~18時閉門(季節により変動あり)※春・夏・秋の夜間特別拝観期間中21時受付終了【お守り授与所、納経所(ご朱印)】8時~
なし
【大人】500円~【小・中学生】200円
清水五条駅より徒歩約25分/名神高速道路京都東IC・京都南ICより約20分
なし
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【京都市伏見区】城南宮
150本のしだれ梅が咲き誇る見事な景色

「城南宮」は、平安遷都の際に京都の南に国の守護と都の安泰を願って創建された神社。境内にある神苑「楽水苑」には、『源氏物語』に描かれた80種あまりの草木が植栽されており、“源氏物語花の庭”として親しまれています。
2月下旬から3月上旬の見どころのひとつは、緑の苔の上に落ちた真紅の椿が織りなす景色。自然が生み出す美しいコントラストを堪能できます。

2025年2月18日(火)~3月22日(土)に開催されるのは、毎年恒例の「しだれ梅と椿まつり」。社殿の西に広がる「春の山」では、薄紅色や紅白の150本ものしだれ梅が咲き乱れ、「探梅(たんばい)」「観梅(かんばい)」「惜梅(せきばい)」と言われるように、早咲きの梅から始まり散りゆく梅を惜しみながら変わりゆく梅の景色を楽しめます。

引越・工事・家相の心配を除く“方除(ほうよけ)の大社”と仰がれ、家庭円満や厄除、安全祈願、車のお祓いといった様々な目的で、全国から多くの参拝者が訪れています。
「しだれ桜」ではなく「しだれ梅」。なかなか見る機会がなく貴重。四分咲きの予報で行ったが予想より咲いている姿をみられた。雨に降られてしまったが落ちる「しだれ梅」もまた風流だと思う。
(行った時期:2024年3月)
今回の旅行の中で枝垂れ梅の中では咲いているほうで楽しめました。他の季節には椿や藤の花も楽しめるみたいなのでまた行きたいと思いました。
(行った時期:2023年2月)
京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
9時~16時30分(最終受付16時)
なし
【境内参拝】無料【神苑】300円~1000円※季節により異なる、詳細は公式ホームページで要確認【しだれ梅と椿まつり期間:2025年2月18日(火)~3月22日(土)】大人(中学生以上)1000円、小学生600円
竹田駅より徒歩約15分/名神高速道路京都東ICより約10分
あり(無料)※しだれ梅のシーズンは朝から満車の場合あり
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(画像提供:城南宮)
【京都市伏見区】伏見稲荷大社
“お稲荷さん”で催される伝統的な初午行事

「伏見稲荷大社」は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神とし、親しみを込めて“お稲荷さん”と呼ばれています。
稲荷山の参道に建ち並ぶ朱色の鳥居「千本鳥居」は、“願いが通る”または“願いが通った”感謝のしるしとして奉納されたそうです。

節分の日には除疫・招福を祈願する「節分祭」が開催され、「外拝殿」では、福男と福女、福娘による豆撒きが行われ多くの人で賑わいます。

また初午の日には、稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めて鎮座したと言われる和銅4年2月の初午の日をしのび「初午大祭」が催されます。参拝者は、商売繁昌・家内安全の御符(しるし)“しるしの杉”を持ち帰ることができます。
朱塗りの千本鳥居に圧倒されました。早朝の参拝で観光客も少なかったので歩きやすかった。写真もゆっくり撮れましたよ。
(行った時期:2024年4月)
鳥居から本殿、境内、千本鳥居、どこも荘厳でキレイです。特に閉まっている時間はないようで、朝早く5時台に行きましたが、それでもちらほら観光客がいました。
(行った時期:2024年2月)
京都府京都市伏見区深草藪之内町68
参拝自由
なし
無料
稲荷駅より徒歩すぐ/名神高速道路京都南ICより約15分
あり(無料)
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(画像提供:伏見稲荷大社)
【京都市下京区】梅小路公園
普段は入れない梅林の散策が楽しめる「梅まつり」

京都市街地の中心に位置する「梅小路公園」は、約13.7haという広大な面積を誇る都市公園。「芝生広場」の東南側には下京区誕生120周年を記念して設けられた梅林があり、14品種・約150本の梅が植栽されています。例年2月中旬~3月初旬に「梅まつり」が開催され、通常は入れない梅林の中をゆっくりと散策することができますよ。

園内には「芝生広場」をはじめ「河原遊び場」「七条入口広場」といった無料施設の他、日本庭園「朱雀の庭」や復元型ビオトープ「いのちの森」、「京都水族館」「京都鉄道博物館」などの有料施設があり、多種多彩な過ごし方ができます。
線路沿いにあり電車好きの方にもおすすめ。広々スペースがあり各グループ思うままに遊んでいます。写生されている方もいたり多目的。
(行った時期:2023年4月)
梅だけでなく大山桜が見頃を迎えています。天候に恵まれ、広々とした芝生の広場で早春のお花見ピクニックを満喫できました。
(行った時期:2023年3月)
京都府京都市下京区観喜寺町56-3
散策自由
なし
無料
梅小路京都西駅より徒歩約2分/名神高速道路京都東ICより約20分
なし
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(画像提供:梅小路公園)
【京都市左京区】三千院
冬の風物詩“幸せを呼ぶ大根焚き”で特別な大根のおもてなし

天台宗五箇室門跡のひとつ「三千院」は、1体1体表情の違う「わらべ地蔵」がある苔庭で知られる寺院です。
境内には、池を一周しながら鑑賞できる池泉回遊式庭園の「有清園」など、季節ごとの美しい景観が楽しめるスポットが多く点在し、雪化粧した冬の景色も見ごたえがあります。

例年2月10日~13日に行われる「初午 大根焚き」では、地元・大原産の大根を出汁で炊いて無料でふるまわれます。大根は、出世金色不動明王のご加護とご利益があるようにと特別祈祷されたもので、“幸せを呼ぶ大根焚き”と呼ばれているそうです。

2025年2月2日(日)には「節分会」が開催され、ぜんざいの無料提供や「山門」と「不動堂」での福豆まきがあります。
いつ訪れても、心落ち着くお庭です。たまたま節分にお邪魔したので、福豆とおぜんざいをいただきました。お腹も気持ちも充分すぎるくらい満足しました。
(行った時期:2024年2月)
三千院に入ると、最初に、美しい庭園のある寺院に通されます。三千院全体に、美しい庭園が広がっているので、とても心休まります。非常に、広々とした寺院でした。(一部抜粋)
(行った時期:2023年3月)
京都府京都市左京区大原来迎院町540
【3月~10月】9時~17時【11月】8時30分~17時【12月~2月】9時~16時30分
なし
【一般】700円【中・高生】400円【小学生】150円
国際会館駅よりバスで約30分/名神高速道路京都東ICより約50分
なし※近隣に民間駐車場あり
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(画像提供:三千院)
【京都市左京区】貴船神社
積雪日限定のライトアップで荘厳な雰囲気を堪能

水の供給を司る“水源の神”として知られる「貴船神社」。参拝は麓にある「本宮」「奥宮」「結社」を参る三社詣で、三社のすぐ脇を貴船川が流れています。
冬の楽しみと言えば「積雪日限定ライトアップ」。雪化粧をした境内が照らし出され、幻想的な雰囲気に浸れます。例年1月初旬~2月下旬までの土・日・祝日に開催されますが、期間中の雪が降った日のみ開催される限定イベントです。※開催の可否など詳細は公式ホームページで要確認

室町後期の御伽草子『貴船の物語』には、節分の日に豆を撒くという行事は「貴船神社」が発祥であると記されているとか。節分の日には、故事に倣って「鳴弦神事(めいげんしんじ)」「豆撒きの儀」が執り行われ、鬼を退治して紹運来福を祈ります。
川のせせらぎ、山の緑の美しさ、神聖な空気感、究極の自然の姿がここにはあります。素晴らしい神社でした。
(行った時期:2024年6月)
宿のすぐ近くで朝食前に散歩がてらに参拝しました。神水を汲みに来ている人が数人いる程度で静かでしたが、宮司さんの朝拝(ちょうはい)があっており清らかな気持ちとなりました。
(行った時期:2024年4月)
京都府京都市左京区鞍馬貴船町
【5月1日~11月30日】6時~20時【12月1日~4月30日】6時~18時※積雪日限定ライトアップの詳細は公式ホームページで要確認
無料
貴船口駅よりバスで約4分/名神高速道路京都東IC・京都南ICより約50分
あり(有料)
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(画像提供:貴船神社)
【京都市左京区】吉田神社
約50万人の参拝者で賑わう盛大な「節分祭」

859年に平安京の守護神として創建された「吉田神社」。境内には、全国の神々を祀る重要文化財「斎場所大元宮」や料理の神様やお菓子の神様など、様々な社がある神社です。

室町時代から行われている「節分祭」は、例年約50万人が訪れる行事。境内には多くの露店が並び、厄除祈願や御神札を求める参拝者で賑わいます。
節分の日の前後3日間にわたる「節分祭」では、疫神に“荒ぶる事なく山川の清き地に鎮まります事”を祈る「疫神祭(えきじんさい)」、“鬼やらい”と呼ばれる「追儺式(ついなしき)」、巨大な火炉で古い神札を焼いて浄化する「火炉祭(かろさい)」などが執り行われ、伝統的な儀式を見る貴重な体験ができますよ。
京都大学の前にある参道を歩いてこちらに。少し小高い場所にお社がありました。こぢんまりとはしていましたが、とても綺麗なお社が印象的でした。御朱印も直接書いていただけました。
(行った時期:2023年7月)
京都府京都市左京区吉田神楽岡町30
参拝自由【祈祷受付】9時~16時30分(社務所17時まで)
なし
無料
出町柳駅より徒歩20分/名神高速道路京都東ICより20分
あり(無料)※参拝中の利用のみ、節分祭中は利用不可
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【京都市上京区】全国天満宮総本社 北野天満宮
縁起が良い紅白の梅が咲く境内で合格祈願

学問の神様として知られる菅原道真公(菅公)を祀る「北野天満宮」は、全国約1万2000社を数える天満宮天神社の総本社。受験の季節には多くの人が合格祈願に訪れます。
梅苑「花の庭」を含む境内には、菅公ゆかりの約50種・約1500本の梅があり、開花時期には紅白の梅が咲き誇ります。早咲きの梅は例年12月中旬頃からつぼみがふくらみ始め、正月明けから開花し徐々に咲いて3月末頃まで長く楽しめるそうです。
梅苑は例年1月下旬~3月下旬まで公開され、金・土・日・祝日限定でライトアップも開催。また、2月25日には「梅花祭」と「花祭野点大茶湯」も行われます。※詳細は公式ホームページで要確認

立春前日には、1年間の災厄を除け、病気を祓いやる祈りをこめた年中行事「節分祭」と「追儺式(ついなしき)」が催されます。福豆(初穂料300円)には当たりくじが入っているものがあり、当たりくじが入っていたら記念品と交換してくれるそうですよ。
梅の季節に行くと紅梅白梅が綺麗に咲いていて見ごたえがあります。菅原道真公ゆかりの飛び梅も可愛らしい花を咲かせています。道真公のお母様も祀られていて鳥居の所には橘の木もたくさんの小さな実を付けていました。
(行った時期:2024年3月)
京都府京都市上京区馬喰町
【開門時間】7時~20時【梅苑】9時~16時(最終受付15時40分)※ライトアップ(金・土・日・祝・2月25日)9時~20時(最終受付19時40分)
なし※梅苑公開日程の詳細は公式ホームページで要確認
参拝無料【梅苑】大人(中学生以上)1200円、子ども(小学生)600円※茶菓子付
円町駅よりバスで約10分/名神高速道路京都南ICより約30分
あり(有料)
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(画像提供:全国天満宮総本社 北野天満宮)
【京都市右京区】天龍寺
嵐山の景観を背景に見事な雪景色を満喫

「京都五山」のひとつ、嵯峨嵐山に位置する「天龍寺」の見どころと言えば、日本の史跡・特別名勝第一号に指定された「曹源池庭園」。「曹源池」を巡るように作られた池泉回遊式庭園で、嵐山や亀山、小倉山を借景にした雄大な借景式庭園です。
しだれ桜、新緑、紅葉と季節ごとに艶やかな景色を楽しませてくれますが、冬の雪景色は格別なものがあり、厳かな雰囲気や風情のある庭園を堪能できますよ。

例年2月3日に「天龍寺 節分会」が開催されます。福笹・絵馬(各2500円)の授与、大福豆まき、書道・絵画展、甘酒の無料接待など、盛りだくさんの内容です。
庭園の中を張り巡らした歩道、観る場所によって景色も代わり一年を通して楽しめる庭園がとても良かったです。
(行った時期:2024年4月)
冬だったので花を楽しむことはできなかったが、拝観者が少なかったので、八方睨みの龍や池をのんびり眺めることができました。次回は桜やいろんな花が咲く時期に訪れて、ゆっくり拝観したいです。
(行った時期:2024年2月)
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
【庭園】8時30分~17時(最終受付16時50分)
【庭園】なし
庭園参拝料(曹源池・百花苑)【高校生以上】500円【小・中学生】300円【未就学児】無料※諸堂(大方丈・書院・多宝殿)参拝は庭園参拝料に300円の追加、法堂「雲龍図」特別公開は別途500円必要
嵯峨嵐山駅より徒歩約13分/京都縦貫自動車道大野原IC・沓掛ICより約25分
あり(有料)
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(画像提供:天龍寺)
【京都市右京区】車折神社
門近くのしだれ梅が美しいパワースポット

平安時代の儒学者・清原頼業公をご祭神とする「車折神社(くるまざきじんじゃ)」は、学業の神様として知られ、商売繁盛、金運、良縁などにもご利益があると言われています。
本殿前のしだれ梅は、例年2月下旬頃に見頃を迎え、朱門のそばで咲き誇ります。鮮やかな朱色とピンク色の梅の組み合わせは、とても華やかで春の訪れを感じさせてくれますね。

境内社の「清めの社」は、悪運・悪因縁の浄化、厄災削除のパワースポット。神主がお祓いをした「祈念神石」(おふだ型500円、おまもり型700円)を購入すれば、“願い事を叶えるパワーストーン”を持ち帰ることもできます。

その他、芸能・芸術の祖神として崇敬されている天宇受売命(あめのうずめのみこと)をご祭神とする「芸能神社」では、朱塗りの玉垣には参拝に来た多くの芸能人の名前が記されています。約4000枚ある玉垣から知っている芸能人を探すのも楽しいですよ。
嵐山のちょっと奥まったところに、さりげなく入り口がありますが、ここには全国からアーティストや芸人、芸事に関することに携わる人が頻繁に訪れる神様が祀られています。神社を取り巻くコンクリートの奉納柱には誰もが知るような芸能人の名前が彫られています。昔から参拝する人が絶えない神社です。
(行った時期:2024年8月)
京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
9時30分~17時
なし
無料
車折神社駅より徒歩1分/京都縦貫自動車道沓掛ICより約40分
あり(無料)※9時~16時30分
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(画像提供:車折神社)
【京都市右京区】清凉寺(嵯峨釈迦堂)
光源氏ゆかりの寺院で綿雪のような白梅を愛でる

“嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)”と呼ばれる「清凉寺」は、お釈迦さまを本尊とする寺院。光源氏のモデルとされる源融(みなもとのとおる)の別荘があったと言われています。
「清凉寺」は梅の名所としても知られ、例年2月下旬から3月中旬まで多彩な梅を楽しめます。おすすめの鑑賞スポットは「阿弥陀堂」や「多宝塔」。中でも「阿弥陀堂」前に咲く梅は八重の白梅で、雪のように白くふんわりとした可愛らしい見た目が特徴です。
清滝方面から歩いてきて、たまたま「特別公開」という看板が目に入り、拝観しました。ご本尊の前に天井から釣り下がっている天蓋(?)の内側に、葵の御紋が描かれています。徳川5代将軍綱吉の生母桂昌院ゆかりの寺だからだそうです。(一部抜粋)
(行った時期:2023年5月)
京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
9時~16時※4・5・10・11月は9時~16時30分
なし
【一般】500円【中・高校生】400円【小学生】300円
嵯峨嵐山駅より徒歩約15分/京都縦貫自動車道沓掛ICより約45分
あり(有料)
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(画像提供:清凉寺(嵯峨釈迦堂))
【京都市右京区】旧嵯峨御所 大本山大覚寺
真っ白な雪に朱色の塔が映える鮮やかなコントラスト

嵯峨天皇の離宮として建立された「大覚寺」は、1200年あまりの歴史を持つ門跡寺院です。
境内にあるビュースポットは「大沢池」と「心経宝塔」。寺の東側に位置する「大沢池」は周囲約1kmの人工林泉で、国指定の名勝地になっています。
「大沢池」のほとりに建つ「心経宝塔」は、嵯峨野の四季とともに美しい姿を見せます。白銀の世界が広がる雪景色と鮮やかな朱塗りの塔のコントラストは見どころのひとつです。

2025年2月2日(日)には「節分会(星まつり)」が催されます。年の変わり目である節分に、その年の当たり星を祀って悪い年は無事災難を免れるよう、良い年は一層よくなるよう祈る真言宗の儀式で、開運福豆(御守付800円)も用意されています。※詳細は公式ホームページで要確認
広いお寺なので混雑することなく、ゆっくり拝観できました。息子と写経に挑戦し、心穏やかな時間を過ごすことができました。
(行った時期:2024年2月)
京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
9時~17時(最終受付16時30分)
なし
【お堂エリア】大人500円、小・中・高300円【大沢池エリア】大人300円、小・中・高100円※エリアの詳細は公式ホームページで要確認
嵯峨嵐山駅より徒歩約15分/京都縦貫自動車道沓掛ICより約40分
あり(有料)
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(画像提供:旧嵯峨御所 大本山大覚寺)
【宮津市】天橋立
まるで白龍のような姿を“股のぞき”で楽しむ

「天橋立」は、陸奥の「松島」、安芸の「宮島」に並ぶ、日本三景のひとつ。幅は約20m~170m、全長約3.6kmの砂浜で、約6700本もの松が茂い茂り、何千年もの歳月をかけて自然が作り出した神秘的なスポットです。
宮津湾と阿蘇海を南北に隔てる砂洲が雪に覆われる姿は冬限定の絶景。「天橋立」を北側から一望する成相山中腹の「傘松公園」と、南側の文珠山山頂の「天橋立ビューランド」から見ることができます。

「天橋立」に背を向けて立ち、股の間から景色を眺める“股のぞき”をすると、天に架かる橋のように見えるということから、その名がついたとか。“股のぞき”で逆転した「天橋立」を天に昇る龍の姿に例えて“昇龍観”と“飛龍観”と言われるそうですが、雪に覆われた様子はまるで“白龍”ですね。
私にとって最後の日本三景、天の橋立にようやく訪れることができました。さすがに平日とはいえ多くの観光客。やはり、高いところからの全景が一番でした。伊根に行く途中、車でぐるりと一周しましたが、反対側の山上から見ないと良さはわかりませんよね。でも素晴らしい風景、バッチリ股のぞきもしちゃいました。
(行った時期:2023年12月)
ゴンドラで上まで登り、股のぞきを楽しみ、帰りはリフトで降りてきました。景色を見ながら降りられるので天気が良ければ最高です。
(行った時期:2023年5月)
京都府宮津市文珠(天橋立公園内)
散策自由
なし
無料
天橋立駅より徒歩10分/京都縦貫自動車道宮津天橋立IC・山陰近畿自動車道与謝天橋立ICより約10分
あり(料金は駐車場により異なる)
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【京都市東山区】総本家 ゆどうふ 奥丹清水
江戸時代から受け継いできたこだわりの湯豆腐

江戸時代初期に創業した「総本家 ゆどうふ 奥丹清水」は、味や雰囲気を変えることなく代々受け継いできた精進料理の店です。
「昔どうふ一通り」(1人前4400円)は、湯豆腐・木の芽田楽・とろろ汁・胡麻どうふ・精進天ぷらなどがセットになった看板メニュー。厳選した国産大豆を使い、伝えられてきた純古代作りを再現した少し固めの木綿豆腐を楽しめます。
「おきまり一通り」(1人前3300円)は、絹ごし豆腐を使用。なめらかで柔らかい舌ざわりと大豆の香りが口の中に広がりますよ。


店内には600坪もの庭があり小川も流れています。客間から雪景色を眺めながら、熱々の湯豆腐を堪能するのもいいですね。
京都府京都市東山区清水3-340
【平日】11時~16時30分(LO16時)【土・日・祝】11時~17時30分(LO17時)
木
清水五条駅・祇園四条駅より徒歩約20分/名神高速道路京都東IC・京都南ICより約20分
なし
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(画像提供:総本家 ゆどうふ 奥丹清水)
【京都市東山区】十文堂
粒あんとハート型の苺がのった期間限定団子


東大路通りから「八坂の塔」まで続く「夢見坂」の入り口近くに位置する甘味処「十文堂」。フォトジェニックな看板メニュー「鈴なり団子」(各種5本495円~)をはじめ、様々な種類の甘味や抹茶などが味わえます。
2月のおすすめは、初旬から提供される期間限定メニュー「いちご団楽」(880円、抹茶付き1408円)。粒あんの上に手立て生クリームとハート型の苺がのった団子は、苺大福のような味わい。その他、一口サイズの4種類の団子がセットになっています。

周辺には、カラフルな“くくり猿”で知られる「八坂庚申堂」をはじめとする観光スポットが多数あり、散策の合間に一息つくのにぴったりですね。
(画像提供:十文堂)
【京都市左京区】一乗寺中谷
老舗和菓子店が作る白みそ仕立ての「京雑煮」

「一乗寺中谷」は、三代にわたり、一乗寺の郷土銘菓「でっち羊かん」を作り続ける老舗の和菓子店です。
現在は伝統を受け継ぐ和菓子だけではなく、和と洋を融合させた新しい感性のスイーツを生み出し、店内には昔と今の京の味が楽しめるカフェスペース「茶家」が併設されています。
寒い時期にぴったりなのが「京雑煮のいろどりごはん」(1200円)。杵つきの丸餅が入った白みそ雑煮と赤飯・おばんざい・ごま豆腐の5品が楽しめるセットです。その他、「いろどりごはん」に和菓子や洋菓子が付いたセットメニューもあります。

「でっち羊かん」は、厳選された原材料を使い、竹の皮に流して蒸し上げる伝統の製法で作られた逸品で、コーヒーや紅茶、抹茶と一緒に味わえます。(コーヒー・紅茶付き650円、抹茶付き750円)

すぐそばの「詩仙堂」は、江戸時代の文人・石山丈山が晩年を過ごした山荘跡。歴史に思いをはせながら、京都ならではのメニューで温まれそうですね。
京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町5
9時~18時(茶屋LO17時)
水
一乗寺駅より徒歩約6分/名神高速道路京都東IC・京都南ICより約40分
あり(無料)
「一乗寺中谷」の詳細はこちら
(画像提供:一乗寺中谷)
【宇治市】中村藤吉本店
ほうじ茶をベースにした期間限定パフェ

1854年創業の「中村藤吉本店」は、お茶どころで知られる京都・宇治で170年続いている茶商。本店には、お茶を取り入れたメニューを味わえるカフェが併設されています。
例年1月下旬から2月末までの期間限定で販売される「コイスルまるとパフェ」(1950円)は、ほうじ茶をベースにしたパフェ。ホワイトチョコレートに生クリームや白あんなどを合わせた特製ラズベリーチョコクリーム、抹茶ゼリイ、抹茶ガトーショコラなどが味わえます。
中が見えない竹の器に入っているので、わくわくしながら食べ進めるのも楽しいですね。

同じ時期に登場するのが「コイスルナマチャゼリイ」(590円)。ラズベリーチョコクリームのミルキーな甘さと濃いめの抹茶ゼリイの組み合わせが新鮮で、見た目にも美しい生茶ゼリイを期間限定で堪能できます。※「コイスルまるとパフェ」「コイスルナマチャゼリイ」の提供期間は早めに終了する場合あり

明治期の茶商の佇まいを残す建物は、国の重要文化的景観に選定されています。中庭には、帆を立てた船のように見えることから名付けられという樹齢約250年のクロマツ「宝来舟松」があり、見事な松を眺めながらゆっくり過ごせます。
京都府宇治市宇治壱番10
【銘茶売場】10時~17時30分【カフェ】10時~17時30分(LO16時30分)
なし
宇治駅より徒歩約1分/名神高速道路京都東ICより約30分
あり(無料)
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(画像提供:中村藤吉本店)
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横手 奈保子
ゴールデンレトリバーとゆったりまったり暮らしています。「犬と一緒に泊まれる宿」にチャレンジ中。愛知県在住。