何度訪れても新しい発見がある、魅力いっぱいの観光地、北海道。
でもあまりにも観光地の情報が多すぎて迷ってしまう、どこに行くのがおすすめ?どう回れば楽しめるの?と悩んでいる人もいるのでは?
そこで今回は、北海道旅行のおすすめモデルコースを北海道じゃらん編集部のスタッフが紹介します。
「この世の果て」と言われる絶景から日本初の「滝つぼ水槽」、美しすぎる「道南の秘境」まで、どれも知られざる魅力的なスポットを回れるコースばかり!
これから観光のベストシーズンを迎える北海道で、心躍る旅を楽しんでくださいね。
モデルコース1. 札幌
【コース概要】
<1日目>
地下鉄南北線自衛隊前駅
↓徒歩で約20分
紅櫻蒸溜所
↓徒歩+バスで約50分
札幌芸術の森
↓
宿へ
<2日目>
幌見峠ラベンダー園
↓車で約30分
八剣山キッチン&マルシェ
↓車で約15分
心の里 定山
車:新千歳空港より道央道を経由して、札幌市内まで約1時間
電車バス:JR新千歳空港駅よりJR快速エアポートで札幌駅まで約38分、自衛隊前駅へは札幌駅で地下鉄南北線に乗り換えて約20分
紅櫻蒸溜所【北海道・札幌市】
昆布、ハマナス…道産ボタニカルのジンにハマる。
近年、日本産のクラフトジンが注目を集めている。ジンとはジュニパーベリーを中心に、植物などのボタニカルで香り付けをした蒸留酒だが、明確な定義はないのだとか。そのため、地域ならではのボタニカルを使った個性的なクラフトジンが日本各地で生まれ、話題に。
このたび、札幌の「紅櫻蒸溜所」が北海道産ボタニカルにこだわったジン造りを行っていると聞き、見学に訪れた。

黒壁の建物内へ足を踏み入れると、土間中央で渋い輝きを放つ蒸溜器に目を奪われる。

聞けばこの1台で1回約550本のジンが造れるという。
蒸溜技師の風間さんから解説を受けて2階へ上がると、色とりどりのクラフトジン「9148」シリーズに迎えられた。

昆布や干し椎茸を基本に、季節限定のフキノトウ、ラベンダーなど異色のボタニカルはどれも地元素材。

桜や楓などボトル内に素材を浮かべたものもあり、洒落た佇まいに見惚れてしまう。
「フキノトウのジンはそばに合います。プルーンワインを原酒にしたジンはお湯割りがおすすめ」と、風間さんの話は目から鱗。食材の宝庫、北海道のクラフトジンが持つ可能性に胸躍るひと時となった。

2018年4月、紅櫻公園内に誕生したジンの蒸溜所。北海道産ボタニカルを使用し、地元の伏流水を割水にしたクラフトジン「9148」シリーズを小ロットで多種展開している。
札幌芸術の森【北海道・札幌市】
豊かな自然に囲まれた芸術複合施設を巡る。


約40haの広大な敷地に、様々な企画展を行う「札幌芸術の森美術館」や国内外の彫刻作品を展示する「札幌芸術の森野外美術館」などが点在。自然散策も楽しめる。
011-592-5111(芸術の森センター)
北海道札幌市南区芸術の森2-75
9時45分~17時(6月~8月は~17時30分)※札幌芸術の森美術館の入園は閉園の30分前まで
月(祝日の場合は翌日、4月29日~11月3日は営業)、12月29日~1月3日
入園無料(札幌芸術の森野外美術館は入館料大人700円、札幌芸術の森美術館は展覧会ごとに入館料が変動)
「札幌芸術の森」の詳細はこちら
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幌見峠ラベンダー園【北海道・札幌市】
ラベンダーの花絨毯と札幌市街の絶景を目当てに。
旅の2日目はレンタカーを手配し、札幌郊外まで足をのばしてみることに。まず向かったのは、地元の人々が憩う幌見峠の花名所。通常は夜景スポットとして営業している駐車場に、夏季限定のラベンダー園がお目見えしているという。
市街地を抜け、幌見峠の急勾配を慎重に走り進める。頂上に辿り着くと、丘一面に色鮮やかな紫の花絨毯がきらめいていた。

満開のラベンダーが放つ甘い香りに誘われて、花畑の中の散策路へ。
青空と緑に彩られた絵本のような花景色を近景に、奥には札幌市街の大展望が広がり、不思議なコントラストに釘付けになる。街の便利さも自然の絶景も楽しめる札幌。その魅力を目の当たりにした気分になった。

札幌駅前から車で約30分。標高約300mの幌見峠の頂上にある展望駐車場。7月上旬から末にはラベンダー園がオープンし、紫色の花畑越しに札幌の街並みを一望できる。
011-622-5167
北海道札幌市中央区盤渓471-110
9時~17時(夜の部は17時~翌3時)※駐車場は24時間営業
12月~3月
入場無料(駐車料500円、夜の部は800円)
「幌見峠ラベンダー園」の詳細はこちら
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八剣山キッチン&マルシェ【北海道・札幌市】
八剣山とぶどう畑を望むワイナリーのレストラン。
ランチに訪れたのは、八剣山の麓に佇むワイナリーレストラン。ぶどう畑を望むテラス席で、地産食材のピッツァを頬張る。

気になるワインはお土産にと、併設のマルシェでの買い物も満喫した。

「八剣山ワイナリー」の敷地内に2020年5月にオープン。自社ワインや地元食材の料理が楽しめるレストランに、地域の新鮮野菜や農産加工品を揃えたマルシェが併設。
011-596-5778
北海道札幌市南区砥山150
11時30分~LO16時30分(マルシェは10時~17時)※季節により変動あり
不定
マルゲリータ1540円
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心の里 定山【北海道・札幌市】
森の足湯ラウンジで上質なヒーリングタイム。
「札幌の奥座敷」と呼ばれる定山渓温泉に到着したのは午後2時頃。夕方までたっぷり残る旅時間を「心の里 定山」で過ごすことに決めた。

森の風を感じながら足湯に浸かり、ラウンジのソファで読書休憩。併設の「東洋古美術 中島文庫」では、いにしえの美に思いを馳せる…。


さて、帰路は幌見峠にもう一度寄って評判の夜景を拝もうか。定番観光地・札幌の新たな一面にハマる旅となった。
定山渓温泉の人気宿が営む足湯施設。自然に囲まれた足湯の他、滝を眺めるラウンジ、約800冊もの自然専門書を揃えたライブラリーなどで寛ぎのひと時を。
011-598-5888
北海道札幌市南区定山渓温泉西4-372
10時~18時
なし
入館料1500円 ※小学生以下は利用不可
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じゃらん編集部
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