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2025.10.31

【高知】柏島のおすすめ観光スポット9選!絶景ビーチやダイビング体験も<2025>

高知県の西南端に位置する大月町の大堂・柏島エリア。近年では、「船が宙に浮いて見える」ほど透明度の高い海として、SNS上でも話題になっています。浅瀬でもカラフルな熱帯魚やサンゴを観察できて、さまざまなマリンアクティビティにぴったり。今回は、そんな柏島のおすすめスポットやモデルコースをご紹介します。

柏島ってどんなところ?アクセスは?

エメラルドグリーンの海に囲まれた絶景の島

柏島
(画像提供:大月町観光協会)
柏島
(画像提供:柏島ダイビングサービス フィンハウス)

高知県の柏島は、大月半島と2本の橋で結ばれた、周囲約4kmの小さな島です。黒潮の影響で海にプランクトンや土砂などの不純物がほとんどないこと、近くに大きな河川がなく生活排水が流れ込まないことから、年間を通して非常に透明度が高いことで知られています。

海水浴場が特になく、自由遊泳のため海開きの日は決まってはいませんが、夏は多くの海水浴客でにぎわいます。ウェットスーツを着用すれば、シュノーケリングやダイビングは一年中トライできるのも魅力です。豊後水道と黒潮の海流がぶつかる海域なので生き物が豊富で、1000種類以上もの魚を見ることができます。

アクセスは車がおすすめ!

四国本土と道路の橋でしかつながっていないため、四国や関西方面から行くには車が便利。遠方から電車や飛行機で移動する場合、路線バスは便数が少ないので、レンタカーを予約すれば便利です。宿毛駅まで送迎してくれるダイビングショップもあるので、利用前に確認しておくとよいでしょう。

飛行機の場合
[車]高知龍馬空港より大月町まで3時間
[電車・バス]高知龍馬空港から電車とバスで約4時間。空港からリムジンバスで25分→JR高知駅→JR土讃線と土佐くろしお鉄道特急で2時間30分→宿毛駅→高知西南交通バス宿毛大月線で30分→ふれあいパーク大月→高知西南交通バス柏島線で30分→柏島 ※柏島線はバスの便数が少ないので要確認。

車の場合
[広島・松山方面より]松山ICより2時間50分。松山道松山IC~津島岩松IC、R56を経由。
[関西・岡山・徳島・高松方面より]高知ICより2時間50分。高知道高知IC~四万十IC、R56、宿毛和田ICを経由。

柏島ダイビングサービス Smiley Dive

初心者も無理なく海中散歩が楽しめる

柏島ダイビングサービス Smiley Dive

初心者向けの体験コースでは、ライセンスがなくても気軽にダイビングができます。少人数制で、自分のペースに合わせてインストラクターがサポートしてくれます。

柏島ダイビングサービス Smiley Dive

事前に呼吸や耳抜きの基本的なレクチャーを受け、潜るポイントへ移動。波が穏やかな浅い場所なので、泳ぎが苦手な人や、船酔いが気になる人でも落ち着いて体験できますよ。

柏島ダイビングサービス Smiley Dive

柏島ではオレンジ色と白のコントラストが美しいクマノミや黄色のチョウチョウウオ、小さな青いソラスズメなどカラフルなさまざまな種類の魚に出会えます。

柏島ダイビングサービス Smiley Dive

ダイビング後には、スタッフが水中で撮影をした写真をフレームに入れてプレゼントしてもらえます。見る度に思い出のシーンがよみがえるはず!

<体験ダイビング>
[期間]通年
[所要時間]2時間(1ダイブ)
[料金]1万6500円※ガイド料、体験料、器材レンタル料、施設使用料、シャワー利用料、ドリンク・フォトフレームサービス料含む(環境保全協力料、保険料は別途)
[予約]
■柏島ダイビングサービス Smiley Dive
高知県幡多郡大月町柏島635-1
8時~18時
不定休
高知自動車道宿毛和田ICより約43分
あり(1回500円)
「柏島ダイビングサービス Smiley Dive」の詳細はこちら
「柏島ダイビングサービス Smiley Dive」のクチコミ・周辺情報はこちら
(画像提供:柏島ダイビングサービス Smiley Dive)

柏島ダイビングサービス フィンハウス

初心者も多彩な海中生物に出会える

柏島ダイビングサービス フィンハウス

柏島の海に詳しいガイドが、海の魅力を満喫できるポイントへ案内してくれます。初心者からベテランまでが安心してダイビングに取り組めるようサポート。ボート乗り場は店舗から徒歩1分という近さで、各ボートには上がりやすいようにはしごを傾斜させ、座ったままタンクが背負えるタンクホルダーが設置されています。

柏島ダイビングサービス フィンハウス
柏島ダイビングサービス フィンハウス
柏島ダイビングサービス フィンハウス

海中ではカラフルな魚の群れや珍しい小さな生き物、大きなウミガメなど、普段見ることのない美しい海が目の前に広がります。どんな海の生き物に出会えるか、ワクワクしますね。

屋外にはシャワー施設3カ所やテラスがあるので、ダイビング後は心地いい潮風を感じながらゆっくりくつろげます。2ダイブ以上の場合の昼食は、オーナーが捕ってきたばかりの新鮮な魚をはじめとした手作りの料理を提供しているそうですよ。

<ツアーデータ>
【体験ダイビング】
[期間]通年
[所要時間]3時間(1ダイブ)
1万7500円※ガイド料、体験料、器材レンタル料、タンク、ウエイト、ボート、施設使用料、環境保全協力料、保険料含む
[予約]
■柏島ダイビングサービス フィンハウス
高知県幡多郡大月町柏島641-3
8時~17時
なし
高知自動車道宿毛和田ICより約40分
あり
「柏島ダイビングサービス フィンハウス」の詳細はこちら
「柏島ダイビングサービス フィンハウス」のクチコミ・周辺情報はこちら
(画像提供:柏島ダイビングサービス フィンハウス)

NPO法人黒潮実感センター

柏島の海の魅力をめいっぱい探求できる施設

NPO法人黒潮実感センター

海洋生物学者のオーナーのもとで、ボートシュノーケリングやクリアカヌー体験が満喫できます。出発前には、海で出会う生き物についてレクチャーをしてもらえるので、遊びながら学べるのも魅力ですよ。

NPO法人黒潮実感センター
NPO法人黒潮実感センター

約1150種を超える魚類が生息する柏島の海を実感するボートシュノーケリングでは、海中を悠々と泳ぐ大きなウミガメに遭遇することもあるとか。

NPO法人黒潮実感センター
海との一体感が楽しめるクリアカヌー

底まで透明なクリアカヌーに乗れば、美しい海底のサンゴや熱帯魚を間近で観れます。カヌーが透明なので、まるで人だけが海面に浮いているような写真が撮れそうですね。

NPO法人黒潮実感センター
呼べばイルカの親子が船の回りにやってくる
NPO法人黒潮実感センター

各ツアーの最後には、ボートのフライングデッキからの飛び込みやイルカウォッチングも行っていて、大人から子どもまで大人気といいます。また、ツアー時に参考になる「柏島おさかな図鑑」(海中に持参可能な下敷きタイプ)、「柏島の海から学ぶガイドブック」「海の中の森づくり」(小冊子)を一部300円で販売しています。

26人乗りのボートで出航するため、ほかの人の迷惑にならないよう時間厳守で、また船に酔いやすい人は酔い止め薬を飲んでおきましょう。

<ツアーデータ>
【ボートシュノーケリング】
[期間]5月~11月
[所要時間]9時~12時、13時30分~16時30分(約3時間)
1万1500円※ガイド料、体験料、器材レンタル料(フィン、マスク、シュノーケル、ライフジャケット)、施設使用料、温水シャワー利用料、環境保全協力料、保険料含む。ウェットスーツレンタルは1着1500円
[予約]
【クリアカヌー】
[期間]3月~11月
[所要時間]9時~12時/13時30分~16時30分(約3時間)
1万1500円※ガイド料、体験料、器材レンタル料、施設使用料、温水シャワー利用料、環境保全協力料、保険料含む
[予約]
■NPO法人黒潮実感センター
高知県幡多郡大月町柏島1番地
8時30分~17時30分
不定休
高知自動車道宿毛和田ICより約45分
あり
「NPO法人黒潮実感センター」の詳細はこちら
「NPO法人黒潮実感センター」のクチコミ・詳細はこちら
(画像提供:NPO法人黒潮実感センター)

柏島白浜

遠浅、白砂のビーチは海水浴に最適

柏島白浜

柏島への入口となる柏島新大橋。その少し手前の道路からはエメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜の「柏島白浜(かしわじましらはま)」が見渡せます。

柏島白浜

柏島の海岸は岩場が多い中、「柏島白浜」は町内でも数少ない砂浜のビーチで、“白浜海岸”と呼ばれることもあります。サラサラの白い砂は素足でも歩きやすいうえ、湾内は波や潮の流れもなく遠浅。子どもも足がつきやすいので親子で遊びやすいですよ。特に夏場は観光客で賑わう海水浴スポットとなっています。

駐車場からは徒歩7分程。傾斜のある場所も通るため、荷物は極力減らしていくのが得策です。

■柏島白浜
高知県幡多郡大月町柏島 
高知自動車道宿毛和田ICより約40分
あり(7~9月は1回500円、その他閉場期間は無料)※「柏島観光情報発信センター」駐車場利用
「柏島白浜」の詳細はこちら
(画像提供:大月町観光協会)

柏島ビーチ

シュノーケルを楽しめる透明度抜群のビーチ

柏島ビーチ

柏島に架かる2本の橋のうち細い方が柏島橋。その下にあるのが「柏島ビーチ」で、島内では“柏島橋のたもと”とも呼ばれています。島と本土に挟まれた、自然のままの地形を生かした海岸は、橋の上から海底や、魚が泳ぐ姿が見えるほど透明度は格別で、海水浴やシュノーケルもできます。

柏島ビーチ

夏場には、ビーチの周辺に出店もあって賑わいをみせますよ。

なお、橋の下は航路のため遊泳の際は注意が必要とのこと。橋の上からの飛び込みは禁止されている点に気を付けてくださいね。

■柏島ビーチ
高知県幡多郡大月町柏島
高知自動車道宿毛和田ICより約40分
あり(7~9月は1回500円、その他閉場期間は無料)※「柏島観光情報発信センター」駐車場利用
「柏島ビーチ」の詳細はこちら
(画像提供:大月町観光協会)

大堂山展望台

柏島全景や離島を望めるビュースポット

大堂山展望台

大堂海岸から柏島へ向かう途中の大堂山(おおどうやま)山頂に位置する展望台です。大堂山は周囲の山と比べても標高が高く、東に白い岩肌の断崖絶壁が続く大堂海岸、西に宿毛市の離島である沖の島や鵜来島、豊後水道、南にはどこまでも続く太平洋と360度のパノラマビューが楽しめます。

大堂山展望台

鮮やかなエメラルドグリーンの海に囲まれた柏島の全景はひと際美しく、撮影スポットとしてぜひ立ち寄りたいところです。展望台は3階建てで、それぞれの階から異なる角度で違った表情の景色が眺められます。

展望台から観音岩へとつながる道は、壮大な景色が眺められる散歩道となっています。のんびり散策するのに最適ですよ。

■大堂山展望台
高知県幡多郡大月町一切
高知自動車道宿毛和田ICより約45分
あり(無料)
「大堂山展望台」の詳細はこちら
「大堂山展望台」のクチコミ・詳細はこちらこちら
(画像提供:大月町観光協会)

観音岩

神聖な空気を纏う観音様のような石柱

観音岩

大堂海岸の絶壁に高さ30mもある花崗岩の石柱がそびえ立つ姿が、海に向かってお祈りをする観音菩薩のように見えることから、「観音岩」という名がついたそうです。

観音岩

県道43号沿いを柏島へ向かう途中、右側に観音岩登り口駐車場があり、階段を上って左に曲がり5分ほど歩くと「観音岩」が右手に見えてきます。その昔、「観音岩」が迷いかけた船を照らし、遭難を回避させたという伝説も残っています。

■観音岩
高知県幡多郡大月町柏島
高知自動車道宿毛和田ICより約40分
あり(無料)
「観音岩」の詳細はこちら
「観音岩」のクチコミ・詳細はこちら
(画像提供:大月町観光協会)

柏島ヴィレッジ

生本マグロのうま味がたっぷり詰まった丼物を堪能

柏島ヴィレッジ
「柏島産生本マグロ丼」3850円

柏島の海はダイビングだけでなく、実は本マグロの育成にも絶好な環境で、大月町には本マグロの養殖場も多くあります。

海を一望できる高台に立つドミトリー&レストラン「柏島ヴィレッジ」では、柏島産養殖本マグロを港から1本買いして冷凍せずに解体し、冷蔵で生のまま熟成させながら提供しています。タイミングが合えば、1カ月以上寝かせた熟成生本マグロも堪能することができますよ。

柏島ヴィレッジ
「柏島産生本マグロと白身魚の漬け丼」3300円

脂のりの良い、とろけるような食感の生本マグロが、ご飯が隠れるほどのった「柏島産生本マグロ丼」3850円や、自家製タレに漬け込み、白身魚も一緒に味わえる「柏島産生本マグロと白身魚の漬け丼」3300円、「熟成生本マグロとさばきたて本マグロ食べ比べ丼」5500円といった豪華な丼がおすすめです。

なお、注文を受けてから魚を切り分けるため、時間に余裕を持って注文してくださいね。

■柏島ヴィレッジ
高知県幡多郡大月町柏島254-1
11時~14時(LO13時45分)【夏季7・8月】10時~14時(LO13時45分)
木※天候不良の場合は臨時休業あり。夏季7・8月は無休
高知自動車道宿毛和田ICより約50分
あり(無料)
「柏島ヴィレッジ」の詳細はこちら
「柏島ヴィレッジ」のクチコミ・詳細はこちら
(画像提供:柏島ヴィレッジ)

魚ごころ

自慢の鯛料理に心もお腹も満たされる

画像提供:魚ごころ
「鯛丼」1400円

魚の鮮度にこだわった漁師料理の店。その日に水揚げされたばかりの新鮮な鯛を惜しみなく使った丼物や定食が自慢です。一番人気は分厚い鯛の切り身がたっぷりのった「鯛丼」。コリコリとした歯ごたえがある切り身に、特製の甘めのかけダレや卵黄がマッチしています。

画像提供:魚ごころ
「魚ごころ定食」2000円

「魚ごころ定食」は鯛づくしの贅沢な定食。ぷりぷりした鯛のすり身の天ぷら、肉厚の鯛のフライ、鯛のすり身にキャベツと紅ショウガを合わせた天ぷら“キャベ天”に加えて、身の締まった鯛の刺身までついて、食べ応えも充分。

画像提供:魚ごころ

店の前には港があって、美しい海を眺めながら食事ができますよ。

■魚ごころ
高知県幡多郡大月町柏島1096-2
11時30分~15時
火、不定
高知自動車道宿毛和田ICより約40分
なし
「魚ごころ」の詳細はこちら
(画像提供:魚ごころ)

「柏島」日帰りモデルコース

海のレジャーと絶景、グルメを満喫する!

NPO法人黒潮実感センター

午前中は自分たちで散策や海水浴をして、午後からのアクティビティに備えて、昼食は早めにとりましょう。柏島ならではの海の幸を、しっかりと味わってくださいね。お腹が満たされて1時間ほど休憩したら、マリンレジャーが体験できる施設に向かいます。ダイビングやボートシュノーケル、クリアカヌーなど好みの体験に挑戦してみましょう!

SPOT.01 大堂山展望台
車で5分
SPOT.02 観音岩
車で3分徒歩で7分
SPOT.03 柏島白浜(海水浴)
車で3分
SPOT.04 魚ごころ(昼食)
車で1分
SPOT.05 柏島ダイビングサービス Smiley Dive(ダイビング)

まとめ

美しいエメラルドグリーンの透明度抜群の海。ただ眺めるだけでなく、マリンレジャーに夢中になったり、海の生き物を間近に観察したりしながら大自然をダイレクトに感じてみてくださいね。心身がリフレッシュできますよ!

※この記事は2025年10月15日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

吉田美保  吉田美保

岡山県在住。主に旅行雑誌を手がける編集会社を経てフリーのライターに。花や自然、動物、お菓子作りが好き。最近の楽しみは近場の山を散策すること。読みやすさ、わかりやすさ、心に焼きつくような文章を心がけています。

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