広島県の代表的な観光スポットのひとつ宮島。世界遺産の嚴島神社をはじめ、国内外から多くの人が訪れる観光地です。今回はアナゴやカキなど宮島のご当地グルメが堪能できるランチスポットを厳選して紹介!予約情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【宮島桟橋から徒歩1分】みやじま食堂 別館
焼き上げと煮上げが選べるアナゴ飯

宮島にはアナゴ飯を提供している飲食店が多く、「みやじま食堂 別館」ではアナゴ飯はタレをつけて香ばしく焼き上げる「焼き上げ穴子飯」と、煮てやわらかくふんわり仕上げる「煮上げ穴子飯」、さらに両方がのった「合いのせ穴子飯」が用意されています。
加えて“めそっこ”と呼ばれ島内で多く使用される小ぶりなアナゴだけでなく、太く大きなアナゴも選べるのでカップルやグループならシェアして食感や味わいの違いを楽しめるのも特徴です。

店は宮島桟橋を出てすぐの場所で、観光客が多く訪れますが地元でも「船に乗ってでも食べに行きたい」と味には定評のある食堂。カキ料理や麺類などメニューも多彩に揃い、テイクアウトも可能なバーガーやスイーツなども揃っています。

「宮島バーガー」はカキフライや和牛のコウネ、チェダーチーズ、ハラペーニョの酢漬けなどをライ麦仕様バンズで挟み、下にはフライドポテトが敷かれています。コウネは肩バラ肉の一部で、広島独特の呼び方。1頭からわずかしか取れない希少部位です。

宮島の鹿をモチーフにしたスイーツもあり、中でも注目なのは鹿の角をイメージした大きな自家製シュガーパイをトッピングしたパルフェ。カップの中は濃厚な味わいのこだわり牛乳を使ったソフトクリームとコーヒーゼリー、コーンフレークで、上にはココアパウダーがかかっています。
[予約]可(電話)
0829-40-2555
広島県廿日市市宮島町1162-1
11時~20時( LO19時30分)
なし
宮島桟橋より徒歩1分
【宮島桟橋から徒歩3分】お食事処 梅山
串に刺して揚げる独特のカキフライ

カキフライは串に刺した後にまとめて衣をつける独特な揚げ方で、ミルキーさとジューシーさをしっかり密封。もちろん熱々の揚げたてを味わうことができ、口の中に旨みがあふれ出します。ボイルしたカキの小鉢も付き、広島名物のカキを存分に堪能できる定食です。

宮島で三代続く老舗店で、フレンドリーな雰囲気。カキとアナゴを中心に瀬戸内の幸を定食や丼、カレー、うどんなど様々なメニューで味わえ、店内は2024年2月にリニューアルされたばかり。テーブル席のほかに小上がりの座敷も用意されています。

もう一品欲しいときは「あなご蒲焼き」がおすすめ。やわらかくて肉厚な瀬戸内海の新鮮な地アナゴを使い、酒のつまみにもぴったりです。アナゴは本来の香りや旨みを楽しめる白焼きのほか、「あなご丼」(1980円)もあります。

ちょっと珍しいメニューでは、アナゴやカキが入ったうどんも見逃せません。タレでしっかり味付けされて香ばしさが残るアナゴや、ぷりっぷりのカキの身がごろごろと入ったうどんは食べ応えもあり、出汁まで飲み干してしまいたくなる美味しさです。
[予約]不可
【宮島桟橋から徒歩7分】宮島レ・クロ
瀬戸内の味覚と欧風料理が融和したランチコース

築100年を超える古民家をリノベーションしたレストランで、店内は日本の伝統と西洋文化が融和したモダンで静かな空間。カキやアナゴなどの宮島名物を西欧料理にアレンジし、手入れされた庭を愛でながらゆっくりと食事を愉しめます。


ランチはコースのみで、前菜や季節のパスタに魚料理か肉料理が選べる安芸コース(4200円)と、魚料理も肉料理も味わえる宮島コース(6000円)の2種類。どちらもデザートとコーヒー(または紅茶)が付き、プラス500円でメイン料理を牛肉のタリアータに変更することできます。

多くの観光客で賑わう表参道商店街の隣にある町家通りで、昔ながらの風情あふれる町並みに溶け込んだ門構え。嚴島神社へも徒歩5分の場所です。
[予約]可(電話、または公式HP)
【宮島桟橋から徒歩7分】お好み焼き 桜まる
カキをトッピングした広島風お好み焼き

おすすめは広島グルメを代表するカキとお好み焼きが同時に味わえる欲張りメニューです。宮島沖で採れたカキを鉄板で焼いてお好み焼きにのせた「牡蠣お好み焼き」(1400円)は店の一番人気で、さらにチーズとねぎをトッピングして唐辛子の入った辛麺を使った「牡蠣スペシャル」もあります。

店は表参道商店街の中ほどにあり、メニューは薄く焼いた生地にたくさんの野菜や肉などをのせる広島風お好み焼きがメイン。海鮮をホイルで包んで焼いた一品メニューも豊富に揃っています。

熱々のカキに刻んだネギをたっぷりとかけ、ポン酢で味わう「かきのポン酢たれ」は、シンプルながらカキのミルキーな旨みを堪能できます。

カキ、アサリ、エビ、イカ、ホタテなどをガーリックと塩、コショウで味付けして、オリーブオイルでぐつぐつ煮込んでいます。魚介ならではの旨みが溶け込み、食欲をそそる香りがたまりませんよ。
[予約]不可
【宮島桟橋から徒歩7分】焼がきのはやし
旨みがたっぷり詰まった「焼がき」が看板メニュー

今では宮島の定番グルメになっている焼ガキですが、最初にメニューで提供した店とされているのが表参道商店街にある「焼がきのはやし」です。
店頭で焼いたカキを店内でゆっくりと味わえ、カキの豊かな香りや本来の旨みを堪能することができます。

カキを焼くのは創業から70年以上も受け継がれてきた職人技。ムラができないように何度もカキを返しながら全体に満遍なく火を通し、殻の中で蒸し焼きにして旨みを凝縮。口に入れた瞬間に濃厚な風味が広がり、ぷりぷりの食感を楽しめます。

ブランドガキとして知られる地元の「地御前(じごぜん)がき」にこだわり、中でも特注の3年物を使用しているので1年を通して新鮮で大粒なカキを味わえるのも特徴。
看板メニューの焼ガキにカキフライ、カキめしもセットになった「かき三景定食」は、カキのおいしさを余すことなく味わえます。

カキと並ぶ宮島の名物・アナゴも蒲焼や丼で味わえ、蒲焼は香ばしい香りとふわふわの食感がクセになる一品。自家製のタレが染み込んだアナゴを程よい火加減で焼き上げていて、酒のアテにもぴったり。ほろっとやわらかく、タレの濃厚な香りが口の中に広がります。
[予約]可(電話、または公式HP、ホットペッパーグルメ)
0829-44-0335
広島県廿日市市宮島町505-1
10時30分~17時(LO16時30分)※変更の場合あり
水(祝日の場合は営業)
宮島桟橋より徒歩7分
「焼がきのはやし」の詳細はこちら
「焼がきのはやし」のクチコミ・周辺情報はこちら
【宮島桟橋から徒歩15分】ふじたや
代々受け継がれた味を守るアナゴ飯専門店

観光客で賑わう表参道商店街から少し入った閑静な住宅街にあるアナゴ料理専門店で、創業は明治時代の1902年。希少な天然アナゴにこだわり、その中でも特に味が良いと言われる100~120gのサイズを厳選し、休日には長い行列ができることも珍しくありません。

「あなごめし」のご飯はもっちりとした食感のセイロ蒸しで、上にはびっしりとアナゴが敷き詰められています。お吸い物と漬物もセットで、木の蓋をのせた丼で出てくるのでできたての熱々を味わえます。
アナゴには代々伝わるさらりとしたタレが塗られて、表面はつやつやの輝き。天然ならではの身が締まったアナゴをふっくらと焼き上げる職人技にも老舗の伝統を感じられ、アナゴの旨みが堪能できる逸品です。


アナゴは注文を受けてから焼くので、20分くらいは待つことになります。その間にちょっと酒でも、と思ったら、すぐに出てくる小鉢の一品料理がおすすめ。
「あなごの肝」は苦味もなく、生姜がアクセントになって旨みもしっかり感じます。「あなご南蛮」は上品な味わいの漬け酢で歯応えもあり、ごちらも酒のアテにはぴったりです。
[予約]不可
0829-44-0151
広島県廿日市市宮島町125-2
11時~17時(LO16時/売切れ次第終了)
不定
宮島桟橋より徒歩15分
「ふじたや」の詳細はこちら
「ふじたや」のクチコミ・周辺情報はこちら
宮島ランチマップ
まとめ
アナゴ飯やカキ料理、お好み焼きなど宮島を訪れる際のおすすめランチを紹介しました。嚴島神社の参拝前後にも便利な場所ばかりなので、観光と合わせて宮島グルメを満喫してくださいね。
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※この記事は2024年4月10日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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