国内有数の水揚げ量を誇る漁港を持つ鳥取県の境港市は、海鮮丼のおいしい店がたくさんあることでも知られています。今回は直売センターや海鮮市場内の店、デカ盛りなど海鮮丼がおすすめの店を紹介。境港を代表するグルメ・カニを使った丼もあるので、ぜひお出かけの参考にしてくださいね。
健食倶楽部 元気亭。
13種のネタでオーナーの名前を冠した豪華丼

オーナーの名前を冠した「漁師のたかちゃん海鮮丼」は、13種のネタを一度にのせた看板メニュー。ネタはマグロやサーモン、アジ、赤エビ、甘エビ、イカ漬けのほか、季節の魚介も盛り込まれている豪華な一品です。ご飯は酢飯で、カニ汁や漬物、小鉢、アカモク海藻の三杯酢の4品もセットになっています。

境港のご当地グルメを味わえるのが「境港The・かにめし」。カニの甲羅がインパクト大の新メニューで、境港産・紅ズワイガニの身がたっぷりと盛り付けられています。みそ汁や漬物、小鉢も付いていて、満足感の高い丼です。

店は境港の観光スポット「水木しげるロード」沿いに位置し、観光客も入りやすい親しみやすい雰囲気。栄養豊富なスーパーフードのアカモク海藻を使っただし茶漬けなど、自社製のオリジナル商品はお土産にぴったりです。
鳥取県境港市大正町38
10時30分~15時(LO14時45分)、17時30分~22時(LO21時30分)※20時以降は隣接の別棟にて営業
水(祝日の場合は営業)
境港駅より徒歩5分/米子道米子ICより40分
10台(無料)
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旬の漁師料理 和泉
水揚げされたばかりの新鮮魚介を厳選!

元漁師の経験を活かした目利きの店主が仕入れる海の幸は鮮度も味も抜群で、定番人気の「海鮮丼」はその日水揚げされた魚介ばかりが上品に盛り付けられた一品。醤油は山陰独特の甘みがあって濃厚なタイプと、さらりしたタイプの2種類が用意されています。

境港名物の紅ズワイガニやウニ、イクラの高級ネタでびっしりと埋め尽くした三色の豪華な「味覚丼」もおすすめです。「味覚丼」にさらに旬の魚介を加えた「大漁丼」(4200円)や、「旬の刺身の盛り合わせ」(1300円~)もあるので、どれにするか迷ってしまいますね。

店内はカウンター席と座敷で、観光客の多い「水木しげるロード」沿い。鮮度の良さは地元でも評判で、漁師が船で食べるまかない料理の美味しさをそのまま味わえますよ。
鳥取県境港市本町19
11時~14時(LO13時45分)、17時30分~LO22時(21時30分)
木、第4水
境港駅より徒歩10分/米子道米子ICより40分
2台(無料)
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旨いもん市場 海月丸
ネタが丼からはみ出す大迫力のビジュアル

「てっぺん海鮮丼」は紅ズワイガニを丸ごと1杯使用して、タイやブリ、ヒラメなど7種の日替わり鮮魚の切り身がそれぞれ2枚ずつのっています。さらにウニやイクラといった計10~12種のネタが丼からはみ出すように盛り付けられ、お客さんの約7割が注文する看板メニュー。食べ応え満点の記憶にも残る丼です。

そのほか「上海鮮丼」(2200円)など各種の丼や定食、御膳も揃っていますが、意外な人気メニューが「油そば」です。鳥取県西部のソウルフードで、特製のラー油ダレをかけて食べる汁なしラーメンのようなもの。惜しまれつつ閉店した地元の評判店の味を受け継いでいて、常連さんも多いそうです。

店は境水道沿いにあり、店内には大漁旗がディスプレイされています。天井からは定置網漁に使う浮き玉もぶら下がり、漁師小屋のような雰囲気。店主が漁船を所有しているので、水揚げされた魚が生きたまま店内の生簀で泳いでいます。
鳥取県境港市相生町16
11時~14時(LO)
水(祝日の場合は営業)
境港駅より徒歩15分/米子道米子ICより40分
あり(無料)
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お食事処 峰
食べ応えのある大きなネタで鮮度も抜群

ブリやタイ、スズキ、マグロといった大ぶりなネタに加え、カニ、ウニ、イクラなど8~9種のネタがのる「海鮮丼」はボリュームたっぷりで、もちろん鮮度も抜群です。セットで珍味の一品料理やみそ汁、デザートも付いています。

定食や御膳も豊富で、旬のネタを厳選した「刺身定食」は、野菜の煮物や茶碗蒸しなども付いていて、こちらもボリューム満点。海鮮料理以外にも煮込みハンバーグやステーキ、豚カツといった多彩なメニューが揃っています。

市民の憩いの場となっている港台場公園に隣接し、店内からは境水道大橋や行き交う船を眺められる絶景のロケーション。格子で囲まれたテーブル席や座敷がある古き良き昭和の雰囲気で、ゆっくりと寛いで食事を楽しめます。
鳥取県境港市花町1-4
11時~15時(LO14時30分)、17時~21時(LO20時30分)
火(祝日の場合は営業)
米子道米子ICより35分
10台(無料)
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漁協直営 境港のさかな塾
漁協の直営店でネタの鮮度が自慢

「上海鮮丼」にはマグロやイカ、サーモン、カニ、イクラ、ウニ、ホタテ、エビのほかに、時期で変わる白身魚や青魚など11種類の魚介が美しく盛り付けられています。みそ汁が付き、ネタの味を引き立てるご飯には鳥取県産「きぬむすめ」が使用されています。

ほかにも7種のネタがのる「海鮮丼」や、「カニ丼」(1200円)、「漬け丼」(1200円)など、さまざまな丼メニューが揃っています。通路を挟んで向かいにある「さんまき漁協直売店」で購入したカニや刺身などを持ち込むこともできます。

2022年春にリニューアルした「境港水産物直売センター」内の食堂で、店内はテーブルとカウンターの広々としたつくりになっています。12の水産物販売店が軒を連ねる直売センターで買い物も楽しんでくださいね。
鳥取県境港市昭和町9-5(境港水産物直売センター内)
10時~15時
火(祝日の場合は営業)
米子道米子ICより35分
200台(無料)
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天然海水いけす 海陽亭 境港店
贅沢な厚切りネタで立体感のある盛り付け

10種のネタがのる「特選海鮮丼」はマグロやタイをはじめとする旬の魚に加え、カニ、煮アワビ、ウニなどの高級食材も使用されています。どれも食べ応えのある大きなネタで、ピンと立ったエビの頭やカニの爪の盛り付けは目でも楽しめる豪華さです。

境港名物の紅ズワイガニを心ゆくまで味わえる「紅がに丼」もおすすめです。食べやすい棒身やバラ身をふんだんに使用し、中央にはカニみそもたっぷり。美しい盛り付けだけでなく、酢飯とのバランスも言うことなしです。

店は境港水産物直売センターの敷地内で、駐車場も共用。テーブル席のほか、1人用のカウンター席もあります。店内には天然海水を引き込んだ生簀が置かれ、目の前で泳いでいる白イカを網ですくって調理してくれる「活いか姿造り」(100g2530円)も味わえます。
鳥取県境港市昭和町9-5(境港水産物直売センター内)
10時30分~16時(LO15時)
火(祝日の場合は営業)
米子道米子ICより35分
200台(無料)
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御食事処 さかゑや
5種のネタに茹でガニの半身をそのまま盛り付け

海鮮丼も食べたいけど、境港に来たならカニもしっかり食べたい。そんな欲張りな希望を叶えてくれるのが「海鮮かに丼」です。旬の地魚と茹でガニが丼を覆い尽くし、炙ったカニみそやみそ汁、小鉢も付いています。冬季限定で通常の紅ズワイガニから松葉ガニ(時価)に変更もできますよ。

定番の「海鮮丼」は桶に入った温かいご飯の上にタイやサーモン、ネギトロなど、地魚を中心にその日の仕入れで変わる8~9種のネタがのり、海鮮丼専用の自家製タレで味わいます。各種の定食も豊富で、特に鯛の頭を煮付けた豪快な「あらだき定食」(1540円~)は売り切れ必至の人気メニューです。

鮮度の良さは舌の肥えた地元の人にも評判。店内はテーブルと座敷の落ち着いた雰囲気で、黒板にはその日のおすすめの魚が書かれているのでチェックしてみてくださいね。
鳥取県境港市上道町2184-19
11時~14時30分(LO)、17時~20時(LO)
水、第1・3火(変更の場合あり)
米子道米子ICより35分
13台(無料)
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魚山亭
分厚く切った10種のネタは食べ応え満点

「特上魚山丼」はタイやブリ、スズキ、アジ、シメサバ、エビなど、その日の仕入れで変わる10種のネタが盛り付けられています。どれも分厚くて食べ応え満点で、ほんのり温かいご飯に薄めに作った寿司酢を合わせた海鮮丼専用のご飯も美味しくて箸が止まらなくなりそうです。

出汁にカニの旨みがしっかり出たカニ汁とセットになった「特上スペシャル」や、刺身に天ぷら、焼き魚、小鉢、サザエなどが付いた「大漁定食」(2600円)もおすすめ。どれもコスパが良く、毎日でも行きたくなります。

店があるのは多くの水産業者が集まる竹内団地。国道沿いでもなく、観光スポットから離れた目立たない場所ですが、休日のランチタイムは行列が必至。店内は畳の部屋にテーブルを並べた靴を脱いで上がるスタイルです。
お食事処 海心
カニ入りの華やかな丼に天ぷらや小鉢も付く

独自のルートで仕入れている魚介は、どれも新鮮で旬のものばかり。「特選海鮮丼セット」の丼には5種類の魚とカニ、ウニ、甘エビ、タコが盛り付けられ、ご飯は酢飯または白飯を選ぶことができます。天ぷらや茶碗蒸し、みそ汁なども付いて、お腹いっぱいになること間違いなしです。

カニを存分に味わいたいなら「贅沢境港丼」もあります。紅ズワイガニ1杯分のほぐし身とカニ足に、旬の魚やイカ、イクラも加わり贅沢な丼に仕上がっています。

店は国道431号沿いで、隣にはカニの直売店が併設されています。店内はテーブルと座敷で約80席もあり、7月と8月以外は紅ズワイガニの食べ放題(60分5000円)も実施されています。
鳥取県境港市福定町1802-23
8時~15時(LO14時30分)、17時~21時30分(LO21時)
木(祝日の場合は営業)
上道駅より徒歩20分/米子道米子ICより30分
40台(無料)
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海鮮食堂 なかうら
タレは3種から選べてネタもボリューム満点

「海鮮丼」は、その日の仕入れに応じてマグロやアジ、サーモンなどの魚が2切れずつ。カニや甘エビ、ホタテなどの計8種類のネタが楽しめます。特製のタレは醤油、ユッケ、ゴマの3種から選べ、ご飯はネタとタレの相性を考えて、あえて温かい白飯を使っているそうです。

カニを独自の製法で熟成させ、マグロのトロのような旨みと食感に仕上げた看板メニューの「かにトロ丼」(1580円)も見逃せません。たっぷり入ったカニのほぐし身を混ぜて味わい、「かにトロ丼かに身3倍」はカニの身が丼を埋め尽くして見た目のインパクトも抜群です。

境港の海の幸や山陰のお土産を取り揃えた「大漁市場 なかうら」内の食堂で、食事の前後にはショッピングも楽しめる観光スポット。入口で出迎えてくれる高さが7.7mもある「ゲゲゲの鬼太郎」の石像は、記念撮影にもぴったりです。
鳥取県境港市竹内団地209(大漁市場 なかうら内)
【平日】11時~14時30分(LO)【土・日・祝】11時~15時(LO)
木(祝日の場合は営業)
米子道米子ICより30分
200台(無料)
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まとめ
海鮮丼は時期でネタが変わるのも魅力。カニのシーズンはもちろん、いつでも美味しい海鮮丼が味わえるので「水木しげるロード」などの観光と合わせて、ぜひ境港に行ってみてくださいね。
※この記事は2025年1月27日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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