さりゅーさんの東京都〜和歌山県の旅行記

紀伊半島4泊5日の旅
- 1日目2018年4月30日(月)
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南紀白浜空港行きの飛行機が朝早いため、空港そばのホテルに前泊しました。
- 2日目2018年5月1日(火)
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空港へ送迎してくれるバスが午前4時台から動いていてとても便利でした。
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ホテルからの送迎バスで空港に向かい、そこから白浜へと向かいます。
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南紀白浜空港
1時間15分のフライトの後、南紀白浜空港に到着しました。ここから熊野本宮大社行きバス(空港発は1日1便です)に乗車します。
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空港から約2時間半後、熊野本宮前のバス停に到着しました。バス停からは本宮の鳥居と八咫烏が書かれた幟を見ることができます。ただ、すぐにお参りはせず発心門王子跡から中辺路を歩いて本宮大社を目指すことにしました。
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本宮大社前のバス停からバスに乗車して発心門王子跡バス停を目指します。バス停到着後は休憩所で前もって買っていた弁当を食べ、そこからまず発心門王子跡へ向かいます。300mほど歩くと発心門王子の鳥居と世界遺産の石碑が見えてきました。
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森に囲まれた小さなお宮でお参りをしました。お参りをした後、熊野本宮を目指して中辺路を歩き始めます。
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水呑王子を目指して歩いていると舗装された道を歩くことになります。その途中には民家が有ったり無人販売所があったり、フクロウの置物が展示?されている場所もあります。
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舗装道路を通り抜け水呑王子跡へ。その後は山の中の道を通り再び舗装道路を歩いていきます。
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水呑王子から約30分後、伏拝王子そばにある休憩所に到着しました。ここでアイスコーヒーを注文してのどを潤します。ただ、残念なことに肝心の伏拝王子はスルーしてしまうという失敗をしてしまいました。伏拝王子はすぐそばの階段の上だったようです。
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伏拝王子を出発後、三軒茶屋跡へ。そして、道は山の中へと続いていきます。あとは祓殿王子へ向かうだけなのですが、少し寄り道をして見晴台へ。そこからは大斎原(おおゆのはら)の大鳥居を見ることができます。かつてはここに本宮がありました。
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山道をへろへろになりながら通り抜けると住宅街に出てきました。本宮大社の直前には祓殿王子という小さな祠があります。かつてはここで汚れを祓って本宮へ向かったといいます。
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祓所王子跡から少し歩くと熊野本宮の裏鳥居が見えてきました。ここから境内に入っていきます。すると八咫烏のオブジェが載っている黒いポストがありました。
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手水舎で清めた後、まずは拝殿でお参りをします。本宮の宮司さんが書いた書がとても印象的です。拝殿内にはサッカー日本代表のユニフォームが奉納されているのを見ることができます。
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拝殿のそばにはシンボルである八咫烏が刻まれた石が設置されています。
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拝殿の右側には神門があり、門の向こう側には証誠殿、結宮、若宮の3つのお社が建てられています。神門をくぐって門の向こうのお宮で参拝を行います。ただ、残念なことに門の向こうは無断で撮影することは禁止です。
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3つのお宮でのお参りを済ませた後、次は大斎原へ向かいます。本来ならば登ってくる階段ですが、急な階段をおりていきます
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本宮大社の表側の鳥居をくぐった後、道路を渡ると田植え前の田んぼの中の参道へたどり着きました。明治22年の大洪水まで熊野本宮があった場所で真正面に見える鳥居の大きさに圧倒されました。
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鳥居をくぐり森の中を進んでいくと広場があります。そこは明治22年の洪水で流されるまで、本宮があった場所で今は小さな祠が建てられています。
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世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」や熊野周辺の観光に関する展示やビデオを見ることができます。
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本宮大社前からバスで渡瀬温泉バス停で下車。しばらく歩くと本日の宿に到着しました。敷地内には西日本最大級だという大露天風呂や貸し切りの家族風呂もあります。
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宿泊者は対岸にある本館である「ホテルひめゆり」のお風呂も利用できます。両館の行き来は吊り橋を渡ることになるのですが、夜になるとこんな風にライトアップされてとても綺麗でした。
- 3日目2018年5月2日(水)
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朝食をいただいた後、渡瀬温泉バス停から新宮駅行きのバスに乗り込み、次の目的地熊野速玉神社を目指します。ただ、この日は予報によるとが下り坂で今にも降りそうな状態です。
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渡瀬温泉から約50分後、神社最寄りのバス停に到着。しばらく歩くと鳥居が見えてきました。
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境内に入ると参道脇には八咫烏神社と手力男神社が建てられています。
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八咫烏神社のほぼ真向かいにはご神木であるナギの木を見ることができます。
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手水舎のそばには神宝が展示されている神宝館があります。入口には迫力ある弁慶の像が立っています。あとで知ったのですが、この像はチェーンソーアートによるものだとか。
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手水舎で清めた後、立派なしめ縄が飾られた神門をくぐります。本宮では神門の向こうは撮影禁止でしたが、どうやらここはOKのようなので思う存分撮影します^^
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神門の真正面にある上三殿(かみさんでん)です。家津御子大神(けつみこのおおかみ)を祀った証誠殿、天照大神を祀った若宮、高倉下命(たかくらじのみこと)を祀った神倉宮からなる相殿(あいどの)です。
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上三殿の左側にある拝殿です。この背後には第一殿、第二殿があり速玉大神と夫須美大神の夫婦神が祀られています。
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上三殿の右側には八社殿があります。その名の通り八柱の神様が祀られています。
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熊野速玉神社から徒歩で15分。神倉神社に到着しました。
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橋を渡ると手水舎があり、そこで清めると赤い鳥居が見えてきます。そして、そこから急な階段が伸びていくのが見えます。
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・・・正直言って舐めてました。こんなに階段が急だなんて。行きはまだいいのですが、足元が悪く雨も降ってきたため帰りの方が少し怖くなりました。
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階段を登り切ったその先にご神体であるコトビキ岩と寄り添うように建てられた社殿を見ることができます。この後は社殿までよじ登ってお参りをしてコトビキ岩に触れます。
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社殿からは新宮の街並みを一望できるのですが、残念ながら天気が下り坂のためか少し煙って見えます。 このあと、下山する際は急な石段を恐る恐る下りていくことになりました。思っていた通り大変でした。
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神倉神社の最寄りバス停から紀伊勝浦駅行きのバスに乗りました。終点紀伊勝浦駅の目の前にある店「bodai」に入り、「まぐろ中トロカツ定食」を注文しました。衣はサクサク中は生。これをポン酢につけて食べるのですが、なかなかおいしかったです。
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昼食後、駅前から那智山行きのバスに乗り、大門坂の最寄りバス停で下車します。そこから大門坂へ向かいます。
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苔むした石畳が敷かれた坂道を登って行きます。やはり雨の影響で石畳が湿っていますが、雰囲気が出ていい感じがしますね。
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大門坂を登り切ったところまではまだ雨はそれほどではありませんでしたが、少し休憩を取って表参道を歩くころから雨が激しくなってきました。
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鳥居をくぐり抜けまず拝殿でお参りをしようと思ったら工事用の覆いがされて残念。平成31年の春までこの工事は続くらしい。また、この工事は本殿にも影響が出ていて間近でお参りすることはできません。
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境内にある宝物殿に飾られている今年の干支の戌の特大絵馬が目を引きます。
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拝殿の横には八咫烏・御縣彦社があり、やはりカラスのオブジェが設置されています。
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境内には樹齢850年だという大樟がご神体として祀られています。この木の幹は空洞になっていて、胎内くぐりを行うことができます。
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那智大社の裏門を抜けると青岸渡寺があるのですがなんとこちらも工事中! 本堂の屋根の傷みがはげしく屋根のふき替え工事の真っ最中なんだとか。工事終了まで今年(2018年)いっぱいかかるらしい。
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青岸渡寺本堂をあとにして三重塔へ向かったのですが、この日は登ることができませんでした。受付の人によると塔に登っても霧で那智の滝が見えない場合は登れないことになってるのだそう。
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一般道に面した場所に那智の滝をご神体とする飛龍神社の鳥居があります。
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森の中の参道を下りていくと那智の滝が姿を現します。ただ、雨が降っている影響で最上部は霧でぼやけています。 那智の滝の見学を終えた後、最寄りのバス停から那智勝浦駅まで戻りました。雨でびしょぬれになったこともあり駅のそばにあるホテルへと向かいます。
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リーズナブルな宿で天然温泉に入れて夕食にはマグロをメインにしたものが出ました。 料金のことを考えると満足^^
- 4日目2018年5月3日(木)
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ホテルでの朝食後、早朝の電車で串本へ向かいます。串本駅からコミュニティバスに乗車して本州最南端の潮岬を目指します。
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まず潮岬観光タワーに登ることにしました。エレベータの乗車券と引き換えに「本州最南端訪問証明書」をもらえます。エレベータに乗り最上階へ行ったのですが、昨日の悪天候の影響が残っているのか水平線が霞んではっきりとは見えませんでした。
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観光タワーの目の前には広場が広がっていてキャンプができるようでテントが点在しているのが見えます。そんな広場を横切り海の方へ歩いていくと本州最南端であることを示す石碑が設置されています。
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観光タワーから少し離れた場所にある灯台で灯台内部はらせん状の階段になっています。タワーほどではないですがこちらも素晴らしい景色を見ることができました。
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再びコミュニティバスに乗車して串本駅まで戻ってきました。そこからタクシーに乗り橋杭岩へ移動します。到着すると丁度干潮だったためか橋杭岩のそばまで歩いていける状態になっていました。
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串本から白浜に移動し、そこから路線バスで三段壁へやってきました。荒々しい波が切り立った岩肌にぶつかる光景はとても素晴らしいです。
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三段壁の展望台のそばには洞窟へ通じるエレベータがあります。洞窟内に入るとこの日は海が荒れているため波飛沫や波が押し寄せる音にとても迫力を感じました。
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三段壁の見学後この日の宿にチェックインしました。
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ホテルから少し歩いたところにある千畳敷です。三段壁とは異なる自然が作り上げた素晴らしい光景を見ることができます。ただ残念なのはいたるところに落書きがされていること。本当にやめてほしいです。
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日本の渚百選にも選ばれた白い砂の海岸です。白浜の名前の由来となった場所です。
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白浜のシンボルとして有名な場所です。ここには夕景を見るために大勢の人たちが集まっていました。島の穴の部分に夕日が落ちていくシーンをとろうと島の真正面の防波堤から狙っていたのですが、先客が多くて失敗・・・。でも素晴らしい景色を見ることができよかったです。
- 5日目2018年5月4日(金)
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この日は見事に晴れてくれたのでもう一度千畳敷にやってきました。すると水平線がはっきりと見え、海も濃い青色になっていました。前日これを見れなかったのでもう一度来てみてよかったです。
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円月島のそばにある水族館です。水槽には解説がついていて生態などが分かりやすく学べます。
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番所山公園
京大水族館の裏には番所山公園があります。公園内には展望台があり景色を楽しむこともでき、円月島を裏側から見ることができます。また、南方熊楠記念館もあり常時何らかの展示が行われています。
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両親へのお土産と昼食のためにとれとれ市場に立ち寄りました。地元だけでなく全国各地の海産物や和歌山の特産物を購入することができます。
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昼食後JRで和歌山駅へ移動。そこから本日の宿であるホテルにチェックインします。20F建ての高層ホテルで和歌山城の目の前です。部屋が17Fで夜になるとライトアップされた天守閣を見ることができます。
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チェックイン後、和歌山城公園へ。天守閣内には紀伊徳川家についての資料や当時使用されていた武具や道具類が展示されています。また最上階からの景色はなかなか素晴らしかったです。また、公園内には小さな動物園もありペンギンや熊までいます。
- 6日目2018年5月5日(土)
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朝食後、和歌山駅から電車に乗り宗教都市・高野山を目指しました。橋本駅で南海電鉄に乗り換え極楽橋まで移動します。
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やはり参拝客が多いようで極楽橋駅を出発するロープウェイは満員です。約5分後ロープウェイは高野山駅へ到着しました。駅前からは大門行きの臨時バスに乗ります。
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バスに15分ほど乗ると大門に到着しました。とても大きくて門の両脇の金剛力士像も大きくて迫力があります。
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中門
大門をくぐりしばらく歩くと檀上伽藍に到着しました。その門にあたるのが中門です。1843年に焼失しましたが開創1200年を記念して2015年に再建されたので、まだ真新しいです。門には四天王の像が設置されています。
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中門を抜けると真正面に金堂があります。拝観をしようと思ったのですが、行列ができています。これは「結縁灌頂」を行う人々の列で通常の拝観はこの日は行っていませんでした。
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取っ手がついていて回すことができ、1度回せば一切経を読んだ功徳を得られるといいます。少し重いですが大人一人でも回すことができました。
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ガイドブックではわからなかったのですが、想像以上に大きな塔でした。また内部の大日如来像の大きさにも圧倒されます。
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檀上伽藍から金剛峯寺へ向かう途中にある宝物館です。国宝や重要文化財が収蔵されています。
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高野山真言宗の総本山である金剛峯寺。正門を通過した真正面に主殿が姿を現します。
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主殿内部の拝観をすることができます。広大な庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」や豊臣秀次自刃の間とされる柳の間など見どころがいくつもあります。
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金剛峯寺を出た後は、奥の院参道を歩きます。参道の両脇には歴史上の人物の墓所がずらりと並んでいます。ずいぶん古い物らしく苔むしていたり一部崩れ落ちたりしているものも・・・。ちなみにここは武田信玄、勝頼の墓所。
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中の橋のそばには「汗かき不動尊」が建てられています。人々の苦しみの身代わりになってくれるというお地蔵様が祀られています。また、そのそばには「姿見の井戸」がありのぞき込んで自分の顔が写らないと3年以内に死んでしまうんだそう。
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山道を歩くこと約50分。弘法大師御廟へ渡る「御廟橋」にたどり着きました。橋を渡り真正面に見える「灯篭堂」で祈りを捧げます。
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奥之院の最寄りバス停より高野山駅へ向かい、ロープウェイで極楽橋へ。そこから特急「こうや」に乗り終点難波まで移動します。
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最後はリムジンバスで伊丹空港に移動して羽田行きの飛行機に乗りました。
紀伊半島4泊5日の旅
1日目の旅ルート
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