一年中穏やかな気候に恵まれる岡山県は、豊かな歴史を育んできた南部と、まるでヨーロッパのような自然に触れられる北部に分かれます。
そんな2つのエリアをレンタカーでぐるっと観光できる、おすすめのドライブコースをご紹介します。
記事配信:じゃらんレンタカー
岡山のエリア基本情報と見どころ
岡山県は大きく2つのエリアに分かれています。
南部は豊かな水流と平野に恵まれ、古くから育まれた歴史と文化が息づくエリアです。古代の寺社や中世の城、近世・近代の文化史跡が点在し、都市の発展もめざましいところです。
穏やかな瀬戸内海式気候で、晴れの日が多く、ドライブの計画を立てやすいという長所があります。農産物や海産物も、地物が豊富で新鮮です。
北部は中国山地沿いに標高が高く、冬はウインタースポーツが、夏は高原の避暑が楽しめます。南部とはまた違う表情の豊かさを見せてくれるエリアです。
広い面積を持つ岡山県ですが、正方形のような形をしており、また快走路も多いため、意外なほど早く移動できます。レンタカーのドライブにはうってつけです。
おすすめドライブコース 自然と温泉編
地底の神秘と出で湯を感じるコース
不思議な鍾乳洞たちと瀑布、爽やかな高原、そして温泉。岡山県北部の豊かな自然を堪能できるコースです。最後のシメは有名なオブジェのある道の駅へ。心がふんわりと癒やされるドライブが楽しめます。
- JR岡山駅
↓(国道53号線〜山陽道岡山IC〜岡山道賀陽IC〜国道180号線、走行距離:69.9km、走行時間101分) - 井倉洞
↓(県道50号線〜国道313号線〜県道312号線、走行距離:30.0km、走行時間61分) - 備中鐘乳穴
↓(県道312号線〜国道313号線〜県道84号線〜国道181号線〜313号線〜県道201号線、走行距離:26.7km、走行時54分) - 神庭の滝
↓(県道201号線〜国道313号線、走行距離:19.4km、走行時39分) - 湯原温泉 砂湯
↓(国道313号線〜県道322号線、走行距離:2.8km、走行時間6分) - 湯原湖
↓(国道313号線〜482号線、走行距離:22.0km、走行時間44分) - 蒜山高原
↓(岡山道蒜山IC〜中国道院庄IC〜国道181号線、走行距離:58.5km、走行時間57分) - 道の駅 久米の里
■走行距離:229.3km
■走行時間:6時間2分
■有料道路料金: 2370円(ETC: 2370円)
【スタート】JR岡山駅
ルート/国道53号線〜山陽道岡山IC〜岡山道賀陽IC〜国道180号線
走行時間/101分
走行距離/69.9km
有料道路料金:950円 (ETC:950円 )
【1】井倉洞
まずは岡山道を利用しつつ、岡山県北西部へ向かいましょう。新見市を中心としたこのエリアには、カルスト台地が多く、実は大小200もの鍾乳洞が存在しているのです。
一級河川・高梁川の上流にある井倉洞は、石灰岩地帯を雨水などが浸食してできた長さ1200m、高低差90mの、代表的な鍾乳洞です。川沿いの断崖絶壁の途中に入口があり、まるで天空の城に入っていくような感覚です。
中には地下河川が流れ、天井からは「つらら石」、地面からは「石筍」など奇岩が伸びています。照明に浮かび上がった様子は幻想的です。
洞内は年中15〜16℃で、真夏でも上着が欲しくなる涼しさ。約40分で見て回ることができます。。
郵便番号/719-2551
住所/岡山県新見市井倉409
電話番号/0867-75-2224
営業時間/8:30〜17:00(入場16:30まで)
駐車場/
・有り(300台/無料)
料金/高校生以上1000円、中学生800円、小学生以下500円
定休日/無し
「井倉洞」の詳細はこちら
ルート/県道50号線〜国道313号線〜県道312号線
走行時間/61分
走行距離/30.0km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【2】備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)
さらに穴場の鍾乳洞を訪ねましょう。この備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)は、平安時代の901(延喜元)年に書かれた書物にもその名が残っている、とても古い鍾乳洞です。
全長は約800mあり、そのうち300mが観光のために公開されています。ヒンヤリとした冷気が漂う洞内に入っていくと、高さ3m、直径5mもある石筍「洞内富士」や、22層もの鍾乳石からできた「五重の塔」など、神秘的な光景に驚かされます。
洞内の気温は一年を通して約9℃と、まるで冬のよう。夏でも体の芯まで冷やされます。
また、入口付近には陸上性のホタル「ヒメボタル」が生息しており、6月下旬から7月上旬にかけて光る姿を見ることができます。毎年6月最終と7月最初の土日には、21:30まで夜間特別営業を行っています。
郵便番号/716-1411
住所/岡山県真庭市上水田8854-1
電話番号/0866-52-2962
営業時間/10:00〜17:00(11〜3月は16:00まで)
駐車場/
・有り(160台/無料)
料金/大人700円、中高生500円、5歳以上小学生以下350円
定休日/不定、1・2月は日祝のみ営業
「備中鐘乳穴」の詳細はこちら
ルート/県道312号線〜国道313号線〜県道84号線〜国道181号線〜313号線〜県道201号線
走行時間/54分
走行距離/26.7km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【3】神庭の滝
「日本の滝百選」にも選ばれている、落差約110mの滝です。駐車場に車を停め、細い渓谷沿いを歩いていくと、目の前が突然開けて、遠くに大きな滝が流れ落ちる、雄大な景色が目に飛び込んできます。
四季折々に豊かな表情を見せ、夏に訪れれば豪快な日本離れした雰囲気があり、紅葉の時期に訪れれば、しっとりとして風情があります。滝を少し隠すように横からモミジの枝が伸び、とても奥ゆかしい雰囲気です。
晴れの日は素晴らしい景観ですが、雨の日もまた良さがあります。周辺には野生の猿も200匹ほど棲息していて、運が良ければ見かけることができます。
その場合、決してエサは与えないでくださいね。また、ペット同伴での入場はできないのでご注意を。
郵便番号/717-0004
住所/岡山県真庭市神庭
電話番号/0867-44-2607(真庭市勝山振興局)
営業時間/8:30~17:15
駐車場/
・有り(100台/無料)
料金/大人300円、小中学生150円
定休日/年末年始
「神庭の滝」の詳細はこちら
ルート/県道201号線〜国道313号線
走行時間/39分
走行距離/19.4km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【4】湯原温泉 砂湯
岡山北部をドライブするなら、温泉番付で「西の横綱」とたたえられる湯原温泉はぜひ訪れたいところ。ここには、河原に地面の下からこんこんと湧き出ている無料の露天風呂・砂湯があるのです。
湯原温泉は旭川の流れる山あいに旅館・ホテルが建ち並ぶ、和の情緒が漂う温泉街です。市営の日帰り入浴施設や旅館の日帰り入浴、無料の足湯などもあるのですが、砂湯はたとえ入らないにしても、見るだけでも価値のある温泉です。
地面から湧き出て露天風呂を満たす源泉は豊富な湯量を誇り、無色透明で適温、100%掛け流しです。露天で混浴なので昼間はちょっと恥ずかしいかもしれませんが、いつも多くの入浴客で賑わっています。
それでも入ってみたい!という女性は、湯原観光情報センターに行くと、専用の湯浴み着をレンタルしてもらえます(レンタル料2000円、返却時1000円返金。18:00まで)。一度は体験してみてもいいかもしれません。
郵便番号/717-0402
住所/岡山県真庭市湯原温泉
電話番号0867-62-2526(湯原観光情報センター)
営業時間/砂湯24時間利用可能※清掃中など諸事情により利用不可の場合あり
駐車場/
・有り(河川敷駐車場を利用、砂湯まで徒歩約5分/無料)
料金/砂湯無料
定休日/毎週水曜午前、毎月第1金曜10:00~14:00(清掃のため)
「湯原温泉 砂湯」の詳細はこちら
ルート/国道313号線〜県道322号線
走行時間/6分
走行距離/2.8km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【5】湯原湖
湯原温泉・砂湯に入っていると、上流にそびえる大きなダムが気になると思います。この湯原ダムによって生まれた湖(リザーバー)・湯原湖は、人造湖としては中国地方で最大の湖なのです。
湯原温泉街から国道313号線へ出て、すぐに県道322号線へ左折。山あいの細い道を、小さなトンネルを2つ抜けつつ上っていくと、急に視界が開けて、左手に展望台が見えてきます。
この「湯原温泉みはらし展望台」からは、湯原温泉の全景と、湯原ダムが一望できます。さらに100mほど進めばダムのえん堤に到着。春〜夏には濃い緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の景観が楽しめます。
湯原ダムは1955(昭和30)年に完成したダムで、「ダムカード」をゲットする昨今のダム巡りでも人気のスポットです。また釣りスポットとしても人気が高いところです。
郵便番号/717-0402
住所/岡山県真庭市湯原温泉
電話番号0867-62-2526(湯原観光情報センター)
営業時間/見学自由
駐車場/
・有り(数台/無料)
料金/見学無料
定休日/無し
「湯原湖」の詳細はこちら
ルート/国道313号線〜482号線
走行時間/44分
走行距離/22.0km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【6】蒜山高原
湯原温泉で和の情緒を堪能したら、次はヨーロッパ的な雰囲気の漂う高原リゾート地へ。蒜山高原は、蒜山三座(上蒜山、中蒜山、下蒜山)という3つの山の南側中腹に位置する、標高500〜600mの高原地帯です。
冷涼な気候を生かし、大規模な牧場があちこちにあって、なかでもジャージー牛の放牧は盛んに行われています。明るい茶色をしたジャージー牛がのんびりと草を食む眺めは、まるでアルプスに来たようです。
乳脂肪分の濃いジャージーミルクを生かしたヨーグルト、チーズ、アイスクリーム、クッキーなどは蒜山高原の名産。レストランではチーズフォンデュを味わえるところなどもあります。
馬の餌やり体験や、未経験でも可能な乗馬体験ができるスポットもあります。また、1周30kmもの自転車道が整備されていて、サイクリングを楽しむ人も多いところです。
ちょっと小腹が空いた……という場合は、名水と火山灰地で育った名産のそばを味わうといいでしょう。「ひるぜん焼そば」というB級グルメも人気です。
郵便番号/717-0503
住所/岡山県真庭市蒜山
電話番号/0867-66-3220(蒜山観光協会)
営業時間/見学自由
駐車場/
・有り(各施設等を利用/無料)
「蒜山高原」の詳細はこちら
ルート/岡山道蒜山IC〜中国道院庄IC〜国道181号線
走行時間/57分
走行距離/58.5km
有料道路料金:1420円 (ETC:1420円 )
【7】道の駅 久米の里
観光地をいっぱい堪能したら、ドライブのシメはやっぱり道の駅へ。お土産等を購入するのもおすすめですが、ここには立ち寄るだけでも価値のあるオブジェがあるのです。
道の駅 久米の里は、国道181号線沿いに位置していて、中国道院庄ICからも近い、立ち寄りやすい道の駅です。この構内の西側には、全長7mもの「モビルスーツ」が鎮座しているのです。
このモビルスーツがお披露目したのは、道の駅オープンと同じ2000(平成12)年。地元の中元正一さんが一人でコツコツと作り上げたもので、鋼鉄製の骨格に、FRP製の外装、さらに動力発生源のモーターポンプや油圧シリンダーなどまで備えています。
実際に動かすことはありませんが、年に一度のイベントではコックピット搭乗も可能。東京・お台場のプロジェクトより9年も前に実現していたことに驚き。一度は立ち寄って見るべきだと思いませんか?
郵便番号/709-4613
住所/岡山県津山市宮尾563-1
電話番号/0868-57-7234
営業時間/9:30~18:00※食遊館は10:00~16:00
駐車場/
・有り(55台/無料)
定休日/第1月曜(祝日の場合翌日)、年末年始
「道の駅 久米の里」の詳細はこちら
おすすめドライブコース 歴史と美術編
最高標高の現存天守と美観地区堪能コース
不思議な鍾乳洞たちと瀑布、爽やかな高原、そして温泉。岡山県北部の豊かな自然を堪能できるコースです。最後のシメは有名なオブジェのある道の駅へ。心がふんわりと癒やされるドライブが楽しめます。
- JR岡山駅
↓(国道180号線、走行距離:9.7km、走行時間20分) - 吉備津神社
↓(県道270号線、走行距離:7.3km、走行時間15分) - 備中国分寺
↓(国道180号線、走行距離:32.9km、走行時間66分) - 備中松山城
↓(国道180号線〜486号線〜県道24号線、走行距離:38.9km、走行時78分) - 倉敷美観地区
↓(徒歩、走行距離:0.4km、走行時間6分) - 大原美術館
↓(徒歩、走行距離:0.5km、走行時間8分) - 倉敷アイビースクエア
↓(県道22号線〜瀬戸中央道水島IC〜児島IC、走行距離:24.0km、走行時間34分) - 瀬戸大橋
■走行距離:113.7km
■走行時間:3時間47分
■有料道路料金:410円(ETC: 210円)
【スタート】JR岡山駅
ルート/国道180号線
走行時間/20分
走行距離/9.7km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【1】吉備津神社
岡山県南部が、古くから歴史の舞台となってきたことが分かるスポットです。桃太郎のお話のもととなった、温羅(うら)退治の神話が残る神社です。
主祭神である大吉備津彦大神(おおきびつひこのおおかみ)は、温羅と呼ばれる鬼を3人の家来とともに退治したと言い伝えられています。その首は地下に埋めても13年間もうなり続けたといわれ、その伝承をもとにした、炊き上げる釜の鳴る音で吉凶を占う「鳴釜神事」が今も続いています。
1425年に建てられた本殿、拝殿は重厚な雰囲気で、国宝に指定されています。また、本殿から約400mも延々と続く美しい回廊も、歴史の重みを感じさせ、一見の価値あり。
4月下旬~5月上旬のボタンや、6月中旬〜7月上旬のアジサイなど、豊かな花も美しいところです。
郵便番号/701-1341
住所/岡山県岡山市北区吉備津931
電話番号/086-287-4111
営業時間/境内拝観自由、受付所8:30~16:00
駐車場/
・有り(400台/無料)
「吉備津神社」の詳細はこちら
ルート/県道270号線
走行時間/15分
走行距離/7.3km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【2】備中国分寺
聖武天皇の発願によって、全国に建立された国分寺の一つです。吉備津神社とならんで「吉備路」を代表する観光スポットとなっています。
国分寺そのものは南北朝時代に焼失しましたが、南門跡や中門跡などから、壮大なものだったと推定されています。現在は江戸時代に再建された五重塔が残り、美しい立ち姿を見せています。
ここは何と言っても、花の名所。早春には菜の花、4月上旬~中旬にはモモ、4月下旬~5月上旬にはレンゲ、7月上旬~中旬にはひまわり、10月上旬からはコスモス……と、咲き乱れる花の向こうに五重塔がそびえる光景は、まるで一幅の絵のようです。
ぜひ花の季節を選んでドライブスポットに組み入れてみてください。また、夕日の時間帯もすばらしい光景に出会えます。
郵便番号/719-1123
住所/岡山県総社市上林1046
電話番号/0866-94-3155(国分寺観光案内所)
営業時間/拝観自由
駐車場/
・有り(200台/無料)
定休日/無し
「備中国分寺」の詳細はこちら
ルート/国道180号線
走行時間/66分
走行距離/32.9km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【3】備中松山城
「天空の城」は、岡山にもあるのです。しかも江戸時代以前に造られた建物が残る、現存12天守の1つです。
備中国分寺から、一級河川・高梁川沿いに上流へ向かい、高梁市街地からぐんぐん山を登っていきます。5合目にある「城見橋公園」の駐車場に停めて、お城まではシャトルバスを利用しましょう。
シャトルバスが「ふいご峠」に着いたら、そこからは約20分ほどの山道。標高430mと、現存天守の中で最も標高の高いお城だけあってハードですが、目の前に切り立った石垣が見えてくるとテンションも上がります。
苦労してたどり着いた天守からの眺めは格別です!石垣は、かつて時代劇のロケにも使われたとか。
9月下旬から4月上旬にかけては、天候の条件次第で雲海に浮かぶお城になることもあるとか。その場合は「雲海に浮かぶ備中松山城を望む展望台(雲海展望台)」というスポットが見学に最適です。
郵便番号/716-0004
住所/岡山県高梁市内山下1
電話番号/0866-22-1487
営業時間/4〜9月9:00〜17:30、10〜3月9:00〜16:30
駐車場/
・有り(124台/無料)
料金/大人300円、小中学生150円
定休日/年末年始
「備中松山城」の詳細はこちら
ルート/国道180号線〜486号線〜県道24号線
走行時間/78分
走行距離/38.9km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【4】倉敷美観地区
江戸時代に天領だった倉敷は、物資の集散地として上方(大阪)や江戸とも水運でつながり、全国の富が集積しました。その中で育まれた豪商である町衆たちの文化は、今も倉敷の町に息づいています。
倉敷美観地区は、そんな豊かさを偲ばせるエリアです。倉敷川畔には白壁やなまこ壁の建物が並び、それらを利用した飲食店やカフェなどが多く、そぞろ歩きが楽しいエリアです。
30分ごとに運航される、観光川船に乗ってみるのもいいかもしれません。また、倉敷人はおしゃれで新しいもの好きといわれ、センスのいい雑貨のお店や、ジャズ喫茶、茶道家元を改築した喫茶店なども多くあります。
世界的名画を集めた大原美術館をはじめ、民藝館、考古館など、文化的施設も多数あります。
郵便番号/710-0046
住所/岡山県倉敷市中央
電話番号/086-422-0542(倉敷館観光案内所)
営業時間/見学無料、ライトアップ4~9月は日没~22:00、10~3月は日没~21:00
駐車場/
・有り(周辺有料駐車場を利用/有料)
定休日/無し
「倉敷美観地区」の詳細はこちら
ルート/徒歩
走行時間/6分
走行距離/0.4km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【5】大原美術館
倉敷を基盤に幅広く活躍した実業家・大原孫三郎が、自信が応援した洋画家・児島虎次郎に託して収集した美術品を展示するために開いた美術館です。西洋美術を中心に展示しています。
開館は1930(昭和5)年で、ニューヨーク近代美術館の開館が1929(昭和4)年であったことを考えても、当時としては先見的な試みだったことが伺えます。西洋美術を展示する美術館としては日本最初です。
児島虎次郎が絵画制作をしつつヨーロッパで集めた美術品は、エル・グレコ、ゴーギャン、モネ、マティスなど、世界第一級のもの。また、同時に中国、エジプト美術なども収集しています。
展示品の豊富さと同時に、この地に美術館を根付かせた、倉敷の文化の豊かさも感じさせるスポットです。
郵便番号/710-8575
住所/岡山県倉敷市中央1-1-15
電話番号/086-422-0005
営業時間/9:00〜17:00(入館16:30まで)※GWなど一部開館時間を延長の場合あり
駐車場/
・無し(周辺有料駐車場を利用)
料金/一般1300円、大学生800円、小中高生500円
定休日/月曜※祝日の場合開館、7月下旬~8月、10月無休
「大原美術館」の詳細はこちら
ルート/徒歩
走行時間/8分
走行距離/0.5km
有料道路料金:0円 (ETC:0円 )
【6】倉敷アイビースクエア
江戸時代の天領としての繁栄も倉敷の見どころですが、明治時代に興った紡績業も、倉敷に産業遺跡を残しています。ここは、1889(明治22)年に建設された倉敷紡績所です。
その工場を再開発して、ホテルを中心とした複合交流施設として再生させたのが倉敷アイビースクエア。ツタ(アイビー)がからまる赤レンガの外壁は、かつては温度調整のために植えられたもので、今はアイビースクエアのシンボルとなっています。
倉庫を改造したレトロモダンなホテルのほか、児島虎次郎記念館、アイビー学館など4つの文化施設、その他レストランやショップなどがあります。お土産をここでゲットするのもいいかもしれません。
敷地内の広場は、まるで古き良き時代の欧州にタイムスリップしたような雰囲気。施設内を散策するだけでも異国情緒に浸ることができます。
郵便番号/710-0054
住所/岡山県倉敷市本町7-2
電話番号/086-422-0011
営業時間/施設により異なる
駐車場/
・有り(120台/有料)
料金/入場無料
定休日/無し※児島虎次郎記念館は月曜、祝日・夏休み期間は開館
「倉敷アイビースクエア」の詳細はこちら
ルート/岡山道蒜山IC〜中国道院庄IC〜国道181号線
走行時間/57分
走行距離/58.5km
有料道路料金:1420円 (ETC:1420円 )
【7】瀬戸大橋
夕暮れの時間が近づいてきたら、絶景を求めて海にレンタカーを走らせましょう。ドライブのシメは、鷲羽山展望台から眺める瀬戸大橋がおすすめです。
鷲羽山は、児島半島の最先端にある、海から切り立った山です。瀬戸大橋の本州側のたもとが位置しており、古くから風光明媚な景勝地として知られています。
児島ICからいったん海の近くに出てぐんぐん標高を上げていくと、鷲羽山展望台に到着します。第1展望台と第2展望台があり、いったん駐車してからはどちらにも歩いていくことができます。
そこから眺める多島美の眺めは絶景。複雑な潮の流れが海に複雑な紋様を生み、そこにシルエットで浮かび上がる瀬戸大橋は絵画的な美しさです。
第1展望台からは、時間が合えば海に沈む夕日が見えることも。ドライブの最後にロマンチックな気分に浸れるスポットです。
郵便番号/711-0925
住所/岡山県倉敷市下津井田之浦
営業時間/見学自由
駐車場/
・有り(鷲羽山展望台400台/無料)
定休日/無し
「瀬戸大橋」の詳細はこちら
※この記事は2018年3月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
じゃらん編集部で中国・四国エリアを駆け回って13年。おかげで車中泊がうまくなりました。クルマの年間走行距離は4万キロ超。お尻が痛いです。