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2024.12.06

【全国】合格祈願におすすめの神社・お寺21選!学問の神様に学業成就を祈ろう

自分自身はもちろん家族や友人のためにもお参りしたい高校受験や大学受験などの合格祈願。学業成就にご利益のある場所を訪れたいですよね。

学問の神様とされる菅原道真公を祀った太宰府天満宮をはじめとした全国各地の天満宮や、知恵を司る文殊菩薩を本尊とする文珠寺といった、受験生におすすめの神社やお寺を紹介します。

※口コミはじゃらんnet観光ガイドから抜粋しました。

【北海道】北海道神宮

道内を広く見守る“北海道の総鎮守”

(画像提供:(一社)札幌観光協会)

「北海道神宮」は、1869年に北海道開拓と発展の守護神として開拓三神(かいたくさんしん)を祀ったことに由来します。当初は札幌神社と呼ばれていましたが、後に「北海道神宮」へと改まりました。

家内安全・交通安全・厄除開運・心願成就から合格祈願まで様々なご利益があると言われ、多くの人々から信仰を集める北海道の総鎮守です。

原生林が広がる「円山公園」と隣接しているので、お参りと併せて散策するのもいいですね。

口コミ ピックアップ

札幌の神社といえば、まずここが思い出だされるのではないのでしょうか。とても広い敷地の神宮です。明治2年からの由緒ある神宮です。
(行った時期:2024年1月)

■北海道神宮
北海道札幌市中央区宮ヶ丘474
【11~1月】7時~16時(1月1日は0時~19時、1月2日~3日は6時~18時、1月4日~7日は6時~16時)【2月】7時~16時【3月】7時~17時【4~10月】6時~17時※変更の場合あり。詳細は公式ホームページを確認
【電車】札幌市営地下鉄 円山公園駅より徒歩約12分【車】道央自動車道新川ICより約15分、札樽自動車道札幌西ICより約10分
あり(参拝者1時間無料、以降1時間500円※年末年始は無料時間なし、詳細は公式ホームページを確認)
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(画像提供:(一社)札幌観光協会)

【北海道】上川神社

上川離宮御料地の神楽園に鎮座する御社

(画像提供:写真AC)

「上川神社」は、北海道旭川市内を見渡す小高い丘・神楽岡に立ち、周囲を約44.5haもの森に囲まれた神社です。

拝殿内には、狛犬ではなく“狛熊”が鎮座しているのが特徴。北海道では庭木として知られているオンコ(イチイ)を使った木彫りで、いつも神前を守っています。

社殿に向かう途中にある「旭川天満宮」は菅原道真公が祀られています。合格祈願の際にはぜひ参拝してださいね。

■上川神社
北海道旭川市神楽岡公園
6時~16時30分
【電車】JR旭川駅より旭川電気軌道で約10分※上川神社下車徒歩すぐ【車】道央自動車道旭川鷹栖ICより約20分
あり(無料)
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(画像提供:写真AC)

【宮城県】榴岡天満宮

菅原道真公の直筆の書が奉納されている“杜の天神さま”

(画像提供:(公財)仙台観光国際協会)

宮城県仙台市が誇る桜の名所の一つ、「榴岡天満宮(つつじがおかてんまんぐう)」。ご祭神は学問の神様・菅原道真公で、“杜の都の天神さま”とも呼ばれています。

境内には、道真公の真筆(直筆の書)や、天神さまの使いとされる撫で牛の像があり、道真公と牛との関係が非常に深いと言われることから、大事な試験の合格を願って訪れる人が後を絶ちません。

参拝したら、種類や絵柄が豊富な合格絵馬の奉納もおすすめです。

■榴岡天満宮
宮城県仙台市宮城野区榴ケ岡105-3
5時~16時30分
【電車】JR榴ケ岡駅より徒歩3分【車】東北自動車道仙台宮城ICより約20分
あり(無料)
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(画像提供:(公財)仙台観光国際協会)

【山形県】亀岡文殊堂

知恵の水“利根水”のご利益にあずかって合格祈願

(画像提供:(公社)山形県観光物産協会)
本堂

「亀岡文殊堂(かめおかもんじゅどう)」には、知恵を司る仏様・文殊菩薩が祀られています。正式には「大聖寺」という真言宗のお寺です。

山門から杉木立に囲まれた石畳の坂道を、150mほど登ると文殊堂に到着。護摩木(ごまき)と呼ばれる細長い板に願い事を書いて奉納すれば、お焚き上げをしてもらえます。

文殊堂の裏側には、利根水(りこんすい)と呼ばれる水が湧き出ています。飲めば文殊様の知恵を授かることができるそうですよ。

■亀岡文殊堂
山形県東置賜郡高畠町亀岡4028-1
【11月~4月】8時30分~16時【5月~10月】8時30分~17時
【電車】JR高畠駅よりタクシーで約10分【車】東北中央自動車道南陽高畠ICより約15分
あり(無料)
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(画像提供:(公社)山形県観光物産協会)

【東京都】亀戸天神社

鳥居近くの「筆塚」に使い古した筆記用具を納めて、学業向上を祈願

(画像提供:写真AC)

「亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)」の創建は江戸時代の1662年。太宰府天満宮の神官で、菅原道真公の子孫でもあった菅原大鳥居信祐が、亀戸に道真公ゆかりの梅・飛び梅の枝で彫った天神像を祀ったのが始まりとされています。

“下町の天神さま”として信仰が厚く、江戸時代には“東宰府天満宮”や“亀戸宰府天満宮”とも呼ばれていました。今も受験シーズンにはたくさんの人が訪れ、参拝や絵馬を奉納する人たちで賑わいます。

“書道の神様”とも言われる道真公。大鳥居をくぐって右側にある「筆塚」に使用した筆記用具を納めると、学業向上にご利益があるそうですよ。

■亀戸天神社
東京都江東区亀戸3-6-1
参拝自由【御本殿】授与所8時30分~17時
【電車】JR錦糸町駅より都営バスで約2分※太平三丁目下車徒歩9分、JR錦糸町駅より徒歩15分、JR亀戸駅より徒歩15分【車】首都高速道路錦糸町出口より約5分
あり(参拝者無料※8時~17時)※公共交通機関の利用を推奨
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(画像提供:写真AC)

【東京都】湯島天満宮

境内に咲き誇る約300本の白梅も見どころの“湯島天神”

(画像提供:(公財)東京観光財団)

最寄り駅の東京メトロ 湯島駅から徒歩で約3分と、アクセスのよい立地にある「湯島天満宮」は、江戸の天神さまとして広く知られる神社。1355年に地域の人たちの請願で菅原道真公を祀って以来、江戸・東京の文人墨客や学者からの信仰を集めています。

境内には約300本の梅が植えられており、早春から次々と開花。天神様の使いと伝わる牛の像(撫で牛)も2体置かれていますよ。

口コミ ピックアップ

学問の神様で有名な湯島天満宮ですが、次男が就職活動をしているので、そのお守りがないか聞いてみたら、就職成就のお守りも売っていたので購入しました。ちょうど時期的に菊人形や立派な菊がたくさん飾ってあり、とてもきれいでした。思っていたよりこじんまりしているので、中で祈祷をしなければ1時間もあれば十分に回れます。(一部抜粋)
(行った時期:2024年11月)

■湯島天満宮
東京都文京区湯島3-30-1
6時~20時[御守・御札]9時~19時30分[朱印・名入れ]9時~17時30分
【電車】東京メトロ 湯島駅より徒歩2分、東京メトロ 上野広小路駅より徒歩5分、都営地下鉄 上野御徒町駅より徒歩5分【車】首都高速道路神田橋ICより約10分
あり(【8時~24時】20分220円【0時~8時】1時間110円)
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(画像提供:(公財)東京観光財団)

【東京都】谷保天満宮

長い歴史を刻む天満宮。早春にかけて咲き誇る梅の花も風流

(画像提供:ピクスタ)

「谷保天満宮(やぼてんまんぐう)」は、東京都国立市の甲州街道沿いに位置する天神さまです。903年に菅原道真公が逝去した後、三男・道武が自ら父君の像を刻んで祀ったのが始まりとされ、ご利益を求めて多くの人たちが合格祈願に参拝するのだとか。

甲州街道を西へ進んでいくと、左手に大木がうっそうと繁った境内に到着。境内には約350本もの梅林があり、1月中旬から3月にかけて見頃を迎えます。

■谷保天満宮
東京都国立市谷保5209
参拝自由【授与所】9時~16時50分
【電車】JR谷保駅より徒歩3分【車】中央自動車道国立ICより約3分
あり(無料)※お正月・例大祭の日などは公共交通機関の利用を推奨
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(画像提供:ピクスタ)

【神奈川県】荏柄天神社

古木に守られた神社。芸術の才能開花祈願もおすすめ

(画像提供:写真AC)

神奈川県鎌倉市の「荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)」は、「鶴岡八幡宮」から徒歩10分ほどの場所に位置し、周囲を豊かな緑に囲まれている天神さま。

1104年、空が突然暗くなり、雷雨とともに一軸の天神像(菅原道真公)が天上から舞い降りたのが創建の由来だとか。今でもその場所には、神木とされるイチョウの大木がそびえ立っています。

境内には絵筆塚があり、芸術の才能開花を願う人も多く訪れるそうです。

■荏柄天神社
神奈川県鎌倉市二階堂74
8時30分~16時30分
【電車】JR鎌倉駅より京急バスで約7分※天神前下車徒歩3分【車】横浜横須賀道路朝比奈ICより約10分
なし
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(画像提供:荏柄天神社)

【長野県】深志神社

金色に輝く菅原道真公の像が佇む神社

「深志神社(ふかしじんじゃ)」は、「松本城」からみて南東の守護神として、信濃国の守護職・小笠原氏によって約700年前に創建。城下町形成とともに信仰を集めてきた神社です。

ご祭神は、お諏訪さまと天神さまの二柱。文武両道の神として地元では長く崇敬され、現在も“深志の天神さま”と親しまれています。

社殿は鮮やかな朱塗りで、境内には11歳の阿呼と名乗っていた頃の菅原道真公を象った像があります。

口コミ ピックアップ

松本駅から歩いて20分ぐらいでしょうか。先ずは、その先にある、あがたの森を散歩して、次に松本市美術館に戻って来て、その後、伺いました。とても分かり易い所で、静かで、土地に寄り添って居る、こじんまりした神社です。(行った時期:2024年11月)

■深志神社
長野県松本市深志3-7-43
9時~17時
【電車】JR松本駅よりぐるっとまつもとバスで約3分※市民芸術館下車徒歩2分【車】長野自動車道松本ICより約15分
あり(無料)
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(画像提供:深志神社)

【静岡県】見付天神 矢奈比賣神社

学業成就だけでなく、縁結びなどにもご利益のある神社

(画像提供:見付天神 矢奈比賣神社)

「見付天神 矢奈比賣神社(みつけてんじん やなひめじんじゃ)」は、静岡県磐田市の森に囲まれた丘に建つ神社。学問の神様として、“見付天神”、“見付のお天神さま”とも呼ばれています。

主祭神である矢奈比賣命(やなひめのみこと)は、古来より祀られてきた女性の神様。安産成就や子育て縁結び等のご神徳があるのだとか。993年に太宰府天満宮より勧請して菅原道真公を祀ったことで、学業向上や受験合格など、天神さま信仰も集めるようになりました。

また、自らの命をかけて村人たちを守ったとされる霊犬「悉平(しっぺい)太郎」の伝説が残る地として、銅像も建っています。

■見付天神 矢奈比賣神社
静岡県磐田市見付1114-2
参拝自由
【電車】JR磐田駅より遠鉄バスで約10分※見付下車徒歩約3分【車】東名高速道路磐田ICより約7分
あり(無料)
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(画像提供:見付天神 矢奈比賣神社)

【愛知県】上野天満宮

境内の至る場所にある菅原道真公を模した可愛い人形が特徴的

(画像提供:上野天満宮)

「上野天満宮」は、名古屋市にある天神さま。平安時代中期、この地に移り住んだ陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明公の一族が、菅原道真公を慕って祀ったのが創建の始まりなのだそう。

地元では「名古屋天神」と呼ばれ、学問・除災招福の守り神として、受験シーズンには多くの人たちが参拝します。

境内を歩いて回ると、道真公を象った可愛い人形がたくさん箱に入れられているのを目にします。これが上野天満宮ならではの「天神みくじ(300円)」です。撫で牛の周りなどにも置かれているので、運試しに一度引いてみるのもいいですね。

■上野天満宮
愛知県名古屋市千種区赤坂町4-89
9時~17時
【電車】名古屋市営地下鉄 砂田橋駅より徒歩約15分【車】名古屋高速道路春岡ICより約15分
あり(無料)
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(画像提供:上野天満宮)

【岐阜県】飛騨天満宮

五角形の絵馬に試験合格の思いを込めて奉納!

(画像提供:飛騨天満宮)

「飛騨天満宮」は、飛騨の小京都・高山市内に位置する天神さまです。菅原道真公の息子・兼茂公が、父親が太宰府で亡くなったという知らせを聞いて悲しみ、梅の木に自ら父の像を刻んで祠(ほこら)を建てて祀ったのが始まりとされています。そのいわれから、学問の神様・道真公のご利益を求めてたくさんの受験生が訪れます。2023年には創建1100年を迎えました。

本殿の左側にある「願掛け撫で牛」の石像を撫でて合格を願う人も多いとか。“ごうかく”という言葉の響きにあやかった、五角形の合格絵馬(1000円)を奉納するのもおすすめです。

■飛騨天満宮
岐阜県高山市天満町2-30
参拝自由
不定
【電車】JR高山駅より徒歩約15分【車】中部縦貫自動車道高山ICより約12分
あり(無料)
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(画像提供:飛騨天満宮)

【京都府】長岡天満宮

道真公が名残を惜しんだ地で、梅やツツジが彩る天満宮

(画像提供:ピクスタ)

菅原道真公が無実の罪で流される際、ここで「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しみました。「長岡天満宮」はそんな縁のある土地で、道真公が自ら彫ったとされる木像を祀ったのが創建と伝わっています。

道真公と関わりが深いことから、受験シーズンにも多くの人が参拝します。境内は、京都府指定の有形文化財の本殿や、手水舎(旧祝詞舎)など10棟が長岡京市有形文化財に指定されている。

■長岡天満宮
京都府長岡京市天神2-15-13
参拝自由
【電車】阪急電鉄 長岡天神駅より徒歩10分【車】京都縦貫自動車道長岡京ICより約5分
あり(【第1駐車場】40分無料、以降30分100円【第2駐車場】30分100円、1日最大600円)※季節により変動あり。詳細は公式ホームページを確認
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(画像提供:ピクスタ)

【大阪府】大阪天満宮

池の中にある的に「願い玉」をうまく載せて、学業成就を祈念

(画像提供:大阪天満宮)

最寄り駅のOsaka Metro 南森町から徒歩で約5分。日本三大祭りの一つ「天神祭」が行われる「大阪天満宮」は、浪速っ子の尊崇を集める神社です。

菅原道真公が九州・太宰府へ向かう途中、当時は「大将軍社」と呼ばれていたこの場所に立ち寄り旅の無事を祈願しました。亡くなって50年後、一夜にして7本の松が生えたという言い伝えが残っているのだとか。

境内北の「星合(ほしあい)の池」は、池の中の的に願い玉(3つ500円)を投げ入れて、うまく載せられれば願いが成就すると言われているご利益スポット。お参りの際にチャレンジしてみるのもいいですね。

■大阪天満宮
大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
9時~17時
【電車】Osaka Metro 南森町駅より徒歩5分、JR大阪天満宮駅より徒歩約5分
あり(無料)
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(画像提供:大阪天満宮)

【和歌山県】和歌浦天満宮

参道の上から見えるのは、和歌浦を望む絶景

(画像提供:(公社)和歌山県観光連盟)

「和歌浦天満宮(わかうらてんまんぐう)」は、景勝地・和歌浦(わかのうら)を見守る天神山の中腹にある神社です。菅原道真公が大宰府に向かう際、ここで停泊して2首の和歌を詠んだそう。

坂道の石段の前には、狛犬ならぬ2体の“狛牛”が並び立っています。参道を登り切って先に見える和歌浦を一望する景色は圧巻!

極彩色が施された本殿は、国の重要文化財。建物の横には、奉納された多くの絵馬が掛けられていますよ。

■和歌浦天満宮
和歌山県和歌山市和歌浦西2-1-24
9時~17時
【電車】JR和歌山駅より和歌山バスで約25分、南海電鉄 和歌山市駅より和歌山バスで約25分※権現前下車徒歩約5分【車】阪和自動車道和歌山ICより約20分
あり(有料)
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(画像提供:(公社)和歌山県観光連盟)

【岡山県】吉備津神社

360m続く廻廊や、絵馬が吊るされた「祈願トンネル」に注目

(画像提供:(公社)岡山県観光連盟)
廻廊

桃太郎の話のもとになった「温羅(うら)退治」という神話が伝わる「吉備津神社(きびつじんじゃ)」。湯を沸かす釜の鳴る音で吉凶を占う「鳴釜神事(なるかましんじ)」が行われることでも知られています。

本殿は、2棟の屋根を1棟に結合した比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)と呼ばれる建築様式、その本殿に拝殿が直接連結された造りは珍しく、境内を貫く約400mの長い廻廊も見所の一つです。

本殿から階段を上った先の一童社(いちどうしゃ)にある、絵馬がびっしり吊された「祈願トンネル」も必見ですよ。

口コミ ピックアップ

岡山駅から発車する無料循環バスに乗ることができ、非常に快適に移動することができました。境内のご参拝後に鳴釜神事を受けてきました。釜の上に蒸篭を置き、その中にお米を入れ、釜を焚いた時に鳴る音の強弱・長短等で吉凶を占う神事なのですが、その結果がどうだったかはどなたも教えてくださらず、自分で判断するというのが趣深いなと思いました。とても大きく深い音に包み込まれ、大きな安心感を感じたのですが、巫女の方のお話によると、申し訳ないくらい一切音がしない時もあるとのことで、非常に貴重な経験ができたことを嬉しく思いました。(一部抜粋)
(行った時期:2024年9月)

歴史や由緒を感じる本殿でお参りし、いざ圧巻の長い回廊へ。回廊の途中にある、「鬼の首を埋めた」御かま殿は、霊験あらたかなパワースポットに感じました。鬼退治の伝説がしのばれる神社です。
(行った時期:2024年9月)

■吉備津神社
岡山県岡山市北区吉備津931
5時~18時
【電車】JR吉備津駅より徒歩10分【車】岡山自動車道総社ICより約15分、山陽自動車道岡山ICより約15分
あり(無料)
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(画像提供:(公社)岡山県観光連盟)

【香川県】滝宮天満宮

期間限定で開店する、合格祈願グッズが並ぶ土産物店も注目

(画像提供:(公社)香川県観光協会)

菅原道真公が42歳で讃岐国の国司に任命された際、住んでいた官舎のあった場所が「滝宮天満宮」の境内地だったと伝えられています。

4年間の任期中、大干ばつが起きたときは七日七夜断食をして祈り、疫病が流行したときは自ら病家に出向き般若心経を手写しするなど、人民の心に寄り添う慈悲深い行いをしたのだとか。讃岐を離れるときは、地元の人々が別れを惜しみ、その思いが「滝宮天満宮」の建立へとつながったそうです。

境内にある「合格梅花堂」は、例年12月31日から3月31日の期間限定で開いている土産物店。学業成就グッズがたくさん並んでいるので、合格祈願の際に覗いてみてくださいね。

■滝宮天満宮
香川県綾歌郡綾川町滝宮1314
9時~17時
【電車】高松琴平電気鉄道(ことでん) 滝宮駅より徒歩5分【車】高松自動車道府中湖スマートICより約5分
あり(無料)
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(画像提供:(公社)香川県観光協会)

【福岡県】太宰府天満宮

天神さまを祀る全国約1万社の総本宮

(画像提供:太宰府天満宮)

無実の罪で大宰府に流された菅原道真公が亡くなった後、亡骸を牛車に乗せて進んだところ、牛が伏して動かなくなりました。「そこに留まりたいという道真公の意思だ」と門弟が感じたことから、その地に廟を建てて祀ったのが「太宰府天満宮」の始まりだとされています。

その後無実が証明され、「天満大自在天神(てんまだいじざいてんじん)」という神の称号が贈られ、天神さまと崇められるようになりました。

現在は124年ぶり御本殿大改修工事のため、令和5年5月より約3年間限定の仮殿での参拝になります。学問・文化芸術の神様として、年間約900万人の参拝者が訪れる天神さまの総本宮です。

■太宰府天満宮
福岡県太宰府市宰府4-7-1
開門時間【秋分の日~春分の日の前日】6時30分【春分の日~秋分の日の前日】6時、閉門時間【12月~3月】18時30分【4月・5月・9月~11月】19時【6月~8月】19時30分
【電車】西日本鉄道 太宰府駅より徒歩5分【車】九州自動車道太宰府ICより約15分、福岡都市高速道路水城ICより約15分
1500台(有料)
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(画像提供:太宰府天満宮)

【福岡県】綱敷天満宮

“東の太宰府”とも呼ばれる潮の香り漂う天満宮

(画像提供:(公社)福岡県観光連盟)

「綱敷天満宮(つなしきてんまんぐう)」は、福岡県築上町にある天満宮。海のすぐそばに位置し、目の前に瀬戸内海が広がっています。

菅原道真公が太宰府に向かう船旅の途中、嵐の影響でこの浜に上陸した際、地元の漁師たちが敷物の代わりに船の綱を円に敷いて出迎えたことが由来です。

潮の香り漂う境内は、広く開放的な造り。約1000本の梅が植えられており、2月中旬には梅まつりも行われますよ。

■綱敷天満宮
福岡県築上郡築上町大字高塚794-2
参拝自由
【電車】JR椎田駅より徒歩20分【車】東九州自動車道椎田ICより約10分
あり(無料)
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(画像提供:(公社)福岡県観光連盟)

【大分県】文殊仙寺

周りを大自然に囲まれた場所に立つ、文殊師利菩薩を祀る寺院

(画像提供:(公社)ツーリズムおおいた)

「文殊仙寺(もんじゅせんじ)」は、大分県北東部国東半島の山中に佇む天台宗の寺院。1300年以上前、役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと伝わっており、神秘的な雰囲気が漂っています。

本尊は、ありとあらゆる知恵を司るとされる「文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)」。その知恵を授かりに、毎年受験や進学を控えた人たちが多く参拝します。

境内からは、天気が良ければ愛媛県や山口県まで見渡す絶景が望める他、周辺の森林にはケヤキやスギといった大木が並んでいて、大自然を感じられるロケーションも魅力です。

口コミ ピックアップ

駐車場に車を止めて、階段を上がります。3人寄れば文殊の知恵の発祥の地とのこと、良い知恵を授かることをお願いしました。(一部抜粋)
(行った時期:2024年5月)

■文殊仙寺
大分県国東市国東町大恩寺2432
9時~16時30分
【車】大分空港道路 日出ICより約55分
あり(無料)
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(画像提供:(公社)ツーリズムおおいた)

【鹿児島県】菅原神社(荒平天神)

海に突き出た小高い岩の上に建つ神社

(画像提供:鹿屋市)

「菅原神社」は、錦江湾(きんこうわん)に突き出た岩山の上に建つ小さな神社です。菅原道真公を祀っており、“荒平天神(あらひらてんじん)”とも呼ばれています。

砂浜に建つ鳥居をくぐって岩山部分の狭くて急な階段を登りきると、極彩色のお社が建ち、横の手水には撫で牛が鎮座。海の色も綺麗で、特に夕方は周囲が夕日で照らされて美しい眺めが広がります。

潮位が285cm以上となる大潮の満潮時には、砂浜が海に沈んで渡れなくなってしまうので、参拝で訪れる際には注意してくださいね。

口コミ ピックアップ

景色もよくカニ等の生き物観察もできる。海水浴をしている人もいました。さくらの花びらの様な貝殻が落ちている。
(行った時期:2024年8月)

夕暮れ時、錦江湾の向こうに見える開聞岳のシルエットが神々しかったです。道路の山側に10台ほど止められる駐車場があり便利です。
(行った時期:2024年8月)

■菅原神社(荒平天神)
鹿児島県鹿屋市天神町4014
参拝自由
【車】大隅縦貫自動車道細山田ICより約25分
あり(無料)
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(画像提供:鹿屋市)

※この記事は2024年11月29日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

ミキティ山田  ミキティ山田

旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。

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