奈良国立博物館
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正倉院展 - 奈良国立博物館のクチコミ
買い物ツウ はーちゃんさん 女性/30代
- 一人
奈良が一番混み合うのは、この国立博物館で開催される正倉院展です。今年は56件の宝物が出陳されていてとても貴重なものを見ることができました。
- 行った時期:2018年11月8日
- 混雑具合:非常に混んでいた
- 滞在時間:1〜2時間
- 投稿日:2018年11月11日
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奈良国立博物館の新着クチコミ
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中宮寺の菩薩半跏思惟像は,左右でまったく違うお顔
奈良国立博物館で開催されている展示会(「超 国宝―祈りのかがやき―」は6月15日まで)で,中宮寺の菩薩半跏像に拝顔できた。
●仏像館が良かった
奈良国立博物館の「超 国宝―祈りのかがやき―」が混んでいたので,列が短くなるまで仏像館で時間をつぶすことにした。これが良かった。
●仏像館に,快慶作の阿弥陀如来(浄土寺)があり,素晴らしかった
快慶の最大の特徴は,お顔が本当に美しいことだ。ボランティア・ガイドの方にいろいろ教えていただいた中に,お顔の左右で見え方が異なるとのことだった。確かに,阿弥陀如来を左右から眺めると,違う印象を受ける。この方に,「超 国宝展」にある菩薩半跏思惟像をご覧なさいとアドバイスを受けた。
●「超 国宝展」で見た中宮寺の菩薩半跏思惟像は,左右でまったく違うお顔だった
以前,法隆寺まで訪問したが,時間がなく,中宮寺の訪問をあきらめた。
中宮寺の菩薩半跏像(伝・如意輪観音)は,誰もが知っていると有名な仏さまだが,多くは,仏さまの左前からの撮影である。右前からの写真がないわけではないが,圧倒的に少ない。ボランティア・ガイドの方によると,左前からは美しく見えるが,右前からだと,そうでもないと聞かされていた。
「超 国宝展」で実際に拝顔すると,仏さまの左前からは,よく知っている美しいお顔なのに,右前からでは,別人に見える。なぜか? すぐにわかった。仏さまの左目のまぶたが大きく膨らんでいるため,仏さまの右前からみると,このまぶたに違和感がある。一方,左前からでは,このまぶたの膨らみが気にならなくなるためであった。
●中宮寺の菩薩半跏思惟像のお顔のパーツは,案外,おおざっぱ
誰からも,美しい仏さまと聞かされていたので,そう信じていたが,実際にお顔を見ると,各パーツが,かなりぞんざいに作ってある。
飛鳥時代の仏さまなので,金銅仏のためかと思ったが,実際は,楠の寄せ木造りであった。寄せ木なら,お顔の細かい部分まで作れるので,当時は,そこで作り込まなかったということだろう。逆にいえば,金銅仏でつくれるレベルで,お顔を造形したということになる。
現在は,黒光りしているが,当時は彩色されていたので,細かい表情は筆で描いていたのであろう。
法隆寺を訪問してから10年くらいになる。近いうち法隆寺,中宮寺を訪問したくなった。詳細情報をみる
- 行った時期:2025年6月8日
- 混雑具合:非常に混んでいた
- 滞在時間:2〜3時間
- 投稿日:2025年6月14日
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宝菩提院願徳寺の伝・如意輪観音像のお背中を見られる最後のチャンスかも
●願徳寺の如意輪観音像のお背中が見られるチャンス
奈良国立博物館で,初めてお背中を拝見した。
●お背中でクロスする天衣(てんね)が素敵
仏さまでは,次のような言葉を使う。
天衣(てんね):上着
条帛(じょうはく):ショール(細長い布)
裙(くん):スカート。「裳(も)」とも
●クロスしているのは,条帛ではなく,天衣だが
お背中でX字のようにクロスしている薄い布がある。これは,一見,条帛のように見えるが,正面から見ると,衣服になっており,天衣である。しかし細く絞られ,大きく波打ち,襞(ひだ)を重ねる様(さま)は,条帛に見えてしまう。
この薄い天衣に,条帛が絡んでいるので,もはや天衣と条帛を分離する必要はない。軽やかに舞う風の中におられる姿が大切。
●この浮遊感はどうして?
よく見ると,半跏趺坐(はんかふざ)している片脚(右足)の指には,少し力が入り,さらにその右膝(みぎひざ)には,天衣がほとんどかかっていない。つまり右足から立ち上がろうとしている。天衣・条帛が舞うのは,風だけではなく,観音様の動きが加わっているから。
法華寺の十一面観音像と同じく,踏み出そうとする足は,人々を救うために動き出したため。
●如意輪観音かどうか?
観心寺や室生寺の如意輪観音は,6本の手(=六臂 ろっぴ)で,宝珠と法輪をもつのが一般的。しかし岡寺のご本尊の如意輪観音さまのように二臂で,宝珠と法輪をもたない例もある。古い如意輪観音がそうだった。同じように薬師如来も薬壺(やっこ)をもつのが一般的だが,もたない古い例もある。例えば薬師寺の薬師如来像。
●台座は後補(こうほ,後の時代に補うこと)か?
美しい仏さまの下部で舞う裙(くん)は,正面視と側面視を考慮して作られており,上から見ると,四角形になっている。一方,台座(下部に面白い鬼がいる)は丸形で,仏さまの裙と台座には,大きな空間ができている。おそらく,台座は,後の時代に作られたものをあわせただけだろう。このため榧(かや)の一木づくりで彩色をしなかったお身体と装飾だらけの台座は,まったく別の美意識だ。
●宝菩提院 願徳寺へ行きたくなった
京都からは,国道9号線を西へ行き,沓掛ICの手前(沓掛交差点)を南へ進む(1.6km)。T字路を右折し,分岐で左を選ぶと行ける。また訪問したくなった。詳細情報をみる
- 行った時期:2025年6月8日
- 混雑具合:非常に混んでいた
- 滞在時間:2〜3時間
- 投稿日:2025年6月14日
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超国宝展はやっぱり圧巻でした
開館1時間前から並びましたが、雨にも関わらずすでに沢山の行列でした。丁度開館9:30には入れました。当日券の販売は中止との事で、列に並びながらwebにて購入しました。
始めはゆったり見れていましたが、段々と人が多くなりました。小学校の遠足の子供たちもやってきてざわついてきました。かけ足で見て回っていましたが、普段触れることのない仏像や写経蒔絵などを見る機会があって良いかとおもいます。
法隆寺や薬師寺などに参拝してもなかなか見れない物が一堂に展示されていて感動です。もっお会期の始まりに来たら良かったと思いました。詳細情報をみる
- 行った時期:2025年6月
- 投稿日:2025年6月10日
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超 国宝展は6月15日(日)まで 重源上人坐像は誰の作か?
●混雑したところは嫌いだが
奈良国立博物館で開催された「超 国宝―祈りのかがやき―」に行ってきた。目的は,宝菩提院願徳寺の伝・如意輪観音像(菩薩半跏像:ぼさつ はんかぞう)である。
午前中は混雑するという情報を得ていたので,お昼頃,訪問したが,1時間45分待ちで,仏像館で15時まで時間をつぶして行くと,45分待ちということで,無事に入ることができた。
●仏像館で良い出会いがあった
仏像館は,あまり期待していなかったが,意外なことがあった。快慶作の浄土寺の阿弥陀如来が寄託されていたのだ。この像は,高さが2.7mくらいあり,上半身が豊かである。快慶作にしては,ちょっとフォルムが違うので,ボランティアに尋ねると,天衣(てんね:衣服のこと)を着せる儀式「お練り供養」があり,そのために,上半身の肉付きが良いとのことであった。ボランティアの方に,この像の由来を尋ねると,東大寺を復興した重源上人(ちょうげん しょうにん)が東大寺復興のために,各所(7個所)に活動拠点(=別所 べっしょ)を設けたことが始まりとのこと。この別所のひとつに浄土寺があり,寂(さび)れていた浄土寺を重源が復興した際,この像を快慶に依頼したとのことであった。
●重源上人像は,運慶作といわれるが
東大寺に重源上人像があり,そのリアリズムから運慶作と推定されている。しかしボランティアによると,重源上人は,運慶より快慶の仏像の方が好きであり,先鋭なリアリズムより,やや定朝風の方が,好みであったとのことであった。この感覚は,とても理解でき,ボランティアと共感した。「超 国宝展」にも重源上人像があり,確かにリアリズムを追求した像であることは間違いない。
●興福寺の無著(むじゃく)像と千本釈迦堂の目けん連尊者(もくけんれん そんじゃ:けん=牛偏+建)
言うまでもなく,興福寺の無著像は運慶作で,千本釈迦堂の目けん連尊者は快慶作だ。同じリアリズムの範疇にあって,無著像は気品があるが,目けん連尊者は汚い領域にまで入っている。この差こそが,運慶と快慶の根本的な違いだ。
そうして,改めて重源上人像をみると,快慶作と判断できよう。
快慶は,心が通い,お世話になった重源上人の苦労を見える形にしたかったのだろう。
13日以降,19時閉館 18時最終入館,16時に入るのが最良だ。詳細情報をみる
- 行った時期:2025年6月8日
- 混雑具合:非常に混んでいた
- 滞在時間:2〜3時間
- 投稿日:2025年6月8日
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超国宝展
いやぁ、凄い人でした。数日前に、チケット購入したとはいえ、当日券の購入に並ぶ人数と、チケットを手にして入館に並ぶ人の数に、まず圧倒されました。平日で、この人数だと週末はどうなるの?館内では、たくさんの国宝を浴びるような感じ。これから来館される方へ。トイレは1ヶ所だけ、館内はかなり歩きますから、履き慣れた靴で。休暇スペースはありますがたくさんではありません。内容の濃い展示でした。
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- 行った時期:2025年6月
- 投稿日:2025年6月8日