2020.10.13
冬、旅行に行きたいおすすめの観光スポットをご紹介!冬の絶景や雪景色にライトアップ、北海道の流氷、樹氷など奇跡のような自然現象、温泉街においしい冬グルメなど、この時期ならではのお楽しみが満載です。
カップルや女子旅、子連れの家族旅行など、ぜひこの記事を冬の旅行計画の参考にしてくださいね♪
記事配信:じゃらんニュース
※この記事は2020年10月2日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
オホーツク海の流氷(プユニ岬)【北海道】
白銀の大海原は自然が造り出した奇跡の絶景
北海道の東側、遠くシベリアから流れ着くオホーツク海の流氷。毎年2月中旬頃から3月上旬頃までが見頃といわれています。
そして、その流氷の絶景スポットとして知られるのがプユニ岬。オホーツク海でも最も早い時期に流氷の着岸が見られるそうですよ。
海全体が真っ白な流氷に覆われている様子を高台から眺めることができます。
プユニ岬からは、海岸線やウトロ港、遠くには阿寒摩周国立公園の山までをも一望。夕日の名所としても知られており、白銀の世界が真っ赤な夕日に染まる様子も圧巻です。
[住所]北海道斜里郡斜里町字岩尾別(知床国立公園内)
[アクセス]【電車】JR知床斜里駅より斜里バスで1時間、プユニ岬展望台より徒歩すぐ 【車】旭川紋別道遠軽ICより3時間30分
[駐車場]なし
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函館の夜景(函館山展望台)【北海道】
雪によってきらめきを増す特別な冬の夜景
函館山から望む夜の函館の街は、「100万ドルの夜景」とも称される夜景の名所です。
特に冬は空気が澄み、外灯やネオンの灯りが雪に反射して輝きを増すとして、一番おすすめの季節といわれています。
日没の30分ほど前に山頂へ行くと、夕焼けからブルー、そして漆黒へと移りゆく街に灯りが少しずつともっていく様子が眺められますよ。
また、例年12月~2月の間は「はこだてイルミネーション」を実施(変更の場合あり)。函館市内西部地区の坂をイルミネーションが彩ります。
市内の教会や各種施設などのライトアップも行われ、街中でもきらびやかな夜景を楽しむことができます。
[住所]北海道函館市函館山
[営業時間]【屋内展望台】10時~22時(10月16日~4月24日は~21時)
※2020年10月現在、短縮営業のため11時30分~22時
[定休日]なし
[アクセス]【電車】函館駅前より函館市電で5分、十字街より函館山ロープウェイ山麓駅まで徒歩10分 【車】函館駅より函館山山頂まで20分
[駐車場]【山頂駐車場】39台(無料)【つつじ山駐車場】44台(無料)【函館山山麓観光駐車場】86台(1時間まで200円、以降30分毎に100円)
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蔵王のスノーモンスター【山形県】
厳しい気象条件が生み出す自然の造形美
山形県と宮城県にまたがる蔵王連峰。シベリアから吹く季節風により、針葉樹の一種であるアオモリトドマツが雪や氷に覆われる「樹氷」が冬の名物です。
その形や大きさから、呼ばれる名前は「スノーモンスター」。世界的にも珍しい自然の造形美が立ち並ぶ様子は圧巻です。
「スノーモンスター」を見るには、蔵王ロープウェイの利用がおすすめ。
温泉街と山頂を結ぶロープウェイの中から、気軽に絶景を楽しめますよ。
また、樹氷を見ながら滑走できるコースやレストラン、展望台などもある蔵王温泉スキー場もおすすめです。
[住所]山形県山形市蔵王温泉229-3 蔵王ロープウェイ山麓駅
[営業時間]【蔵王ロープウェイ】8時30分~17時
※夜間運行営業時は~21時(上り最終19時50分)
[定休日]冬季期間中はなし(悪天候時は運休の場合あり)
[料金]【山頂駅までの往復乗車料金】中学生以上3000円、小学生1500円
[アクセス]【電車】JR山形駅より山交バスで50分、蔵王温泉バスターミナルより徒歩10分【車】山形道山形蔵王IC より西蔵王高原ライン経由で20分
[駐車場]150台(12月~3月の土日祝は1日1000円)
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銀山温泉【山形県】
ガス灯ともる温泉街に雪がしんしんと降り積もる
大正ロマンの風情あふれる温泉地、銀山温泉。大正末期から昭和初期に建てられた、三層や四層の木造旅館が川沿いに軒を連ねる街並みが特徴的です。
日が暮れると、温泉街にガス灯がともりロマンチックな雰囲気に。
冬は静かに降り積もる雪とガス灯の光により、まるで一幅の絵画のような冬景色が楽しめます。
肝心の温泉は、細かな湯花混じりの無色透明のお湯。
温泉街には共同浴場「しろがねの湯」や足湯などもあり、気軽に温泉を堪能できます。食べ歩きや散策も楽しい街ですよ。
[住所]山形県尾花沢市銀山新畑429
[アクセス]【電車】JR大石田駅より市営バスで40分 【車】東北中央道東根ICより50分
[駐車場]共同駐車場あり(無料)
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猪苗代湖【福島県】
極寒の湖を彩る氷の芸術しぶき氷と華麗な白鳥
福島県の真ん中に位置する猪苗代湖。
冬は、湖水が風にあおられて岸辺の木々に凍り付く「しぶき氷」が名物です。国内ではとても珍しい現象だそうですよ。
「しぶき氷」は、1月~2月の冬の最も寒い時期に天神浜から南側の林を抜け、長瀬川の河口に向かうあたりで見られます。
また、遠くシベリアから飛来する白鳥も、猪苗代湖の冬の風物詩の一つ。白鳥の湖像のある志田浜や、遊覧船乗り場近くの長浜で多く見られます。
長浜の白鳥は人に慣れていて、食べ物を持っているとすぐ近くまで寄ってくるそうですよ。
[住所]福島県耶麻郡猪苗代町
[アクセス]【電車】JR猪苗代駅より磐梯東都バスで10分、長浜より徒歩すぐ 【車】磐越道猪苗代磐梯高原ICより10分
[駐車場]周辺に数カ所あり(有料・無料)
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大洗磯前神社【茨城県】
海に浮かぶ鳥居を波と気嵐が包みこむ
よく晴れた寒い冬の日、海面から蒸発した水蒸気が大気に急激に冷やされることによって生じる気嵐(けあらし)が発生することがあります。
この時、大洗磯前神社の「神磯の鳥居」は波しぶきと気嵐に包まれ、いっそう幻想的な雰囲気に。
大洗岬にある大洗磯前神社。古くから家内安全、海上交通の守り神として信仰されてきました。鹿島灘にせり出した岩の上に建つ、この「神磯の鳥居」が有名です。
また、太平洋から朝日が昂る前後に見られる神々しい鳥居の姿も絶景ですよ。
[住所]茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
[定休日]拝観自由
[アクセス]【電車】鹿島臨海鉄道大洗駅より循環バス海遊号で15分、大洗磯前神社下より徒歩すぐ 【車】東水戸道水戸大洗ICより15分
[駐車場]50台(無料)
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袋田の滝【茨城県】
巨大な滝が凍てつく大迫力の冬景色
日本の名瀑として知られる袋田の滝は、高さ120m、幅73mの大きさを誇る滝。
極寒の冬には滝全体が真っ白に凍結する「氷瀑」が見られることもあり、例年11月初旬から1月下旬には滝のライトアップも行われます(変更の場合あり)。
滝を鑑賞するには「袋田の滝トンネル」の利用がおすすめ。
トンネルの奥には観瀑台が設置され、そこから滝を間近に眺めることができます。吊り橋を渡って対岸の散策も楽しめますよ。
[住所]茨城県久慈郡大子町袋田
[営業時間]【5月~10月】8時~18時【11月~4月】9時~17時
[定休日]なし
[料金]【観瀑施設(袋田の滝トンネル)利用料】15歳以上(中学生を除く)300円、小学生~中学生150円
[アクセス]【電車】JR袋田駅より茨城交通バスで10分、滝本より徒歩10分 【車】常磐道那珂ICより50分
[駐車場]周辺にあり(有料・無料)
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河津桜【静岡県】
一足早い春を感じる鮮やかな桜並木
河津桜は、例年2月初旬~3月初旬に濃いピンク色の花を咲かせる早咲きの桜。
静岡県河津町内には約8000本の河津桜があり、毎年2月10日~3月10日にかけて「河津桜まつり」が開催されます。
河津川沿いには約850本が立ち並び、圧巻の眺め。黄色い菜の花や真っ赤な館橋とのコラボ絶景も見事です。
また、「河津桜まつり」期間中はライトアップも行われ、昼間とは違った趣の夜桜も楽しめます。
開花情報は「河津桜まつり」でチェックできますが、五分咲きでも見応えのある河津桜鑑賞ができますよ。
[住所]静岡県賀茂郡河津町
[アクセス]【電車】伊豆急河津駅より徒歩すぐ 【車】新東名長泉沼津ICより1時間20分
[駐車場]周辺に数カ所あり(1日1000円~)
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地獄谷野猿公苑【長野県】
雪深い自然を生き抜くサルの姿に感動
豊かな自然の中、野生のニホンザルの興味深い生態を間近で観察することができる「地獄谷野猿公苑」。
冬、寒さをしのぐために温泉に入る姿は印象的で、近年は「スノーモンキー」として外国人からも注目を集めているのだそう。
ただし「地獄谷野猿公苑」があるのは山の中。車両の入れるエリアから2km(約30分)歩く必要があります。
冬場訪れる際は、暖かい服装や滑りにくい靴など装備にご注意を。また、野生の環境ため、まれにサルに出会えないこともあるそうです。
雪深い幻想的な世界でたくましく生きるサル達の姿は美しくもあり、その様子を見ていると勇気や癒やしをもらえますよ。
[住所]長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845
[営業時間]【4月~10月頃】8時30分~17時【11月~3月頃】9時~16時
[定休日]なし
[料金]【入苑料】18歳以上800円、小学生~高校生400円
[アクセス]【電車】長野電鉄湯田中駅より長電バスで15分、スノーモンキーパークより徒歩40分 【車】上信越道信州中野ICより30分、上林温泉無料駐車場より徒歩30分
[駐車場]上林温泉無料駐車場20台(周辺に有料駐車場もあり)
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野沢温泉【長野県】
スキーに温泉、冬が楽しい温泉街
開湯700年以上という「野沢温泉」は、昔ながらの風情と伝統が残る歴史ある温泉街。
冬にはスキー場もオープンし、広いゲレンデでパウダースノーを楽しめます。
ほのかに温泉の香りが漂う温泉街では、13カ所の外湯めぐりもお楽しみの一つ。
ただし、お湯が熱~いこともあるので気を付けて。昔、ケガをした熊が傷を癒したとされる「熊の手洗場」は、あつ湯とぬる湯に分かれており、比較的入りやすいのでおすすめですよ。
また、共同浴場では温泉たまごを作れる場所も。お土産屋さんで購入した生卵を源泉に浸けておけば、温泉を楽しんでいる間にトロトロ温泉たまごのできあがりです。
[住所]長野県下高井郡野沢温泉村
[アクセス]【電車】JR飯山駅より直通バス「野沢温泉ライナー」で25分 【車】上信越道豊田飯山ICより30分
[駐車場]周辺に数カ所あり(1日500円)
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御神渡り(諏訪湖)【長野県】
湖面の結氷に神秘の現象が現れる冬の朝
信州一大きな湖「諏訪湖」。湖面に現れる御神渡り(おみわたり)は、冬の諏訪湖の風物詩として知られています。
氷点下10度以下の日が続くと諏訪湖が全面結氷し、昼夜の温度差などによって氷が膨張と収縮を繰り返します。
そしてある時、大音響とともに氷の裂け目が山脈のように筋なってせり上がります。その現象は神様が渡ったあとだと崇められ、「御神渡り」と呼ばれるようになったそうです。
この御神渡り、2018年を最後に、2019年、2020年は確認されていません。近年では温暖化の影響で全面結氷する日が減り、御神渡りができない年が多くなっているそう。
この珍しい風景を見られたら、それだけで神様に出会えたような気持ちになれそうですね。
[住所]長野県岡谷市、諏訪市、下諏訪町
[アクセス]【電車】JR岡谷駅・下諏訪駅・上諏訪駅よりスワンバス利用(1周約1時間35分) 【車】中央道諏訪ICより20分
[駐車場]周辺に数カ所あり(無料)
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岡本 いつか
3人の子を持つ、ママ編集ライター。たまにひとり旅に出かけます。奈良とウィーンが大好き。今一番欲しいものは、加齢とともに失った「睡眠1時間で働ける身体」。