大きな空に向かって海の上の道を走る、沖縄で絶対はずせないドライブコース海中道路。

今回は海中道路を通っていく、おすすめのドライブコースをご紹介します。
沖縄本島中部の与勝半島から全長4.75kmの海の上の道を走り、金武湾に浮かぶ4つの美しい離島をドライブ観光するコースです。

沖縄旅行の際は、ぜひレンタカーを借りて行きたい場所です!

記事配信:じゃらんレンタカー

1.海中道路とは?

透明度抜群の海の上を走る海中道路/出典:じゃらん 観光ガイド 海中道路

海中道路とは、海中のトンネルでもなく、海に架けられた橋でもなく、ごく浅い海域に土手を築いて作られた全長約4.75kmの県道のこと。
海の中を走り抜けるような感覚が味わえる海上の道路です。

開放感あふれる大空の下、海を楽しみながら爽快なドライブが楽しめると、地元の人たちもよく訪れるドライブロード。
また、沖縄本島からレンタカーで気軽に平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島と4つの島に行ける観光ドライブコースとしても定着しています。

2.海中道路までのアクセス

那覇空港からレンタカーで有料道路を利用し約39.0km、約1時間ほどのドライブで本島中部与勝半島の海中道路入り口に到着します。

両側にコバルトブルーの海を見ながら走る海中道路は、まさに絶景ロード!
爽快感に包まれて一気に道の中央まで走ったら、ロードパークでひと休み。
車を降りて海中道路の景色を存分に楽しみましょう。

道の途中の歩道橋は絶景ポイント!/出典:じゃらん 観光ガイド 海中道路

ロードパークでは歩道橋の上から海中道路を眺めたりビーチに下りたりと、海上からの景色や間近に海を感じることができ、那覇から約1時間ドライブしてきた疲れをリフレッシュさせる、絶好のポイントです。

海中道路

郵便番号/904-2427
住所/沖縄県うるま市与那城屋平
電話番号/なし
営業時間/なし
駐車場/ 有り(無料)
料金/無料
定休日/なし
「海中道路」の詳細はこちら
※情報はじゃらん観光ガイドより抜粋しました

3. 海中道路から行くおすすめドライブコース

【1】海の駅あやはし館

建物の上にデザインされたマーラン船が印象的/出典:じゃらん 観光ガイド 海の駅あやはし館

海中道路ロードパークには、琉球王国時代から伝わるマーラン船という木造船をかたどった建物の【海の駅 あやはし館】があります。

1階の特産品販売所では、沖縄県産のお土産やうるま市限定の特産品など、地元の方々が丹精込めたここでしか味わえない商品を販売しています。

2階には周辺地域の歴史を中心に、民俗資料や海に関する資料等を展示した「海の文化資料館」があり、無料で自由に見学することができます。
マーラン船やサバニ、クリブネという古くから沖縄で使用されてきた木造船や漁業で使用される道具など、沖縄の海の自然・文化・海運にまつわる資料が展示されていますので、子どもと一緒に海の文化も学べます。

絶景ポイントは資料館前のデッキスペース。
見渡す限りどこまでも海が広がる、美しい景色が望めます。

【海の駅 あやはし館】は海中道路ドライブには欠かせないスポット。
お土産を買ったり、沖縄の海の歴史を学んだり、絶景に癒されたりと、思う存分満喫してください。

駐車場からもすぐ海が見えます。/出典:じゃらん 観光ガイド 海の駅あやはし館

海の駅 あやはし館

郵便番号/904-2427
住所/沖縄県うるま市与那城屋平4
電話番号/098-983-0220
営業時間/10:00~19:00(時期により変動あり)
駐車場/有り(280台/無料)
料金/無料
定休日/無休
「海の駅 あやはし館」の詳細はこちら
※情報はじゃらん観光ガイドより抜粋しました

【2】平安座島

海中道路は本島と平安座島を結んでいます

十分に休憩したら、再び海中道路を走って平安座島に向かいましょう。
平安座島は、与勝半島と海中道路でつながった周囲約7kmの島です。

島の北側には巨大な石油コンビナートがいくつも立ち並び、独特の雰囲気をかもしだしています。

戦前までは交易の中継地点として貢献していた平安座島。
戦後は石油基地となり、輸送のために海中道路が造られました。

青い海と緑の島に真っ白な石油タンクの美しいコントラストが楽しめます

コバルトブルーの海に囲まれた小さな島に石油タンクが並ぶ景色は、沖縄の珍しい風景が見られるスポットです。

平安座島の南側は浜比嘉島と、東側は宮城島と、それぞれ橋で結ばれています。

宮城島へ渡る桃原橋に行く海岸沿いの防波堤は、市の小中学生が描いた護岸アートとなっています。
防波堤に描かれた個性的で色鮮やかなペイントアートが、ドライブの道中を楽しませてくれます。

平安座島

郵便番号/904-2393
住所/沖縄県うるま市与那城町
電話番号/なし
営業時間/なし
駐車場/有り(50台/無料)
料金/なし
定休日/なし
「平安座島」の詳細はこちら
※情報はじゃらん観光ガイドより抜粋しました

【3】浜比嘉島

美しい海の上を渡って次の島へ!

平安座島の次は、浜比嘉島へドライブ。
平安座島からまっすぐに伸びた全長1,430mの浜比嘉大橋を渡って行きます。

橋を渡ったたもとには浜漁港緑地広場があり、ここは与勝半島を一望するフォトスポットとしておすすめ。

浜比嘉島は周囲約7kmの起伏に富んだ島で、手つかずの天然ビーチも多く、島内では赤瓦屋根の家並みや道沿いに続く石垣などの昔ながらの古民家の佇まいが見られます。

静かで美しい、浜比嘉島の天然ビーチ/出典:じゃらん 観光ガイド 浜比嘉島

もずく漁が盛んで、漁港だけでなく民家にも網がぶら下がっているのも特徴的な光景。
浜比嘉島で養殖した「勝連もずく」は5月に収穫のピークを迎え、島の食堂や直売所には「生もずく」目当のドライブ客が県内各地から訪れます。

また、琉球開びゃくの神「アマミキヨ」が眠る島として知られ、本島南部の沖にある久高島とならぶ神聖な島とされています。

現在でも子宝や豊作などの祈願のために訪れる人や、パワースポットとして癒しや開運を求めて訪れる人がたくさんいます。

島の至るところにある拝所や御嶽を神聖な気持ちで回ってみましょう。

浜比嘉島

郵便番号/904-2315
住所/沖縄県うるま市勝連浜、勝連比嘉
電話番号/なし
営業時間/なし
駐車場/ 無し(近隣にあり)
料金/なし
定休日/なし
「浜比嘉島」の詳細はこちら
※情報はじゃらん観光ガイドより抜粋しました

【4】浜比嘉島 シルミチュー

鳥居をくぐり階段を上った先に神聖な拝所があります/出典:じゃらん 観光ガイド シルミチュー

浜比嘉大橋を渡り浜比嘉島に着いたら突き当たりを左の道へ、島の東側を走ります。
目指すは南側の山中にある【シルミチュー】と呼ばれるパワースポット。

そこは、琉球開びゃくの祖神アマミキヨとシネリキヨが居を構え、男女2人の神を造り育てたと伝われている洞窟です。
洞窟の中にある鍾乳石は子宝の授かる霊石といわれ、子授けの信仰が行われています。

毎年正月の年頭拝みにはノロ(祝神)が中心となって、海浜で拾った小石を洞穴内に安置されている壺に入れて拝む儀式が受け継がれています。

地元の人にとっては大切な拝みを捧げる神聖な場所。
拝んでいる人がいるときは、話かけたり撮影したりなどはせず、静かに見学してください。

車は近くの「シルミチュー公園」の駐車場(無料)に停めて、シルミチューまでは歩いて行きます。
水平線をのぞむことができる開放的な公園なので、休憩や周辺の景色を楽しむにも最適です。

ドライブ途中に神聖な場所でリフレッシュし、開運パワーを授かりましょう!

シルミチュー

郵便番号/904-2315
住所/沖縄県うるま市勝連浜(兼久)
電話番号/なし
営業時間/なし
駐車場/ 無し(近隣にあり)
料金/なし
定休日/なし
「シルミチュー」の詳細はこちら
※情報はじゃらん観光ガイドより抜粋しました

【5】宮城島

果報バンダからは、美しい海のグラデーションが見られます/出典:じゃらん 観光ガイド 宮城島

浜比嘉島で癒されたら、次は宮城島へドライブ!
浜比嘉島から平安座島に戻り、護岸アートの海岸沿いを通ると宮城島へ渡る桃原橋が見えてきます。

宮城島は、平安座島と伊計島の中間にある周囲12km、標高100m前後、古くは「高離(タカハナリ)」とも呼ばれていた高台の島です。

昔から天然の湧き水が多く作物がよく育つ土地とされ、高台の上の台地ではサトウキビや紅イモの栽培を中心とした農業が行われており、青い空の下にサトウキビ畑が広がる沖縄の原風景が見られます。

島一番の見どころは、高台から望む絶景。
宮城島で一番高い場所にあるタカハナリバンタ、シヌグ堂遺跡にあるシヌグ堂バンタ、【ぬちまーす観光製塩ファクトリー】の敷地内にある果報バンタなどのビュースポットがあります。

バンタとは崖という意味の沖縄の方言。
標高100m超の崖の上からは、伊計島や平安座島、与勝半島など太平洋に浮かぶ島々が眺められます。
絶景ポイントを巡る島ドライブをお楽しみください。

宮城島

郵便番号/904-2423
住所/沖縄県うるま市与那城町
電話番号/なし
営業時間/なし
駐車場/ 無し(近隣にあり)
料金/なし
定休日/なし
「宮城島」の詳細はこちら
※情報はじゃらん観光ガイドより抜粋しました

【6】宮城島 ぬちまーす観光製塩ファクトリー

世界初の製塩法を誇る「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」

宮城島にある【ぬちまーす観光製塩ファクトリー】では、世界初の特許製法で作る「ぬちまーす」の製造過程を見学することができます。

「ぬちまーす」は、宮城島の太平洋側の海水のみを主原料とし、輸入塩や固結防止剤などの添加物を一切使用せずに作る天然塩。
「常温瞬間空中結晶製塩法」という世界13カ国で特許を取得したユニークな製造方法で、真っ白な塩の雪景色が見られます。

粉雪のように細かい塩が積った工場内

海水を細かい霧にしてその霧に温風をあてると水分だけが瞬間的に蒸発し、海水に溶けていた塩分・にがり(塩以外のミネラル)がすべて空中で結晶します。
そのため、海の成分が丸ごと真っ白な粉雪のような塩となり、雪景色のように降り積もりるのです。

この製法でつくるぬちまーすは細かく柔らかなパウダー状でミネラル豊富でまろやか味、体が喜ぶ美味しいお塩です。

建物内には約100種類のぬちまーすを使用した食品や美容製品が揃い、カフェではぬちまーすを使用した食事やスイーツが食べられます。

敷地内に広がる大自然の絶景が望めるパワースポットもあり、見どころ満載のドライブスポットです。

「ぬちまーす塩ソフト/500円(税込)」

ぬちまーす観光製塩ファクトリー

郵便番号/904-2423
住所/沖縄県うるま市与那城宮城2768
電話番号/098-983-1140
営業時間/9:00~17:30
駐車場/有り(50台/無料)
料金/無料
定休日/無休
「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」の詳細はこちら

【7】伊計島

伊計大橋の前にはフォトジェニックなシーサーがいます!

海中道路ドライブ最後の島は、海中道路の先にある4つの島の一番奥にある伊計島へ。

宮城島からは伊計島大橋を渡って行く、周囲7kmの平坦な島。
沖縄の方言で、一番離れた島という意味の「イチハナリ」ともいわれています。

伊計大橋から見る海もまた、絶景ポイント。
宮城島側には車が停められるスペースがあるので、橋を渡る前に車から降りて景色を楽しむのもおすすめです。

本島とは別格の、とにかくキレイな海に囲まれた伊計島のビーチには地元の人たちも多く訪れます。
でも、伊計島には海以外にも古い歴史や文化が残る見どころがいくつもあるので、海で遊ぶ前に島をくるっとドライブし散策してみましょう。

おすすめは島の中心部にある仲原遺跡。
沖縄貝塚時代中期の遺跡で、沖縄で初めて発見された集落跡です。

発掘調査によって竪穴住居跡や石灰岩の上に粘土を張って床をつくった住居の跡などが確認されており、住居跡内に埋葬された人骨や土器、石斧なども出土されています。
現在では竪穴住居跡が復元され、史跡公園となっています。

悠久の歴史を感じさせてくれるドライブスポットです。

縄文時代の暮らしを垣間見る、竪穴式住居跡

伊計島

郵便番号/904-2421
住所/沖縄県うるま市与那城伊計
電話番号/なし
営業時間/なし
駐車場/無し(近隣にあり)
料金/なし
定休日/なし
「伊計島」の詳細はこちら
※情報はじゃらん観光ガイドより抜粋しました

【8】伊計島ビーチ

透きとおるようなブルーの海と真っ白なビーチ

島内をドライブしたら、車から飛び出し思いっきり海で遊びましょう!
【伊計ビーチ】は、本島から車で行ける離島ビーチとしておすすめです。

透明度が高く多くの熱帯魚に恵まれた海は、離島ならではの美しさ。
潮の干満に影響を受けることもなく、いつでも海水浴が楽しめます。

更衣室やシャワーなどの設備や、遊泳監視などがしっかり管理されているビーチなので、女性や子どもも安心して遊べるのも嬉しいポイントです。

ビーチには伊計島を一周するマリンジェットツアーを始めシュノーケルツアーや体験ダイビングなどのマリンスポーツも豊富。
また、レンタル器材や食材注文を利用して(要予約・有料)気軽にバーベキューができるので、休日になると地元の人たちのビーチパーティーで賑わいます。

海中道路ドライブの最後は、伊計島でマリンレジャーやバーベキューでゆっくりビーチを満喫してください!

ビーチの近くで「クマノミ」も見られます

伊計ビーチ

郵便番号/904-2421
住所/沖縄県うるま市与那城町字伊計405
電話番号/098-977-8464
営業時間/9:00~17:30(11月~翌3月は17:00まで)※季節、天候等により変動有
駐車場/有り(350台/有料・施設利用料に含む)
料金/大人400円、子ども300円(5歳~小学生)、
定休日/無休※季節、天候等により変動有
「伊計ビーチ」の詳細はこちら

※この記事は2018年3月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください

ライター紹介
この記事を書いた人
宮城なほ子

沖縄出身、沖縄育ち。ながーい東京生活を経て、ふたたび沖縄暮らし。現在はフリーランスで広告・コピーに関わるお仕事と、「好き」と「興味」から発展した美容関係のお仕事を自分のペースで楽しんでいます。