近畿地方の南につきでた紀伊半島の南西部に位置する和歌山県。
水に恵まれた豊かな土地に、温暖な気候、美しい海を誇ります。
和歌山の観光地と見どころを、レンタカーで欲張りに回る2つのドライブコースを紹介します。

記事配信:じゃらんレンタカー

和歌山県の基本情報と見どころ


近畿地方の南につきでた日本最大の半島である、紀伊半島の南西部に位置する和歌山県。
総面積の8割を占める豊かな山地の地形を生かしたみかんや南高梅の栽培をはじめ、収穫量日本一を誇る果物が多くあります。

和歌山市を中心とする県北部に人口が集中しており、和歌山城周辺の歴史ある街並みの散策が楽しめます。また、周囲を1,000m級の山々に囲まれた、標高約800mの地に位置する高野山エリアは、日本仏教の聖地の一つとして世界中から多くの人が訪れています。

南部は太平洋と瀬戸内海に面し、自然が作り出す特徴的な岩場や島といった景色や、新鮮な海産物グルメ、古くから湧き出る温泉などが楽しめます。夏には多くの海水浴客でにぎわいます。

山と海に囲まれ、自然が織りなす様々な表情を見せる和歌山県は、ドライブにうってつけ。
定番観光スポットも話題のスポットも欲張りに楽しみたい、見どころ満載のエリアです。

パンダに会いに行こう☆白浜の魅力にふれるコース

上野だけじゃない!キュートなパンダや温泉で癒されよう

実はパンダの飼育頭数が日本一の和歌山県。白浜エリアにはパンダに会える施設のほか温泉やグルメなど見どころ満載!海を眺めながら車を走らせられるのも、このドライブコースの魅力です。

■走行距離:140.3 km
■走行時間:2時間37分
■有料道路料金:2,890円(ETC: 3,030円)

【スタート】関西空港

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ルート/有料道路
走行時間/1時間49分
走行距離/117.5km
有料道路料金:2,890円 (ETC:3,030円)

【1】アドベンチャーワールド

ジャイアントパンダの家族をはじめ、140種1400頭もの動物がお出迎え

白浜に来たらやっぱり外せないのはアドベンチャーワールド!
昨年1歳の誕生日を迎えた子どものパンダ「結浜(ゆいひん)」や、人気者の双子「桜浜(おうひん)・桃浜(とうひん)」をはじめ、5頭のジャイアントパンダの家族が暮らしていて、これは日本一の飼育頭数を誇ります。

パンダの他にもイルカやホッキョググマなどの海の生き物から、ホワイトタイガーやユキヒョウ、カンガルーといった陸の生き物まで、140種1400頭もの動物に出会えます。間近でパンダを見られるパンダラブツアーや、人とイルカの息ぴったりのパフォーマンスが魅力のマリンライブ、乗馬が体験できるチャレンジホースなど、子どもから大人まで楽しめるツアー・アトラクションが開催されているので、ぜひチェックしてみてください!

また、園内ではアニマルベビーカーの貸し出しも行っているので、お子様と一緒でも広いパーク内を快適に移動できるのも嬉しいところ。

本格的な遊園地のアトラクションが楽しめるプレイゾーンでは、アドベンチャーワールドが一望できる観覧車「オーシャンビューホイール」や、スリル満点のジェットコースター、「ビッグアドベンチャーコースター」などが楽しめます。小さなお子様でも安心して乗ることができるアトラクションも多数あるので、大満足の時間が過ごせそうですね!

アドベンチャーワールド

郵便番号/649-2201
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399番地
電話番号/0570-06-4481
営業時間/通常9:30~17:00(入園は16:00まで)
2018年のGW 4/28~5/5は9:30~10:30(5/3~5/5は8:30開園)
駐車場/有り(5,000台 /普通車1,200円/日)
料金/大人(18歳以上)4,500円 セニア(65歳以上)4,000円 中人(中学生・高校生)〈12歳~17歳〉3,500円 小人(幼児・小学生)〈4歳~11歳〉2,500円
定休日/不定休(公式HP参照)
「アドベンチャーワールド」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/12分
走行距離/5.6km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【2】三段壁洞窟

高さ約60mの断崖絶壁は一見の価値あり。洞窟へはエレベータで 写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟

洞窟内では自然が作り出す迫力の光景が見られます

高さ約60mの断崖絶壁の名勝である三段壁。崖の上は展望台があり、広大な太平洋を眺めることができます。2016年には、プロポーズをするのにふさわしいロマンチックな場所として「恋人の聖地」に認定されたのだとか。設置されたハートのモニュメントには、多くのカップルによって願いを込めた南京錠がかけられています。

大迫力の景色もさることながら、もう一つの見どころである、地底36mの神秘的な洞窟はぜひ訪れたい場所!洞窟へはエレベータに乗って行くことができます。平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠した伝説の地ともいわれるこの洞窟は、約200mにもおよびます。自然が作り出す荒々しい岸壁の漣痕(れんこん)や潮吹き岩があり、パワースポットとしても知られています。

(漣痕(れんこん)…「リップルマーク」とも呼ばれ、堆積層の表面を水や空気が流れることにより、周期的な波状の模様が作られた規則的な微地形のこと)

また、洞窟内の祠には幻想的な燈篭のもと、牟婁大辯才天が大黒天、毘沙門天に十六童子を従え祀られており、どんな願いも叶えてくれると言われています。ペット同伴OK、車椅子、ベビーカーも入場できます。洞窟施設の前には無料の足湯もあり、要チェックです☆

三段壁洞窟

郵便番号/649-2211
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52
電話番号/0739-42-4495
営業時間/AM8:00~PM5:00 最終入場PM4:50
駐車場/無し(近隣にあり)
料金/大人(中学生以上)1,300円 小人(小学生)650円 小学生未満無料
定休日/年中無休
「三段壁洞窟」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/12分
走行距離/5.6km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【3】とれとれ市場

活きのいいマグロが目印の海鮮マーケット

和歌山の名勝を楽しんだ後は、飲食テーマパークでランチを!「とれとれ市場南紀白浜」は、総敷地面積15,000坪を誇る西日日本最大級の海鮮マーケット。地元の堅田漁業協同組合が運営しているので、味と鮮度は折り紙付き!ピチピチ新鮮な和歌山の海の幸がたくさん並んでいます。店員さんの威勢のいい声と、手際よく魚をさばく手元にも注目です。

和歌山のお土産は、ここでぜひチェックしましょう!新鮮な魚介類はもちろん、紀州みかんや南高梅、地酒や名物の梅酒など、自然の恵みに満ち溢れた和歌山の特産品ずらりと並んでいます。中でも高さ1m以上もある大きな梅酒の樽は圧巻!試飲もできますが、ドライバーの方は帰ってからのお楽しみにしましょうね♪

店内の「とれとれ横丁」では新鮮な魚介類を使用した丼(海鮮丼・まぐろ丼・いくら丼・うに丼)や、麺類・お造り・惣菜・お寿司・海鮮焼(イカ焼き・ホタテ・さざえ・えび)などを食べることができ、大満足間違いなしです!

堅田漁業協同組合 とれとれ市場南紀白浜

郵便番号/649-2201
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2521番地
電話番号/0739-42-1010
営業時間/8:30~18:30(お食事は17:30オーダーストップ)
駐車場/有り(777台/無料)
定休日/不定休(公式HP参照)
「堅田漁業協同組合 とれとれ市場南紀白浜」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/11分
走行距離/5.2km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【4】千畳敷

広い畳を思わせる岩がその名の由来。写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟

とれとれ市場から車で約15分。同じ白浜町内にある千畳敷は「せんじょうじき」と読み、その名の通り、まるで千畳におよぶ畳のような岩がスロープ状に広がり太平洋を臨む南紀白浜屈指の景勝地です。一年を通して多くの観光者が訪れるここは、三段壁と並んで関西の人なら誰もが一度は訪れたことがあるほど有名な場所。白く柔らかい砂岩が長い年月をかけて波によって浸食され現在のような光景になったのだとか。

この千畳敷は、円月島・三段壁とともに国の名勝に指定されています。想像以上の広さなので、歩いて先端まで行くには少し時間がかかりますが、雄大な太平洋にのぞむ絶景は必見の価値ありです。でも、柵などがないので気をつけて行きましょう!お子さま連れの方は特に歩く時には注意してくださいね。

また、晴れた日にこの場所から眺める夕日は、息をのむほどの美しさです。「日本の夕日100選」にも選ばれていて、感動すること間違いありません。フォトジェニックな写真を撮るのもお忘れなく。

千畳敷

郵便番号/649-2211
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町
電話番号/0739-43-5511(白浜観光協会)
営業時間/24時間
駐車場/有り(無料)
料金/無料
定休日/なし
「千畳敷」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/3分
走行距離/1.4km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【5】崎の湯

目の前に広がる海を眺めながらつかる温泉は格別。写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟

白浜温泉は有馬温泉、道後温泉と並んで日本三古湯に数えられます。中でもこの崎の湯は「湯崎七湯」の一つで、1350年という歴史ある湯壷です。斉明天皇や天智天皇らがはるばる都から湯治に訪れたと言われており、飛鳥、奈良朝の時代から多くの宮人や貴族の疲れを癒してきました。なんと日本書紀や万葉集にもその名が登場しているそうです。

当時の崎の湯は、海水に侵食された岩の窪みを活かした磯風呂でした。現在もどこかその趣を残す湯船で、目の前に広がる太平洋の絶景を眺めながら体を伸ばせば、すっかりリフレッシュできそうですね!

また、ここは2014年に日本ジオパークに認定された「南紀熊野ジオパーク」のジオサイトの一つです。もし時間があるなら、崎の湯から海沿いに80m歩いた「鎌倉商店」にう立ち寄るのもおすすめ。白浜名物の昔懐かしい温泉たまご「反対たまご」を販売しているので、旅の思い出にみんなで買って食べてみましょう!

崎の湯

郵便番号/649-2211
住所/西牟婁郡白浜町1668
電話番号/0739-42-3016
営業時間/8:00〜17:00 7:00〜19:00(7月1日〜8月31日) 8:00〜18:00(4月1日〜6月30日,9月1日〜9月30日) 最終入場は終業時間の30分前まで
駐車場/有り(15台/無料)
料金/3才以上500円
定休日/水曜
「崎の湯」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/3分
走行距離/1.4km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【6】紬カフェ

売り切れ必至の名物窯焼きパンケーキ

まるで異国に訪れたかのような店内のインテリアにも注目

ドライブの休憩にぜひ訪れたいのが「トルコ雑貨とハンバーグ 紬カフェ白浜」。一歩に店に足を踏み入れると、鮮やかなトルコ風色使いのインテリアが目を引く店内に気分が上がります。

お店の看板メニューである一番人気のハンバーグのほか、窯焼きマルゲリータ、温玉濃厚カルボナーラや、これをお目当てに訪れる人もいるという白浜ケバブライスやケバブチキンステーキも味わえ、家族みんな大満足のラインナップです。

11時〜21時までのどの時間帯に来店しても、いつでも30種以上のメニューをいただけるのが嬉しいですね。店内の大きな焼き窯でじっくり焼き上げる、ふわふわの名物窯焼きパンケーキは売り切れ必至なのでお早めに!

また、夜には無数のトルコランプにあかりが灯り、異国情緒あふれるロマンティックな雰囲気に包まれます。ピアノやギターの生演奏、アーティストのライブも行われるバーとして楽しめるそう♪時間があれば夜にも来てみたいですね!

カウンター席からは紀伊水道の水平線を眺めながら食事を楽しむことができます。スタッフの方のあたたかいおもてなしが評判のカフェです。ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

紬カフェ

郵便番号/649-2211
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町2927-1704のんびれっじ白浜1F
電話番号/0739-33-7683
営業時間/11:00~21:00
駐車場/有り(無料)
料金/窯焼きパンケーキ -プレーン-700円
定休日/毎週火曜、第二月曜
「紬カフェ」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/8分
走行距離/3.9km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【7】円月島

夕景の名所としても知られる、南紀白浜のシンボル

正式には「高嶋」という臨海浦に浮かぶ島ですが、円月島の名で親しまれています。島の大きさは南北に約130m、東西35m、高さ約25mで、「海蝕洞」と呼ばれる、海蝕により中心に円月状に穴が空いたユニークな形が特徴。

大潮の干潮時には、大人であれば腰が海水に浸かるぐらいの深さで、歩いて渡れるのだとか。白浜エリアの中でも水の透明度が高く、タコやイカ、ウニ、ハタンポやトコブシなど多くの生き物が見られます。

「円月島」の名前は、1887年ごろに来遊した初代和歌山県知事、津田正臣が読んだ五景詩に登場します。その後、1889年発行の「紀州西牟婁瀬戸鉛山温泉図」には、絵画や漢詩とともに円月島の名が登場。さらに1908年の「紀州田辺湯崎温泉案内」によって、広く知られるようになりました。

春分・秋分の時期には穴の中心と沈む夕日が重なる様子を一目見ようと、カメラを片手に多くの人が訪れます。旅の終わりに見るこの夕景は、きっとみんなの思い出に残るはず!

円月島(高嶋)

郵便番号/649-2211
住所/和歌山県西牟婁郡白浜町3740
電話番号/0739-43-5511(白浜観光協会)
駐車場/有り(無料)
料金/無料
定休日/なし
「円月島(高嶋)」の詳細はこちら

和歌山城から一度は訪れたい高野山まで!定番コース

和歌山城に和歌浦、高野山など和歌山北部の定番スポットをぐるっとドライブ!

和歌山城に高野山、根来寺など、和歌山北部の定番スポットをぐるっとドライブするコースをご紹介。和歌山北部を欲張りに楽しみましょう!

■走行距離:160.1km
■走行時間:4時間25分
■有料道路料金:1260円(ETC: 1260円)

【スタート】関西空港

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ルート/一般道
走行時間/42分
走行距離/42km
有料道路料金:920円 (ETC:920円)

【1】和歌山城

白亜の壁が青空に映える。石垣もよく観察してみよう 写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟

まず訪れたいのが、天正13年(1585年)に紀州を平定した豊臣秀吉が弟の秀長に築城させた和歌山城。和歌山市駅から徒歩10分ほどの中心地に位置します。

元和5年(1619)に徳川家康の第10男・頼宣(よりのぶ)が入城し、紀州55万5千石の城となり、水戸・尾張と並び、徳川御三家のひとつとして、長い歴史を誇ってきました。

紀州特産の青石(緑泥片岩)が多く使われた和歌山城の石垣も見所の一つ。時代によって積み方が変化しており、豊臣・浅野時代の石垣には刻印された石もあります。模様はなんと約140種類以上も確認されています。

江戸時代から残っている建物は迫廻門や岡口門などで、岡口門は重要文化財に指定されています。天守閣からはゆったり流れる紀ノ川をはじめ、和歌山市内が一望できます。和歌山城は虎伏山(とらふすやま)に立つ和歌山市のシンボルとして、和歌山市を見守っています。

和歌山城

郵便番号/640-8146
住所/和歌山県和歌山市一番丁3
電話番号/073-435-1044
営業時間/9:00〜17:30(入場は17:00まで)
駐車場/有り(有料)
料金/大人410円 小人200円
定休日/年中無休(12/29 – 12/31は休み)
「和歌山城」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/13分
走行距離/6.1km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【2】和歌の浦周辺散策

心が洗われるようなのどかな景色が広がる

「和歌の浦」は、かつて万葉集にも詠まれたとても風光明媚な地として有名で、近代までは「天橋立と並ぶ景勝地」と言われていました。その後、海岸の東部の地形が変わってしまったため昔の面影は薄れてしまいましたが、2011年に国の名勝に指定されてからは保護活動が進み、自然海岸を残す西部の雑賀崎周辺は瀬戸内海国立公園の特別地域にも指定され、都市部の近くにありながらとても美しい景色を残しています。

和歌の浦周辺には歴史的なスポットが点在しているので、車をとめてゆっくり散策をするのがおすすめ。紀州徳川家第十代藩主であった徳川治寶(はるとみ)の命によって建設されたアーチ型の石橋「不老橋」や、「学問の神様」菅原道真を祀り、大宰府天満宮、北野天満宮とともに日本の三官廟とされている「和歌浦天満宮」などで、歴史に想いを馳せましょう。

また雑賀崎に登ると、「日本のアマルフィ」にも例えられる美しい海岸の景色を見ることができます。夕暮れ時のこの地からの景色はとてもフォトジェニックですよ!

新和歌の浦観光遊歩道路

郵便番号/641-0023
住所/和歌山県和歌山市新和歌浦2
電話番号/073-444-4349(和歌の浦観光協会)
営業時間/無休
駐車場/無し(近隣にあり)
料金/なし
定休日/なし
「新和歌の浦観光遊歩道路」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/12分
走行距離/5.6km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【3】根來寺

国宝に指定されている大塔は必見です。写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟

「ねごろじ」と読み、平安時代後期の高野山の僧で空海以来の学僧といわれた、興教大師・覚鑁によって1132年に開かれたお寺。

およそ350万㎡の境内は中世のたたずまいを残しており、春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉など、とても美しい景色で訪れる者の目を楽しませてくれます。

境内には、ひときわ目をひく大毘廬遮那法界体性塔(だいびるしゃなほっかいたいしょうとう)、通称・大塔から、弘法大師・空海像を本尊として祀っている重要文化財の大師堂、「三国一のきりもみ不動」で有名な不動尊が本尊の「交通安全・厄除祈願の身代わり不動さん」として親しまれる「不動堂」、紀州徳川家から拝領した、名草御殿(なぐさごてん)に面した江戸時代の庭園「名勝庭園」など、歴史的な場所がたくさん。

中でも大塔は「真言密教の教義を形の上で示したもの」とされ、天文16年(1547)に建立された日本で最大の木造大塔で、明治32年に国宝に指定されました。この大塔は、豊富秀吉の紀州攻めから残ったものであり、建物にはその頃の戦乱の弾痕がはっきりと残っています。

根來寺

郵便番号/649-6202
住所/和歌山県岩出市根来2286
電話番号/0736-62-1144
拝観時間/4月~10月9:10~16:30 11月~3月9:10~16:00
駐車場/有り(80台/無料)
料金/大人(中学生以上)500円 小人 無料
定休日/なし
「根來寺」の詳細はこちら

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ルート/徒歩
走行時間/徒歩すぐ
走行距離/43m
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【4】古民家カフェレストラン初花 ーHATSUHANAー

地元の季節の食材にこだわった和食ランチ【初花】2,500円

根来寺散策の後は、お寺の前のレストラン「初花(はつはな)」へ。築100年以上の古民家を移築し、土壁で塗り上げたレトロな造りが素敵なレストランです。

ランチは1,000円〜2,500円。写真のお料理は【初花】2,500円です。創作九品の季節味の肴寄せ、海老と旬野菜の天婦羅、小鉢一品、季節の炊込御飯とお吸物、焼梅と香ノ物など、季節に応じた手の込んだ品がずらりと並びます。食材はなるべく地元のものにこだわっているそう。

お座敷も、テーブル席も両方あるので、車椅子やベビーカーでも利用しやすいのが嬉しいですよね。

果実たっぷり八朔のジュレジュースや、黒蜜きな粉とキャラメル味が選べる揚げたて豆乳ドーナツ、女性に大人気の白玉のもちもち食感と黒蜜ゼリーのプルプル食感が楽しめる和味パフェといったカフェメニューも充実。食後に甘いものを食べれば、心も体も満たされそう!

おすすめは手造り黒胡麻どら焼き!生地と餡子に黒胡麻を混ぜ込まれ、口に含んだ瞬間、黒胡麻の風味が広がります。

国宝のあるお寺の中でお食事やお茶を楽しむ、ゆったりと贅沢な時間を味わってみませんか?

古民家カフェレストラン初花 ーHATSUHANAー

郵便番号/649-6202
住所/和歌山県岩出市根来東谷2185
電話番号/0736-61-3899
営業時間/9:00~17:00
駐車場/有り(80台/無料)
料金/ランチ1,000円〜2,500円
定休日/なし
「古民家カフェレストラン初花 ーHATSUHANAー」の詳細はこちら

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ルート/一般道(一般道、27km)
走行時間/56分
走行距離/27km
有料道路料金:0円 (ETC:0円)

【5】キミノーカ

とれたての野菜や果物をたっぷり使ったジェラート

味はその日のお楽しみ!

続いて、ドライブの休憩におすすめのお店をご紹介。食を通じて地域の魅力を多くの方に知ってもらおうと、農家のオーナーがジェラートを販売する「キミノーカ」。「紀美野町」と「農家」をもじったネーミングがなんともかわいらいいですよね♪

農家を営むオーナーは常日頃、「畑で齧る野菜や果物は本当に美味しい」と感じていたそうです。その美味しさをもっと多くの人に届けられないかと、生み出されたのがこのジェラート。

紀美野町の「ふるさと納税」記念品にも採用されているのだとか!また全国からお取り寄せの注文も絶えません。

紀美野らしさや和歌山らしさにこだわり、できる限り自らの手育てた作物を使用したというジェラートは、とれたての野菜や果物をたっぷり使うので、四季折々に変化。味はその日行ってからのお楽しみ、というのも、旅の楽しみの一つかもしれませんね。

ジェラートはシングルが370円 ダブルが410円 トリプルが460円です。
いろいろな味を食べ比べてみたいですね!

キミノーカ

郵便番号/640-1221
住所/和歌山県海草郡紀美野町三尾川785-3
電話番号/073-495-2910
営業時間/10:00~
17:00
駐車場/有り(無料)
料金/ジェラート シングル…370円 ダブル…410円 トリプル…460円
定休日/月曜日(祝日の場合、翌日火曜日が休み)
「キミノーカ」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/1時間18分
走行距離/38.7km
有料道路料金: 0円

【6】善名称院(真田庵)

真田幸村ゆかりの地とあって歴史ファンが多く訪れます 写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟

真田庵の名で親しまれる、真田幸村父子の屋敷跡に建てられた高野山真言宗の寺院。諸説あるものの、真田昌幸・幸村の蟄居時代の草庵跡とも伝わる場所です。和歌山県の史跡に指定されています。牡丹の名所としても知られ、春には色とりどりのボタンが咲き乱れます。城郭風の本堂の八棟造が特徴です。

高野山に蟄居(ちっきょ)を命じられ、信州より紀州へとやってきた真田幸村父子でしたが、高野山での生活は寒く厳しいため、一説によると麓の九度山町で生活したのではと言われています。

武田家の名武将として名を馳せた幸村の父・真田昌幸は、この九度山町で亡くなり、息子である幸村は父の供養のため、森の中に宝篋印塔を建てました。その後、大安上人がこの森へ来たとき、本尊がここに善名称院(真田庵)を建てよと言われ、大安は松の木だけを残してお寺を建てたと言われています。

また真田庵近くの真田紐工房では、幸村が生活のために織り家来に全国各地に売り歩かせ、情報収集と資金集めに役立たせていたと言われている「真田紐」のお守りが販売されています。記念にぜひ購入するのもおすすめ!

善名称院(真田庵)

郵便番号/648-0101
住所/和歌山県伊都郡九度山町九度山1413
電話番号/0736-54-2019(九度山町役場)
営業時間/9:00~16:00
駐車場/有り(無料 8:00~18:00)
料金/無料(ただし、真田宝物資料館は200円)
定休日/なし
「善名称院(真田庵)」の詳細はこちら

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ルート/一般道
走行時間/21.8km
走行距離/44分
有料道路料金: 0円

【7】高野山奥之院

苔むしたが墓石が並ぶ荘厳な雰囲気の参道は心静かに歩きたい。写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟

平安時代に弘法大師によって開かれた言わずと知れた日本仏教の聖地。和歌山に来たら絶対に訪れたいスポットです。金剛峰寺は元々高野山全体のことを指し、エリア一帯がお寺の境内という位置付けでした。

中でも奥之院は20万基を超える墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が杉木立の中に立ち並んでいます。およそ2キロの道のりを歩いた先に見えてくる燈籠堂は、高野山第二世真然大徳によって建立され、2万基以上の燈籠が献灯されています。

奥之院は、一の橋から弘法大師の御廟までの約2kmの浄域とされる場所のことで、僧侶たちは必ず心身をととのえて礼拝します。周囲にそびえる老杉は樹齢何百年にも及ぶもので、荘厳な空気を放ちます。途中の玉川清流にかけられた橋は「御廟橋」と呼ばれ、この橋を渡ると弘法大師の霊域に入るとされています。

高野山は多くの観光者が訪れる地ですが、いつ訪れても奥之院は静かに澄んだ空気が漂っています。近畿屈指のパワースポットで、身も心も清めてリフレッシュしましょう!

高野山奥之院

郵便番号/648-0211
住所/和歌山県伊都郡高野町高野山550
電話番号/0736-56-2002
営業時間/季節によるためHPをご覧ください
駐車場/有り
料金/無料
「高野山奥之院」の詳細はこちら

※この記事は2018年3月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください

ライター紹介
この記事を書いた人
じゃらんレンタカー編集部

こんにちは、じゃらんレンタカー編集部です。じゃらんレンタカーは、「“旅”をもっと自由に~ 車に乗れば、楽しみはもっと広がる~」をテーマに、旅行先でのドライブに使える情報を発信しています。